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【K-1】山崎秀晃の強さの秘密はポジティブシンキング「俺の方が強いと言い聞かせてきた」

2020/03/01 01:03
2020年3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K'FESTA.3~』で、寺島輝(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)と対戦する第3代Krushライト級&第4代スーパー・ライト級王者・山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、2月29日(土)神奈川の所属ジムにて公開練習を行った。  山崎はパンチのみのミットで、遠い間合いから一気に踏み込んで打ったり、そこから連打を繰り出したりとスピードのあるパンチを披露。「11月、1月といい状態で連戦できたので、そのままいい状態で3月に向けての練習ができています。自分の追及しているいいものを出したい」と、いいコンディションをキープしているようだ。  1月の試合前にはクルーザー級の愛鷹亮にスパーリングでKOされるアクシデントもあったが「そこは僕らの強さの秘訣ですから。亮にも『いつかやり返すから、またスパー頼むよ』って言っています(笑)」と、何も気にしていない様子。チームとしても「試合が近い選手が多くて全体的な士気が上がっている。隣がアツくなっていればそれだけ練習にも熱が入るので、全体的にチームとして盛り上がっています」と、いい状態にある。  意外にも山崎は『K'FESTA』には今回が初参戦。「特別な思い入れはないですが、K-1の中で1年を通して一番ビッグな大会なので選手としては出たいと思っていました。今回初めてですが、出て盛り上げたい気持ちが大きいです」  対戦する寺島は極真空手・伝統派空手出身で2019年4月のプロデビューから4勝3KO無敗のホープ。山崎は「映像を見ましたが、右も左もできる器用な選手。でも相手どうこうより自分の強さを見せるだけです。いずれ来るであろうタイトルマッチへ向けていいトレーニングを積むだけ」だと言い、「見せたいのは勝ち方。僕との試合を受けた以上は勝てると思っているということ。ナメられているのかなって思う部分はありますね。下剋上の試合が続きますが、準備運動って感じですね。結果として表します」と、タイトルマッチへ向けての準備に過ぎないと言い放つ。  寺島も山崎と同じく伝統派空手をバックボーンに持つ。「全く意識してないですね。いつも通りです。でも、伝統派からK-1に対応した選手が出てきたのは興味があります。どういう戦い方をするのか興味深いですね。自分としては伝統派をK-1スタイルに変えてやっている自負があるし、伝統派でも僕はかなり厳しい道場・学校でやって来た自負があるので、そこでは負けない自信はあります」と、伝統派空手からK-1に転向して成功した第一人者としての誇りを見せる。 「言うのは簡単。試合で僕がそういうところをしっかり潰していきます。さらにレベルの高い伝統派空手とK-1を見せられたら一番いいですね。伝統派同士がぶつかったらどうなるのか自分も楽しみです。向こうは極真で接近戦もやっていますが、僕も接近戦は好きなのでどうなるのか試合が楽しみです。伝統派と極真は野球とソフトボールくらい違います。僕は極真をやったことがないので分からないけれど、試合では見せつけてファンや関係者にアピールしたい。何回も言いますが楽しみです」と“楽しみ”という言葉を連発した。  追う者と追われる者の立場がハッキリした戦いであるが、かつては山崎自身も当然のように追う側だった。その時の気持ちを聞くと「自分が若い時は追う立場ではありましたが、心の中で『立場は下だけれど、実力は俺の方が上』と言い聞かせていました。そうやって練習も試合もしてきましたね。実力は俺の方が強いと自分に信じ込ませるようにしてポジティブに考えて、ポジティブに発言してマインドを変えてきたんです」と、自分の方が上だと自分に思いこませてきたという。  では、自分の経験から追う側と追われる側ではどちらが精神的に優位なのかと聞くと「人それぞれですね。今の僕には若い時にはなかった守るべきものがある。人生の中では今が一番強いと思っているし、追われる立場でも今が一番メンタル、モチベーションが強い。考え方の違いはあるかもしれないですけれどね。勢いも大事ですが、自分の人生なので、僕が追っている時は俺の勢いが一番強い。追われている時は俺のキャリアが一番強いと思っています(笑)。モチベーションの保ち方、ポジティブシンキングです」と笑う。  怪我で長期戦線離脱を余儀なくされた時も、そのポジティブシンキングで乗り越えたのかと聞かれると「怪我もあったのでそれ以上にトレーニングしてきましたね。逆にお前らにはちょうどいいくらいのハンデだとポジティブに考えています」と、考え方で乗り切ってきたと答えた。
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