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【DEEP】新型コロナウイルスの影響により韓国の大邱からビョン・ジェウンが入国できず、神龍誠戦が中止に。和田竜光がベルト返上で神龍が正規王者に=3月1日(日)後楽園

2020/02/27 20:02
【DEEP】新型コロナウイルスの影響により韓国の大邱からビョン・ジェウンが入国できず、神龍誠戦が中止に。和田竜光がベルト返上で神龍が正規王者に=3月1日(日)後楽園

(C)DEEP

2020年3月1日(日)に後楽園ホールで開催される『skyticket Presents DEEP 94 IMPACT』の試合順が下記の通り決定した。

韓国・大邱(テグ)から来日予定だったビョン・ジェウンが、新型コロナウイルスの影響により入国が不可能となったため、神龍誠戦が中止に。また、現DEEPフライ級王者で、現在ONE Championshipで活躍中の和田竜光がベルトを返上。神龍誠(フリー)が第5代DEEPフライ級王者となることが発表された。

同大会は、オープニングファイトを含め全12試合で行われる。

メインはDEEPバンタム級・5分3Rで元谷友貴(フリー)と大塚隆史(T GRIP TOKYO)が対戦する。

元谷は初代・第3代DEEPフライ級王者。2018年6月のDEEP 84 IMPACTで17年バンタム級GPに参戦した難敵ムン・ジェフンをグラウンドパンチで撃破。8月のRIZIN.12では修斗環太平洋バンタム級チャンピオンの祖根寿麻をチョークスリーパーで沈め、10月に行われたDEEP86のDEEPバンタム級タイトルマッチで釜谷真に勝利し、DEEP2階級制覇を達成。2019年の大晦日「RIZIN.20」では61.2kg契約で米国のパトリック・ミックスと対戦し、ギロチンチョークに一本負けを喫している。

大塚は2017年にRIZINバンタム級トーナメントでアンソニー・バーチャック、カリッド・タハに勝利も、準決勝で石渡伸太郎に判定負け。2018年3月にDEEPバンタム級王座を返上すると、8月にはビクター・ヘンリーにもKO負けし、5年ぶりの連敗を喫した。しかし、2018年12月の赤尾セイジ戦で強いレスリング力を発揮し判定勝利で復活。2019年5月にPXCバンタム級王者のトレヴィン・ジョーンズを迎え撃ったが、リアネイキドチョークで一本負け。9月に白川“Dark”陸斗と対戦し、大塚の投げの影響か白川の右肩が外れ66秒でTKO勝ちした。

12月15日の「DEEP 93 IMPACT」では、バンタム級でハワイから帰国した高野優樹(FIGHT FARM)と対戦。打撃・レスリング・スクランブルでも上回り判定3-0で勝利し、2連勝を飾っている。

注目の日本バンタム級で、RIZINでも戦う両者によるサバイバルマッチがメインイベントとなった。

セミファイナルは、DEEPウェルター級タイトルマッチ・5分3R。王者・住村竜市朗(TEAM ONE)に悠太(ALLIANCE)が挑戦する。

住村は、第9代DEEPウェルター級王者。2017年7月に実力者・長谷川賢に判定勝利。2019年4月のDEEP83では佐藤洋一郎相手に得意の打撃で攻め続けフルマーク判定で初防衛に成功。RIZINでは2018年8月にストラッサー起一に肩固めに一本負けしているが、10月のDEEPでの再起戦で渡辺良知に一本勝ち。青木真也の指導のもと、トータルファイターとして進化を遂げてきた。

しかし、かつて五味隆典に一本勝ちの経験を持ち、2019年12月29日の「Bellator JAPAN」では一階級上げて住村竜市朗との試合に臨んできたグアム初のUFCファイター、ジョン・タックとの試合では、右ストレートの前に1R 3分46秒 KO負け。今回が再起戦となる。

悠太は、高校3年時にレスリング部に入部。卒業と同時に高阪剛主宰のALLIANCE入門。2013年3月にDEEPウェルター級王座戴冠を果たした。同年12月には前王者・白井祐矢をKOに下して初防衛に成功。2016年4月に加藤久輝とRIZIN.1で対戦するも、KO負け。

2016年10月にはDEEPウェルター級GP一回戦で住村と初対戦。2Rにリアネイキドチョークで一本負けしている。その後、怪我で長期入院もあり1年8カ月のブランクを経て、2018年6月のDEEP84で復帰も川中孝浩に判定負け。しかし、以降はANIMAL☆KOJI、渡辺良知、佐藤洋一郎相手にいずれも判定勝利で3連勝中だ。

住村は悠太のテイクダウン&抑え込みから立つことができるか。悠太は粘り強い組みで住村を削れるか。

そのほか、全12試合の試合順は以下の通り。同大会では、新型コロナウイルス対策として、会場入口付近に消毒剤を設置。スタッフがマスクを着用するとのこと。また、来場者にアルコール消毒、マスクの着用、手洗い、うがいの励行などを呼び掛けている。

【対戦カード】

▼第10試合 メインイベント DEEPバンタム級 5分3R
元谷友貴(フリー)
大塚隆史(T GRIP TOKYO)

▼第9試合 DEEPウェルター級タイトルマッチ 5分3R
住村竜市朗(王者/TEAM ONE)
悠太(挑戦者/ALLIANCE)

▼第8試合 DEEPフェザー級 5分3R
横山恭典 (KRAZY BEE) 
巽 大佑(NEX)

▼第7試合 DEEPバンタム級 5分2R
CORO(K-Clann)
ドリームマン(Tarnthong Gym)

▼第6試合 DEEPバンタム級 5分2R
才賀紀左衛門(888ジム/ K-Clann)
ジャック(タイ/MASTER THONG)

▼第5試合 DEEPフライ級 5分2R
島袋チカラ(CORE王子豊島)
藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)

▼第4試合 DEEPライト級 5分2R
大山釼呑助(INFIGHT JAPAN)
ハリー・スタローン(MACACO GOLD TEAM JAPAN)

▼第3試合 DEEPフェザー級 5分2R
神田コウヤ(パラエストラ柏)
遠藤来生(パワーオブドリームス)

▼第2試合 DEEPバンタム級 5分2R
ハシャーンフヒト(NEX)
笹晋久(パラエストラ柏)

▼第1試合 DEEPフライ級 5分2R
石神保貴(EXFIGHT)
渋谷カズキ(高本道場)

▼オープニングファイト第2試合 DEEPストロー級 5分2R
中村真人(レンジャージム)
多湖力翔(ネックスイチムエ)

▼オープニングファイト第1試合 DEEP JEWELS 49kg以下3分2R アマチュアSPルール
吉川桃加(禅道会)
マヤ(パラエストラ柏)

【中止】
▼DEEPフライ級 5分3R
神龍 誠(フリー)
ビョン・ジェウン(フリー)

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