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【RIZIN】RIZINバンタム級に参戦! 元UFCの金原正徳「過去に強かったのではなく“現在が強い”」、井上直樹「自分の強さを証明できるチャンス」=2月22日・浜松

2020/01/24 14:01
【RIZIN】RIZINバンタム級に参戦! 元UFCの金原正徳「過去に強かったのではなく“現在が強い”」、井上直樹「自分の強さを証明できるチャンス」=2月22日・浜松

(C)RIZIN FF

2020年1月24日(金)都内ホテルにて「RIZIN.21」(2月22日・浜松アリーナ)の会見が行われ、元UFCの金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)、井上直樹(Serra Longo Fight Team)がバンタム級(61.0kg)に参戦することが発表された。

▼61kg契約 RIZIN MMAルール 5分3R ※ヒジあり
金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)
ビクター・ヘンリー(米国)

元SRCフェザー級王者の金原はMMA25勝13敗5分。2016年1月の「UFC 195」で強豪マイケル・マクドナルド(米国)と対戦し、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞する激闘も、肩固めを凌がれた金原がリアネイキドチョークで一本負け。マクドナルドのケージ掴みが問題視された試合でもあったが、UFCをリリースとなり、2016年12月のDEEPでチャーリー・アランツに1R TKO勝利。その後、立ち技のKNOCKOUTにも参戦し、2017年7月に中尾満を5R TKOに下すと、同年12月には不可思と5R判定まで持ち込んでいる(0-3で不可思が勝利)。2018年4月にはDEEPでジョムホット・チュワタナを1R 肩固めで仕留めており、今回は1年10カ月ぶりのMMA復帰戦となる。

和術慧舟會HEARTSなどで練習を続けていた金原は、朝倉未来・海ともスパーリングをしており、現在のRIZINのバンタム級戦線を把握した上での参戦となる。今回のRIZIN参戦に向け、プーケットのタイガームエタイで練習中で、今回の会見は欠席した。

対戦相手のビクター・ヘンリー(米国)は、ジョシュ・バーネットを師に持つ現DEEPバンタム級王者。2014年7月に初来日し、GRAND SLAM旗揚げ大会で所英男を2R TKOに沈めると、15年5月に主戦場をパンクラスに移し2連勝。同年12月にバンタム級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチで王者・石渡伸太郎に挑むが、フルラウンドを戦い抜いた末に判定負け。18年8月にDEEPへ参戦し、DEEP二階級を制した大塚隆史をKOで沈め、19年3月には第7第王者の元谷友貴も判定で下し、DEEPバンタム級王座を獲得した。2019年8月のRIZIN初参戦では、トレント・ガーダムに3R、後ろ三角絞めで一本勝ちしている。

金原とはDEEPでの接点は無いものの、2018年6月の「QUINTET FIGHT NIGHT in TOKYO」でグラップリングマッチで対戦。金原がストレートフットロックで一本勝ちしている。

金原は当時、「このチームで1番戦いたかった相手、と言うかMMAでやりたかった相手と言った方が正しいのかな。試合も何度か見た事あるので、変則の技や飛び技には注意しながらの組手。予想通り変則だったし、飛んで来た……(中略)俺よりビクターの方が疲れてるって思ったら元気になっちゃって肩固め、逃げられて、飛び三角に合わせて、アキレス腱で一本取れた」とブログで振り返っており、念願のMMAでの対戦となる。

また、今回のRIZIN参戦決定に金原は、「過去に強かったのではなく、“現在が強い”という強さを見せたいです」とのコメントを発表している。朝倉兄弟が揃ってその強さを認める金原の参戦は、RIZINバンタム級戦線に異変を起こすか。

▼61kg契約 RIZIN MMAルール 5分3R ※ヒジあり
井上直樹(Serra Longo Fight Team)
トレント・ガーダム(豪州)

MMA12勝2敗の井上は、2014年の「DEEPフューチャーキングトーナメント」で優勝するなどプロ10戦全勝でUFC参戦。2017年6月にカールス・ジョン・デ・トーマスに判定勝ち後、2018年6月にマット・シュネル(※現在UFC4連勝中)にスプリット判定負け。その後、フライ級戦線を縮小したUFCからリリースとなり、2019年2月に米国「CageFury FC 72」に出場し、ショーン・サンテラに判定負けも、2019年12月の『DEEP 93 IMPACT』で強豪・北田俊亮に1R 2分41秒、リアネイキドチョークで一本勝ちし、日本復帰戦を白星で飾っていた。



DEEPでの試合前の本誌のインタビューでは、同門の佐々木憂流迦の朝倉海戦での敗戦について、「朝倉海選手、すごくうまかったんですけど、自分も全然できるなと思ったので、ぜひできる機会があれば、とも思います。佐々木選手の敵討ちにもなりますし」と、アゴの骨折で欠場中の佐々木の代わりにリヴェンジを果たしたい意欲を語っていた。

今回のRIZIN参戦決定に井上は、「日本で強い選手が集まるこのRIZINに出させていただいて感謝しています。同じチームの佐々木憂流迦選手のセコンドに何度かつかせてもらい、そのときからこんなにお客さんが楽しめるような舞台は他にはないと思い、ここで試合をしたいと思っていたので実現できて嬉しいです! 日本の皆さんに自分の強さを証明できるチャンスだと思っています。相手のトレンド選手は特に打撃に自信がありそうな感じですが、何が来ても対応できるようにしてきているので、しっかりフィニッシュしてみんなを楽しませたいと思います!」とのコメントを発表している。果たして井上はガーダムをクリアし、念願の朝倉海戦を実現できるか。

対戦相手のトレント・ガーダム(豪州)は、2019年8月の名古屋大会でビクター・ヘンリーに後ろ三角絞めで敗れたものの、RIZIN初参戦でタイガームエタイジム仕込みの首相撲&ヒジ打ち、さらに変則的なバックスピンキックも繰り出し、DEEP王者に肉薄しており、独特の打撃を持つガーダムと、組み技の井上の対照的な戦いとなる。

RIZINでの雪辱を期すガーダムは「2月22日浜松で再びRIZINのリングに立つ事が決まり非常に興奮しています。今、自分のキャリアに無いもの、『日本での勝利』を勝ち取るために全力で試合に臨みます。そして自分がRIZINのリングに継続的に立ち続ける資格と実力がある事を証明したいと思います。イノウエ・ナオキを派手にぶっ飛ばして2020年最高のスタートを切りたいと思います」とのコメントを発表している。

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