2019年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナにて、15時から開催される『RIZIN.20』の出場全選手個別インタビューが、28日(土)都内にて行われた。
第7試合のバンタム級(61kg)王座挑戦者決定戦5分3R(※ヒジ有り)で、扇久保博正(パラエストラ松戸)と対戦する石渡伸太郎(CAVE)がインタビューに応えた。“バンタム級四天王”と呼ばれた4人だが、石渡が佐々木憂流迦に、扇久保が元谷友貴に勝利しているため、この一戦でバンタム級の序列が決まると言っていいだろう。
また、この試合の勝者は2020年上半期に朝倉海vsマネル・ケイプの勝者(第2代王者)への挑戦権を得ることが決まっている。
その大一番へ向けて、石渡は「減量はいつも通りツラいです」と苦笑い。改めて扇久保の印象を聞かれると「タフでグラップリングが強い選手。実力差があるかというと拮抗していると思うけど、試合としては差が出る」という。その理由を聞くと「言わないです(笑)」と答えた。
さらに、拮抗していても見た目には誰が見ても勝っている形になるという意味かと聞かれても「間違いなくそうします」と答えるに留まった。
同門の越智晴雄は試合前にアメリカへ武者修行に出かけたが、石渡は「自分は日本で、あるものを磨いてきました」とニヤリ。もちろん、それが何かは口にしない。
また、扇久保が「フルラウンド戦う」と宣言していることについては「彼はフルラウンド戦わないと勝てない。フィニッシュ力が無いから。それはそう思うんじゃないですか」とクールな表情で答えた。