いろいろなことがあった2019年だが、笑顔で締めくくった浅倉
2019年12月29日(日)さいたまスーパーアリーナ『Bellator JAPAN:Fedor vs. Rampage』の第13試合で、ジェイミー・ヒンショー(アメリカ)を3R3分33秒、アームロックに破った浅倉カンナ(パラエストラ松戸)が試合後のインタビューに答えた。
「久しぶりに一本極められたので本当に嬉しいです。相手がチャンピオンだったので厳しい戦いになるとは思いましたが、準備してやってこれたので極めきれたのでよかったです」と浅倉。
「全然緊張しなくて大丈夫かなと思いましたが、自分のペースで戦えました」と終始冷静だったと言い、「特に意識して寝技をやって来たわけでなく、練習で伸びてきたと思います。(アームロックは)凄い角度だったので行けるだろうと思ってそのままいきました。(タップの見逃しがあったことは)タップしたと思ったんですが離さず持っていてよかったなと思います」と、極めの部分で成長を感じたようだ。
また、2Rの腕十字でも相手はタップしていたのではないかとの質問には「どうなんですかね。なんとなく…終わったことなのでアレですけど、自分でも分かりません。得意な部分で戦えたし、前回の(試合で試した)打撃も活きてきたので、まだまだですが上を目指していきたいです。また課題が見えたのでそれを直して」と、あまり気にしていない様子。
今回はリングではなくケージだったことには「RIZINで戦っているので言いにくいですが、ケージは戦いやすいなって思いました。海外でぜひやってみたい気持ちはあります」とベラトールを始めとする海外のケージMMAにもチャレンジしたいとの意欲を見せる。
最後のマイクで涙ぐんだのは「自分の中でみんなが付いてくれているなと思っていたので、みんなと喜べた感覚です」と、自分一人ではなくファンや仲間たちが背中を押してくれたからだと説明した。
そして「中身をよく見ればやらないといけないこともたくさんあります。やっと一本極めきれたのでよい年を越せそうです。とりあえずゆっくりして、他の選手がこの階級のトップ争いをしているのでその中に来年入っていければと思います。昨年の年末に負けてそこからのスタートで(山本)美憂さんに負けて葛藤がありましたが、やっと自分のスタイル、やりたいことが見えてきたので来年はひとつ上を目指してやっていきたいと思います」と来年の抱負を語った。