2020年3月1日(日)後楽園ホールで開催される『DEEP 94 IMPACT』の前日計量が2月29日、都内で行われ、当日計量のオープニングファイト第1試合を除く全選手がパスした。
計量では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、通常と異なり計量をメインイベントから行い、コメントもメインとセミファイナルのみに簡略化。
試合当日も会場入口付近に消毒剤を設置し、マスクの着用を呼び掛け、マスクを持っていない来場者には数量限定ながらマスクの配布も行うという。
また、「これ(前売りで購入した)以上お客さんを入れない」(佐伯繁DEEP代表)ため、当日券の販売も行わないことが決定している。
メインのバンタム級では61.70kgリミット(※王座戦以外は+500gまで)のなか、元谷友貴(フリー)が61.50kgでパス。大塚隆史(T GRIP TOKYO)は、パンツを脱いで61.65kgでパスした。
計量後、佐伯繁DEEP代表は、大会開催について、「今回は苦渋の決断のなかで開催となりました。大会がもしこの2週間後だったら中止にしていました。今回も中止にするか悩みましたが、減量に入った選手がいるなかで、ファイトマネーを与えることができないのもなかなかやっぱり……保障しなくちゃいけないし、ほかの団体にもヒアリングし、午前中に後楽園で大会(ZERO1)があり、別の場所でもGRACHANが大会を行うなか、自分たちだけの問題じゃないという思いもありました。
韓国・大邱(テグ)から来日予定だったビョン・ジェウンもとても強い想いを持って参戦を熱望して、心を打たれるようなメッセージを送ってくれましたが、『次、5月なのか7月なのか、また招聘します』と話し、納得してくれました。最終的には入国も不可能となり、神龍誠戦は中止となりましたが、第5試合後に神龍と越智晴雄が5分1Rのグラップリングのガチエキシビションを行い、ファンに挨拶を行います」と説明した。
▼第10試合 メインイベント DEEPバンタム級 5分3R元谷友貴(フリー)61.50kg大塚隆史(T GRIP TOKYO)61.65kg
元谷「自分は去年、調子悪くて、いろいろムカついているんで、(大塚を向いて)明日はちょっと暴れたいと思います」
大塚「DEEPでこの強い選手と戦えることに感謝しています。あんまりよい状況じゃないなか、チケットも売れていると聞いたし、来てくれることに感謝しています。思いっきり試合していいものを見せます」
▼第9試合 DEEPウェルター級タイトルマッチ 5分3R住村竜市朗(王者/TEAM ONE)77.05kg悠太(挑戦者/ALLIANCE)76.90kg
住村「年末ちょっと情けない試合で、DEEPのベルトに泥塗った形になっちゃって。またいちからの再戦で、強い挑戦者を選んでいただいたので、いちからしっかり暴れて挑戦者のつもりでぶつかっていきたいと思います」
悠太「まだ計量をパスしただけなので、明日全力を出して、これからやるべきことを全力でやっていきます」
▼第8試合 DEEPフェザー級 5分3R横山恭典 (KRAZY BEE) 66.05kg巽 大佑(NEX)65.95kg
▼第7試合 DEEPバンタム級 5分2RCORO(K-Clann)61.50kgドリームマン(Tarnthong Gym)57.90kg
▼第6試合 DEEPバンタム級 5分2R才賀紀左衛門(888ジム/ K-Clann)61.50kgジャック(タイ/MASTER THONG)60.70kg
▼第5試合 DEEPフライ級 5分2R島袋チカラ(CORE王子豊島)56.60kg藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)57.10kg
▼第4試合 DEEPライト級 5分2R大山釼呑助(INFIGHT JAPAN)70.50kgハリー・スタローン(MACACO GOLD TEAM JAPAN)70.15kg
▼第3試合 DEEPフェザー級 5分2R神田コウヤ(パラエストラ柏)65.90kg遠藤来生(パワーオブドリームス)65.25kg
▼第2試合 DEEPバンタム級 5分2Rハシャーンフヒト(NEX)61.45kg笹 晋久(パラエストラ柏)61.25kg
▼第1試合 DEEPフライ級 5分2R石神保貴(EXFIGHT)56.80kg渋谷カズキ(高本道場)56.45kg
▼オープニングファイト第2試合 DEEPストロー級 5分2R中村真人(レンジャージム)52.70kg多湖力翔(ネックスイチムエ)52.50kg
▼オープニングファイト第1試合 DEEP JEWELS 49kg以下3分2R アマチュアSPルール吉川桃加(禅道会)※当日計量マヤ(パラエストラ柏)※当日計量