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【Fighting NEXUS】フェザー級T 1回戦、鈴木淑徳vs駿太の試合結果が「ノーコンテスト」に変更

2020/03/04 17:03
2020年2月23日、東京・GENスポーツパレスで行われた「Fighting NEXUS vol.19」初代フェザー級王者決定トーナメント1回戦の駿太(HIDE'S KICK)vs. 鈴木淑徳(K-PLACE)の裁定が、鈴木の「反則勝ち」から「ノーコンテスト」に変更された。 駿太陣営より「異議申し立て」があり、Fighting NEXUSコミッションが審議した結果、裁定が変更された。 試合は、1R 4分過ぎ、金網に詰めて右ストレートで飛び込む駿太に対し、ダッキングでかわしながら金網際でバランスを崩した鈴木がすぐに立ち上がるも、左のヒザを突いたところに駿太の左の突き放しを受けて鈴木が尻餅。 その立ち際に駿太はサッカーキック。続けてダウンした鈴木にパウンド1発。左目を腫らしドクターチェックを受けた鈴木は試合続行不可能に。駿太の蹴りがグランド状態での反則の蹴りとアナウンスされ、鈴木の反則勝ちとなっていた。 しかし、その後、駿太の所属するHEDE'S KICK代表で、同試合でセコンドを務めていたヒデ三好氏より異議申し立てがあり、Fighting NEXUSコミッションにおいて審議がなされていた。 今回、「審議の結果」として、 (1)駿太がキック攻撃を始めた瞬間、鈴木はスタンドポジション状態であった。しかし鈴木が顔面にキック攻撃を受けた時には右ヒザが着いておりグラウンドポジションン状態であった。 (2)駿太の行った攻撃は反則攻撃とは言い難いが、結果としてグラウンドポジション状態の鈴木の顔面へキック攻撃が当たってしまった。 (3)両選手ともに過失が認められず、偶発的に起こってしまったアクシデントと判断する。 との発表がなされ、試合結果が鈴木淑徳の1R 4分23秒「反則勝ち」から「ノーコンテスト」に変更された。フェザー級トーナメントの2回戦に関しては、後日改めて発表される。 ◆写真(上)のとおり、駿太がキックを放ち始めた瞬間は鈴木の右ヒザは浮いており、駿太がグラウンドポジション状態の鈴木がスタンドポジション状態になるのを確認してキックを放っているのが見て取れる。すなわち駿太がキック攻撃を始めた瞬間、鈴木はスタンドポジションであった。◆写真(中)のとおり、駿太が放ったキック攻撃が鈴木の顔面にヒットしたとき 、鈴木の右ヒザは明らかにマットに接地しており、ルール上の「グラウンドポジション」の状態であった。◆写真(下)のとおり、駿太のキック攻撃がヒットする直前に鈴木の右ヒザはマットに接地している(写真と説明はFighting NEXUSリリースより)。 なお、「NEXUS MMA 5分2R(延長1R)OFFICIAL RULE」では、グラウンドポジションにおいて、「グラウンドポジションの相手の頭部への蹴り」「グラウンドポジションの相手の頭部へのヒザ打撃」「グラウンドポジションの相手への踏みつけ」を「反則」としている。 この場合の「グラウンドポジション」とは、「片手と両足以外の身体の部位が床に着いたポジション(※グラウンドポジションであるためには、両手の掌/手首、またはその他の身体の部位が床に着いていなければならない)」としている。 具体的には、「グラウンドポジションになる場合」は以下の通り。・どちらか一方でもヒザが床に着いている。・背中や尻が床に着いている。・どちらか一方でもヒジが床に着いている。・両足と両掌が床に着いている。 「グラウンドポジションにならない場合」は、・両足と片手が床に着いている。・両足と両手の指先が床に着いている(両手であっても、掌/手首まで接地しなければグラウンドポジションとは見なされない)。 とし、このグラウンドポジションではないあらゆるポジションを「スタンドポジション」としている。 また、偶発的な事故等により試合続行が不可能となった場合、「第1ラウンドが終了していない場合には、ノーコンテストとする」と記されている。
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