ムエタイで名を馳せた伊藤(左)がRISEに初参戦、関西で注目集めるAyakaと対戦する
2020年2月11日(火・祝)東京・新宿FACE『RISE GIRLS POWER 2』の追加対戦カードが発表された。『RISE GIRLS POWER』は11月8日に第1回大会が開催されたRISEの女子だけの大会。
意外な選手がRISE初参戦の名乗りをあげた。“天才ムエタイ少女”としてジュニアキック時代から無類の強さを発揮し、プロになっても“ムエタイ才女”として活躍する伊藤紗弥(尚武会)だ。
伊藤はジュニアキックで数々のタイトルを獲得。ほぼ男子選手を相手に勝利を収め、あの那須川天心とも対戦している。2012年12月には中学2年生にしてタイでWPMF女子世界ピン級暫定王者を獲得。2014年4月に国内で正式にプロデビューを果たすと、国内外の強敵を相手に快進撃を続けWPMF・WMC・WBCムエタイと女子世界ミニフライ級王座の三冠を制覇。
2018年12月の『KNOCK OUT』で新世代の小林愛三に判定負けを喫し、以後はリングから遠ざかっていたが今年12月8日の『BOM』で復活。奥脇奈々から大差の判定勝ちを収めた。戦績は17勝(4KO)3敗2分。
(C)DEEP☆KICK
その伊藤と対戦が決定したのは関西より参戦するAyaka(健心塾)。現NJKFミネルヴァ・ピン級王者で20歳の伊藤よりも若い18歳。現在高校3年生で、アマチュアではTOP☆RUN Girls-50kg第3代王座に就くなど、持ち前のアグレッシブさを武器に数々の勝利。2017年12月のアマチュアSBでは、那須川天心の妹・那須川梨々と対戦し、惜しくも判定0-2で敗れたものの、その強さを見せつけた。2018年4月にプロデビューし、今年11月にはぱんちゃん璃奈を苦しめた祥子を破り、ミネルヴァ王座に就いた。なぜか“ヒール系女子高生ファイター”の異名を持つ。
前回大会で勝利したAKARI(TARGET)は、初参戦のRAN(MONKEY☆MAGIC KICKBOXING STUDIO)と対戦が決定。RANは2勝3敗の戦績でAKARIと同じ現役高校生(17歳)。昨年のK-1アマチュア大会Bクラスで優勝経験を持っている。
AKARIはジュニア時代から第2代RISE QUEENなど5冠王の神村エリカに憧れ、教えを乞い神村の遺伝子を継ぐ15歳の女子高生ファイターで、9月大会にてプロデビューを飾り判定勝ち、11月大会でも宮崎若菜に勝利して2連勝を飾っている。
3つ目の決定カードは松谷綺(VALLELY KICKBOXING TEAM)vs小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)の一戦。松谷は前回のGIRLS POWERで宮崎小雪とドローだったが、先日の『Stand Up』で上仮屋真莉を判定で破っている。一方、プロデビュー戦となる小林はRISEで活躍する原口健飛が主宰するFASCINATE FIGHT TEAM所属のファイター。空手での経験が豊富で、これまで数々の大会で優勝経験があり満を持してのプロ転向となった。
<決定対戦カード>
▼アトム級(-46kg)3分3R延長1R
伊藤紗弥(尚武会/WBCムエタイ世界女子ミニフライ級王者、WPMF世界女子ピン級王者、WMC女子世界ミニフライ級王者)
Ayaka(健心塾/NJKFミネルヴァ日本ピン級王者)
▼ミニフライ級(-49kg)3分3R
RAN(MONKEY☆MAGIC KICKBOXING STUDIO/第7回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジ女子Bクラス-55kg級優勝)
AKARI(TARGET/2018年KAMINARIMON全日本女子-52kg級優勝)
▼-44kg契約 3分3R
松谷 綺(VALLELY KICKBOXING TEAM/NJKFアマチュア-46kg王者)
小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM/第38回全日本空手道選手権大会2019軽量級優勝)