2019年12月29日(日)昼12時からさいたまスーパーアリーナにて、『Bellator JAPAN:Fedor vs. Rampage』が開催される。
第5試合のコ・メインイベントでは、160ポンド(72.5kg)契約(5分3R)で、マイケル・チャンドラー(米国/ハードノックス365)とシドニー・アウトロー(米国/ATT)が対戦する。
“ミスターベラトール”マイケル・チャンドラーは、名門ミズーリ大学のレスリング部で主将を務めたオールアメリカンレスラー。
Strikeforce、Bellatorで活躍してきたチャンドラーは、パトリッキー・“ピットブル”・フレイレとの2度の激闘の勝利、さらにエディ・アルバレスに一本勝ちするなど、Bellatorライト級王座に3度輝いている。
試合前の個別インタビューでは、「年齢を重ねてきたのでここ数試合はベテランらしく戦ってきたけど、MMAの伝統が根付いている日本で、さいたまスーパーアリーナというMMAが日本で発展してきた場所で、ファンのために最初から全力で行こうと思っています。(相手は)グラウンドで攻めて来るだろうから、コンビネーションパンチで、早ければ1R後半で試合を決めたい」と早期決着も想定する。
「PRIDEが大好きでした。記憶に一番残っているのはヒョードルvsノゲイラ。レスリングのルームメイトと一緒にビデオを観て、とても興奮しました。それにヴァンダレイ・シウバ、PRIDE GPとか、アメリカからレスラーのダン・ヘンダーソンが参戦したのも興奮しました」と、日本マットへの思いを語るチャンドラーは、「過去何度も対戦相手が変わってきた。サウスポーからオーソドックスに変わったけど問題ありません」と語った。
ベンソン・ヘンダーソンに代わってチャンドラーと対戦するシドニー・アウトローは2013年2月にプロデビュー。2014年5月からはBELLATORに参戦。BELLATORを主戦場に他のプロモーションでも試合を行い、現在9連勝(BELLATORでは3連勝)。その内の5勝が関節・絞め技による一本勝ちという極めの強さを持つ。
フラデルフィア出身で祖父も父もプロボクサーというアウトローもチャンドラー同様に、「日本に来たことに本当に興奮しています。子供の頃から日本の格闘技のエネルギーを伝え聞いていたので、本当に嬉しく思います」と日本での戦いに敬意を示す。
師匠のヘンゾ・グレイシーから「常に優しく楽しく、相手を選ばず、相手に敬意を示すように言われている」と語るアウトローは、対戦相手のチャンドラーについて、「個人的に相手のファンですが」と笑顔で前置きしながらも、「自分らしく、シドニー・アウトローらしく戦いたいと思います」と語った。
全14試合が並んだ『Bellator JAPAN』は朝10時30分から当日券が発売される。