「那須川君と対戦して大晦日に勝つので、そうすればどんどん背負っていくものはたくさんある」と江幡
2019年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナにて、15時から開催される『RIZIN.20』の出場全選手個別インタビューが、28日(土)都内にて行われた。
第14試合で那須川天心(TARGET/Cygames)と対戦する江幡塁(伊原道場)がインタビューに応えた。両者はRIZINキックボクシング特別ルール3分3R延長1R(56.0kg)で激突する。
「コンディションもばっちり仕上がってきているので、戦うことが今から楽しみです」と江幡。「皆さんが見たことがないような戦いになるんじゃないかなっていうのを肌で実感しています。自分の仕上がりからしても、公開練習を見たうえでもそう思います」
江幡の言う公開練習とは、テレビ番組の企画で行われた対面でお互いにミット打ちを見せ合うというもの。この時、江幡は初めて那須川の動きを生で見たという。
「生で見たことがなかったので見て想像もつきましたし、いい対策になりました。スピードや間合いの取り方、実際にやっている者にしか分からない、ミットに対する構え方で大体どういうスピードでどういう強さかは把握できました。感覚がよりリアルになったというか、感覚を自分自身に落とし込めました」と、大きな収穫があったようだ。
ここまで11連勝中、vs日本人無敗、3年間無敗であり、「僕は今までも新日本キックボクシング協会の看板を背負って戦ってきていますし、これからも協会、道場、そして伊原会長の名も背負いながら、那須川君と対戦して大晦日に勝つので、そうすればどんどん背負っていくものはたくさんあると思います。でも、それを背負うのが楽しみではなく、大晦日は男と男の戦いなので、対峙するのが楽しみです」と“那須川天心に勝った男”という肩書も背負うつもりだ。
自分の強さを聞かれると「僕は基本に忠実なキックボクシングを教わっていますので、綺麗な戦い方になるのもそうですが、どんな戦い方にも強いのが僕が取得したキックボクシングだと思っているので、相手がどんなパターンで来てもブレない強さを見てもらえるんじゃないかなと思います」とし、那須川が「自分だけ噛み合って、向こうが噛み合わない状況を作りたい」と言っていたことに対しては「噛み合わないことがないのが僕たちのキックボクシングのスタイルというか。特殊な技術を磨いてきたのもそうですが、偏っていないというのが僕たちの基礎を学ぶという一番大切なことで、僕は基本ができているので全ての技や対策に対して想定できるのが僕のスタイルだと思っています。那須川君がそう思っているのなら僕は楽しみです。そういう風になるならなるで楽しみな展開です」と、その展開にはならないがなったらなったで楽しみだとする。
「昨年のメイウェザー戦とはまた違った意味で楽しんでもらえるんじゃないかな」という江幡。「立ち技ならではの展開の速さやスピードだったり面白さがあると思うので、2試合(白鳥大珠vs大雅も含めて)とも一流の試合だと思うので立ち技のキックボクシングの魅力を思う存分見せていきたいと思います」と、MMAファンも満足させる試合をすると誓った。
また、話題となっている双子の兄・睦&親友の俳優・三浦春馬との入場については「まだはっきり分かっていないんですが、僕はそう思っています」と3人で入場したいとした。