タイのTVマッチ『True4U』のトーナメントで優勝しているデンサヤーム(右)を迎え撃つ武居
2020年3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K'FESTA.3~』の記者会見が2月2日(日)都内にて行われ、追加対戦カードが発表された。
スーパー・バンタム級スーパーファイトでK-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の武居由樹(POWER OF DREAM)が、True4U CPトーナメント優勝デンサヤーム・アユタヤファイトジム(タイ)を迎え撃つ。
中村拓己K-1プロデビューサーは「武居選手と所属ジムからタイ人と戦いたいとの希望があり、12月に続いてタイ人強豪との試合を組むことになりました。デンサヤームはまだ17歳で100戦以上のキャリアがあり、長身から繰り出す蹴り技を得意としている。ジャオスアヤイと同じジムで、K-1用の練習を続けているとのことです。武居選手はタイ人と2度対戦してKOがまだない。軽量級はタイ人との対戦は避けては通れない」とカードを紹介。
武居は「今回またタイ人と決まって、2戦してKO勝ちがないので3度目の正直でKOして、会場も大きいので僕がKOして会場を盛り上げたいと思います」と、今度こそKO勝ちすると意気込む。
12月の名古屋大会ではスリヤンレックと対戦し、合計3度のダウンを奪うもKO勝ちを逃した。「良かった点は1Rに2回ダウンを取れたのが勝因。悪かったのは自分の準備不足でスタミナが完全になくて足がふらふらでした。でも効いたパンチは一発ももらっていないので、そこも良かった点かなと思います」と振り返る。
今回はKOで勝つために「身長175cmでサウスポー。スーパー・バンタム級ではあまりいないタイプなので、ムエタイのリズムにまた捕まらないように自分のスピードとパンチで倒したいと思います」と、相手のペースに乗らずスピードを活かしたパンチで倒すとする。
すでに相手の試合映像は見たと言い、「近い距離でも遠い距離でも戦う。足が伸びる、蹴りが飛んでくるタイプ。蹴りに気を付けて中に入ろうと思います。過去2戦のタイ人と比べると…やってみないと分からないですね、タイ人って。かみ合わせます」と、かみ合う試合にしたいという。
自らタイ人を希望した理由は「過去2戦がKOで倒せていないことと、日本人とやっても意味がない。海外はタイ人が一番強いと思ったのでやりたいと言いました」と、日本人に自分の相手がもはやいないことと、軽量級はやはりムエタイが強いからだと説明した。
「倒し方は、今年のK-1 AWARDS(年間表彰式)に選ばれるようなインパクトのある倒し方。技は決めていませんが、パンチでも蹴りでも自信あるので倒したい。ファンの目が覚めるような試合を見せたいと思います」と、インパクトのあるKO勝ちを見せたいと語った。
●デンサヤームのコメント
「K-1という素晴らしいリングに立つことができて嬉しい。武居選手はK-1チャンピオンで本当に強い選手だと思うが、自分もムエタイでたくさんの試合を戦ってきた。ムエタイのテクニックで武居選手に勝ちたい」
▼スーパーファイト K-1スーパー・バンタム級 3分3R・延長1R
武居由樹(POWER OF DREAM/K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者)
デンサヤーム・アユタヤファイトジム(タイ/Ayothaya Fight Gym/True4U CPトーナメント優勝)