女子格闘技界の未来を担う16歳のJK対決、永尾vsさくらが決定
2020年2月24日(月・祝)東京・浜松町のニューピアホールで開催される女子総合格闘技『DEEP JEWELS 28』の対戦カードが発表された。
これからの女子格闘技界を担っていく16歳同士の“JK対決”が決定。永尾音波(AACC)とさくら(フリー)が49kg以下契約5分2Rで対戦する。
永尾はアマチュアキックボクシングでの試合を経て、2019年3月のDEEPアマチュア大会では同世代の吉川桃加を相手に打撃で上回り判定勝利、プロデビュー戦となった6月のDEEP JEWELSでは 組み技を得意とする國保小枝の組みを断ち切り判定勝利、続く9月大会では同世代のリオンと対戦し、19-19×3の同点ながら、マスト判定によりリオンに惜敗している。10月大会にも連続出場し、川村虹花からハイキックでダウンを奪い判定勝ち。プロ戦績は2勝1敗の打撃を得意とする選手だ。現在、高校1年生の16歳。
さくらは柔術の強豪で、道衣無しのグラップリングでも、2018年12月の「GRACHAN37×GLADIATOR 008」で、QUINTETで3人抜き(池本美憂、杉本恵、長野美香に一本勝ち)の実力者・杉内由紀を相手にケージグラップリングで時間切れドロー。DEEP JEWELSアマチュアグラップリングでは4戦4勝と負け無し。2019年5月の柔術大会「WHITE RIOT 2019」スーパーファイトでは、DEEP JEWELSプロファイターの青野ひかるに道衣ありながらベースボールチョークで一本勝ちしている組み技の実力者だ。
2019年12月の『DEEP 93 IMPACT』でプロデビューを果たし、永尾のデビュー戦の相手でもある國保小枝と対戦。パンチでの打ち合いも見せ、1R3分17秒、腕十字による一本勝ちを収めている。現在、高校2年生の16歳。
永尾はさくらの印象を「年齢も近いし、さくら選手も勢いのある選手だと思っています」と言い、「プロデビュー戦に勝って乗りに乗っているさくら選手と戦えるのは凄く嬉しく思いますし、勝てれば正直凄くオイシイなと思います。歳も近くて相手の方が格闘技歴が長くて、お互いプロデビュー戦を同じ相手で迎えてさくら選手はいい勝ち方をしているので、私にはメリットしかないなと。昨年MMAデビューしてからテンポよく試合してきて、12月に試合をしなかった分練習も出来たし精神的にも整っていて、何故かまたデビュー戦のような気持ちで、凄くワクワクしてます。私が勝つと思います(笑)。応援宜しくお願いします!」と自信のコメント。
一方、さくらは永尾を「打撃の選手というイメージが強いです。なので、どんな試合展開を生み出せるか楽しみです」と評し、「1戦目を終えて、プロとして頑張っていきたいという気持ちがさらに強くなったので、この2戦目も絶対に勝ってどんどん上へと登っていきたいです。楽しみながら全力で戦います!」と意気込んでいる。
打撃にはまだ不慣れなさくらを永尾が圧倒するか、それとも寝技で優るさくらが連続一本勝ちを収めるか。女子格闘技の未来が見える一戦となった。なお、今大会はリングではなくケージで行われる。
<決定対戦カード>
▼DEEP JEWELS MMAルール 49kg契約 5分2R
永尾音波(AACC)
さくら(フリー)