適性体重で江幡と対戦した那須川のスピード、破壊力は2019年の試合の中でもナンバーワンだった
2019年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN.20』の大会終了後、榊原信行RIZIN CEOがインタビューに応えた。
セミファイナルで、WKBA世界スーパーバンタム級&KNOCK OUT同級王者・江幡塁(伊原道場)を1R2分46秒、KOに破ったRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)。日本人の中で最強最後の敵と言われた江幡をも圧倒的な強さで粉砕した那須川について、もはや対戦相手がいないのではと聞かれた榊原CEO。
「あれだけの実力差があるんだな、と。爪痕くらい残せるかと思っていたんですが…。天心はよっぽどメイウェザー戦が悔しかったんでしょうね。メイウェザーにやられたものを倍返しで江幡塁に返しているような、それくらいの勢いでした。最近の天心の試合は割と堅い試合でしたが、こんなにダイナミックに躍動している天心の試合は久しぶりに見たなという気がします。
彼の適性体重である55kgになったら無敵だとお父さんからも伊藤RISE代表からも聞いていたんですが、それに近い56kgの階級で今回はやりましたが、速さもその階級の中では目を見張るほどの破壊力も含めて、次のRIZINで天心の試合を組む時に、どんな課題、テーマをもってどこから誰を招へいするか、マッチアップするかはちょっと想像ができない。今の時点ではノーアイデアです」と舌を巻いた。
しかし、「それでもしっかり世界中に目を光らせて、この選手だなっていう選手をピックアップしていきたいと思います」と、世界中から那須川天心の対戦相手を見つけ出したいと話した。
12・31「RIZIN.20」の写真と全試合結果