元・静岡県警の関根とスーパーヘビー級対決を行うマルティネス
2020年2月22日(土)静岡・浜松アリーナ『RIZIN.21』に出場する全選手の個別インタビューが、20日(木)浜松市内にて行われた。
RIZINには4度目の参戦となるDEEPメガトン級王者ロッキー・マルティネス(グアム)。ジェロム・レ・バンナに袈裟固めで勝利、侍マーク・ハントとは殴り合いの末にTKO勝ちを収めたが、ミルコ・クロコップにはTKO負け。ジェイク・ヒューンにも僅差の判定で敗れてRIZINで連敗を喫すると、ホームのDEEPに戻って2019年12月に誠悟をTKOに破りDEEP王座2度目の防衛に成功した。
今回は関根シュレック秀樹(ボンサイブルテリア)と120kg契約で対戦する。
試合前日の夜にする意外なゲン担ぎ
――対戦相手の印象は?
「関根は非常に優秀なグラップラーだと思う。レスリング力、柔道も強いし、グラウンドの能力が高い選手なのでそういう選手と戦えるのは光栄だね」
――今回の試合で自分のどういった部分をRIZINファンに見せたいですか?
「今ここでは明らかにはしないが、皆さんがビックリするようなサプライズをいくつか用意してきているので、当日を楽しみにして欲しい」
――どんな試合展開になると予想しますか?
「自分としては当然打撃の展開にしたい。スタンディングをキープした方が自分が勝つ確率は高いからね。でもグラウンドになっても不得意ではないので、グラウンドになったらなったでそこで戦える準備も出来ている。ただ、これは戦いなので打撃で殴り合った方が楽しいじゃないか。自分はファイターだし、戦うことが生甲斐なので、どうせなら立って殴り合いたいね」
「まあ、そうだね(笑)。ゴングが鳴ってから瞬きは厳禁だ」
――関根選手はこれまで封印してきた投げを出したいとコメントしています。
「相手がそう公言してくれるのは楽しいことだし、投げられるもんなら投げてみろ。言うは易しで、やるのはそんな簡単なことじゃないよ。当然自分も投げられないように頑張るけれど、やってみないと分からないね」
――今まで投げられたことはありますか?
「ジョシュ・バーネットに投げられたことはあるけれど、それは練習の一環で試合では一度もないよ」
――逆に投げてみたいですか?
「自分は何でもやれるので、機会があれば逆に投げを狙っていきたいね。可能性としてはあるよ」
――関根選手は地元なので観客の声援が味方に付いています。それは試合に影響しますか?
「むしろそうあってほしいね。観客の声援と後押しを受けて、彼が自信に溢れて期待に応えようと思う気持ちで僕にぶつかってきてくれることを望む。なぜなら、自分も自信を持っていい試合をしたいし、相手のモチベーションが高くて自信を持って激しくぶつかってくるのであれば、それは楽しい試合になることは目に見えている。だから地元の声援を受けて、勢いよくぶつかってきて欲しいね」
――関根は元警察官ですが、これまで警官と試合をしたことはありますか?
「試合ではあるよ。30秒くらいで勝った。路上で戦ったことはないけれどね(笑)。僕の父親は警察署に務めていたんだ」
――試合前にするゲン担ぎのようなことはありますか?
「計量が終わった前日の夜に、ちょっとだけビールを飲むことかな。リラックスできて体調がよくなるので、2015年くらいから続けているよ。飲む分量はその時の体調によるね」