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【ONE】三浦彩佳「しっかり極めてタイトルマッチにつなげたい」、V.V Mei「思い切り動いて極めに行く」、江藤公洋「やれるぞってところを証明したい」=2・28シンガポール

2020/02/19 01:02
【ONE】三浦彩佳「しっかり極めてタイトルマッチにつなげたい」、V.V Mei「思い切り動いて極めに行く」、江藤公洋「やれるぞってところを証明したい」=2・28シンガポール

シンガポール大会での勝利を誓った3選手(左から、V.V Mei、江藤、三浦)

2020年2月28日(金・現地時間)シンガポール・インドアスタジアム『ONE: KING OF THE JUNGLE』の記者会見が、18日(火)都内にて行われた。

 会見には江藤公洋(和術慧舟會HEARTS)、三浦彩佳(TRIBE TOKYO M.M.A.)、V.V Mei(=山口芽生/RIKIGYM/和術慧舟會GODS/HybridFighter/TeamTeppen)が出席。


 三浦は「1月もバンコクで試合したばかりですが次の試合が決まりました。次の試合もしっかり極めてタイトルマッチにつなげたいと思います。相手はボクシング王者ということで映像を見て打撃がベースかと思っています。でも勝った時の映像を見ると寝技でフィニッシュしている場面もあるので、トータル的にできる選手ではないかと思います」と、対戦相手であるテイファニー・テオ(シンガポール)を評した。

 司会者から、今回も得意のアメリカーナ(V1アームロック)を極めますかと聞かれると、「他の技も出したいんですが最終的にその技になるので(笑)」と今回も必殺のアメリカーナで勝負すると話した。


 江藤は「しっかり自分らしさを出して勝って、上でも勝負できることを証明できればと思います。対戦相手とは一緒に練習したことがあって、お互いどういうことをするかある程度分かっているので、その中でしっかり競り勝って勝負できればと思います」とアミール・カーン(シンガポール)についてコメント。

 カーンとは「20日ほど一緒に練習しました。全体的にレベルが高いイメージがあります。その中で特に組みが強い印象がありますね。レスリング力。お互いレベルが上がっていると思うので、その強みを活かして戦いたいと思います」と、練習した時よりも強くなっていると想定しているという。

「自分はONE Warrior Series(ONEのトライアウト大会)から上がらせてもらいましたが、名前のある選手とやらせてもらうのはチャンスだと思っています。やれるぞってところを証明したい気持ちがあります」と、2戦目となるONE本戦で初白星をつかむと意気込んだ。


 V.V Meiは「直前で相手が変わりましたが、やることは変わらず思い切り動いて極めにいきたい。相手はフィリピンのヤンキーという情報が入っています(笑)。荒々しい感じで寝技も打撃もバランスよく攻撃してくる選手だという印象を受けています」と話したように、対戦相手がメン・ボー(中国)からデニス・ザンボアンガ(フィリピン)に変更。

 デニスは身長158cmでブラジリアン柔術をバックボーンに持ち、現在はタイのフェアテックスジムでスタンプと共に練習しているという。MMA戦績は6勝無敗で、ONEデビュー戦となった2019年12月のジヒン・ラズワン戦ではフィジカルの強さを発揮してパウンドで優勢に立ち、判定勝利を収めている。

 すでに発表されている通り、今大会は新型コロナウイルスの感染拡大の状況を考慮し、無観客試合として行われることが決定している。そのことについて聞かれると、三者三様の答えが返ってきた。


三浦「相手がシンガボールの選手なので、無観客の方がアウェイの中で戦うよりもいいかなと思っています。試合がなくならくてよかったと思いました。風邪をひかないように、手洗いとうがいをしっかりして、コロナに限らず変なものを人からもらわないように徹底しています」


江藤「相手がシンガポールの英雄と言われていて、アウェイ感が少なくなるのかなと思っています。でも映像で見ている人がたくさんいるので恥ずかしくないように戦います。ONE Warrior Seriesでは無観客でやったことがあるので、それに近いのかなと思っていますね。それに向けて気持ちを作っていきます。普段から人が多いところに行かず健康管理に気を使っています。ベストコンディションを作れるように準備します」


V.V Mei「自分がMMAをやり始めた頃は、ほぼ無観客のような状態で試合をしていたので特に何とも思いません(笑)。いつもは現地入りして食料を調達するんですが、今回はなるべく日本から持って行ったりとか、極力外出しないようにします。マネージャーが食べるの大好きで、私が減量している中でバスルームでマンゴーを食べているのも今回は見れないかも(笑)。不安はありますが、現地で減量が厳しい状態ではなく、いつもよりも準備して体調も整えて元気に過ごそうと思っています」


 三浦は3連勝で全て一本勝ち、V.V Meiは4連勝とタイトルマッチがいつ組まれてもおかしくない状態にある。

 しかし三浦は「タイトルマッチをやるには今回もしっかり極める必要があるのかな、と思います。まだストロー級に強い選手もいるので3連勝ですが、決められた試合をしっかり勝っていけばいずれ実現するので焦りはないです」と、急いではいないとする。

 V.V Meiも「タイトルマッチがなかなか組まれない状況ではありますが、それは自分がこれはやらせるしかないなと思わせるくらいのパフォーマンスを見せれば実現すると思っています。組まれないのは自分の実力不足。いいパフォーマンスをして周りからの声、ファンからも確実に声が出るようにそれなりのものを見せないといけないと思っています」と、時を待つとした。


 なお、今大会には44歳・秋山成勲が8カ月ぶり再起戦に臨むが、海外で合宿中のため会見には不参加。ビデオレターが上映され、次のようにコメントしている。

「本来であれば私も記者会見に行って皆さんと質疑応答しなくてはいけないのですが、まだ合宿中で海外にいるのでそちらに行けなくてすみません。今月2月28日が第2戦ということで、皆さんに良い報告ができるように。今、身体の調子も凄く良いですし、いい試合を見せられると思います。期待してください」

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