メインはマサ佐藤(左)vsどん冷え貴哉
2017年4月23日に第1回興行を開催し、沖縄県名護市で生まれた格闘技イベント『レキオバトル名護』の第4回興行が、1月26日(日)沖縄・名護市民会館・中ホールにて行われる。
同大会のメインイベントは、スーパーライト級3分5R、マサ佐藤(名護ムエタイスクール)vsどん冷え貴哉(Maynish KICK BOXING)に決定。
タフなファイトを展開する佐藤(右)
佐藤は中国の『英雄伝説』で64kg級アジア王者となり、西日本統一ライト級王座、蹴拳ムエタイライト級王座、DBSライト級王座、元RKAライト級王座を獲得した五冠王。KNOCK OUTで水落洋祐にTKO勝ちして名を挙げ、2019年11月に岡山ジム主催興行で行われた「岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント」では準優勝。名実ともに沖縄のエース格として君臨している。
対するどん冷えは滋賀県大津市のMaynish KICK BOXING(メイニッシュキックボクシング)所属で、このジムの前身は“ムエタイ都市伝説”と呼ばれた初代REBELS-MUAYTHAIスーパーフェザー級&第10代NKBライト級王者ヤスユキ(2016年引退)を中心に個性派選手を多数輩出したDropoutであり、どん冷えはヤスユキのスパーリングパートナーとして鍛え上げられた生え抜きだという。
現役時代は梅野源治、大月晴明らと拳を交えたヤスユキ
現在、京都市山科区で整体院(京都山科カイロ院)を営むヤスユキこと山本恭之院長は、「どん冷え貴哉は、僕が現役中にスパーリングパートナーとして、ずっと練習を共にしてきた選手です。持ち味は、顔面の打たれ強さと豊富なスタミナ。スパーリングでは幾度となく彼の顔にパンチを打ち込みましたが、負傷するのはいつも自分の拳でした。天から授かった強靭な顔面は正に凶器そのもの。今夜も相手の拳を砕きにかかることでしょう。対するマサ佐藤選手の武器も、異常なまでのタフネスと無尽蔵のスタミナ。貴哉の長所と重なる部分も多いと思います。格闘技は相性をジャンケンで例えられますが、今回の対戦はまさにグーVSグー。ガチンコの真っ向勝負になると思いますので、名護の皆様もきっとご満足いただけるでしょう」とのコメントを寄せている。
また、スペシャルエキシビションマッチとして石井一成(エクシンディコンジムJAPAN)vs儀部快斗(エクシンディコンジムJAPAN)が決定。
KNOCK OUT・WPMF世界・IBFムエタイ世界フライ級王者の石井は今回が沖縄のリングに初登場。儀部は少年時代からフルコンタクト空手で数々のタイトルを獲得。ムエタイと出会って十代のほとんどをタイで過ごし、タイ南部パンガン島で“ムエタイ皇帝”ナムサックノーイ・ユッタガーンガムトーンに師事。約40戦を戦い、RAM100スタジアム認定バンタム級王者になるなど活躍した。成人式を機に帰国し、福岡のエクシンディコンジムJAPANに移籍した。