ベラトールのMSG大会で戦ったRENA（左）と再び拳を交えるリンジー（C）Bellator MMA
2019年12月31日（火）さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.20』の第11試合で、今年6月に勝利したRENA（シーザージム）と再戦するリンジー・ヴァンザント（米国）。RIZINでは毎回出場選手に事前アンケートを行っており、その回答が届いた。
今回がRIZIN初参戦となるリンジーは「RIZINは国際的な舞台で着々と認知度を広げてきていると思います。そんなRIZINで、そして日本で試合ができる事を嬉しく思います。今回が初めての海外渡航、初めてのリング、初めてのサッカーボールキックルールという事でとても楽しみにしています」と、初めて尽くしのことにワクワクしているようだ。
日本で戦うことは「まるで夢みたいです。自分の死ぬまでにやりたい事リストをいくつも達成してしまう訳なので。私のマネージメントを通してインビクタ、ベラトールで戦い、今度は日本で試合ができる様になりました。本当に感謝です」と、夢が叶ったという。
（C）Bellator MMA
一度対戦しているRENAについては「とてもタフな対戦相手です。打撃はとても正確で早く、彼女の寝技は皆が思うよりとっても上手です。MSGでの試合はホームの私にとってもとても緊張する舞台でした。彼女からすれば異国の地で、偉大な会場で試合をするのだからどれだけのプレッシャーがあったのかを考えるとあの試合は私が地の利を利用して勝っただけに過ぎません。前回の試合では彼女は自分の良さを見せずに終わってしまいました。今回の試合は100％出してくると思いますが、出して来てもそれを私は完封して再びフィニッシュしたいと思います」と、RENAの実力を評価しながらも返り討ちを宣言。
試合に向けての「ファイトキャンプは素晴らしかったわ。柔術の技術を向上させることが出来ました。打撃の練習も沢山できて自信をもって打ち合う事ができると思います。最近ではヘンゾ・グレイシーのジムに出稽古にも行くようになりました」と完璧な準備ができているようだ。
格闘技は「7歳の時からかじってはいますが本格的に柔術とムエタイを始めたのは高校生になってからです」と言い、尊敬する選手は「とっても難しい質問です。存在する全ての選手をリスペクトします。強いて言えばGSP（ジョルジュ・サンピエール）です」と答える。
（C）Bellator MMA
日本のファンには「私は常にフィニッシュを狙っています。私の技術とハートの強さを皆さんに見てもらえれば嬉しいです」とのメッセージ。
休日の過ごし方を聞かれると「練習します。成功と王者への道に休息はありません」とし、座右の銘は「運は努力と共にやってくる」だという。最近ハマっていることは「勝つこと」だと言い、これだけは譲れないもの・ことは「逆境に立ち向かう事」と、骨の髄までファイターなリンジー。今までで一番嬉しかったことには「家族全員が見守る中MSGで勝利できた事」をあげた。
また、「私はベジタリアンなので肉は食べません」と、好きな食べ物に「お肉」をあげたRENAとは対照的。そして尊敬する人物を聞かれると「全ての方々を尊敬します。会社社長から用務員、全ての人に物語があり懸命に今を生きています」と答えた。
