2019年12月22日、北海道・札幌琴似コンカリーニョにて、PFCの年内最終戦、『PFCやれんのか!1019』が開催された。
2019年は4月7日の「PFC.20」から、7月28日「PFC.21」、9月29日「PFC.22」、そして今回の12月22日最終戦の「PFCやれんのか! 2019」が開催された。
ライト級トーナメント決勝戦では、パワーオブドリームジムの渡辺トシキが優勝し、第4代ライト級王者となった。
また、バンタム級のノンタイトル戦で王者・小倉卓也(青森 スカーフィスト)が岡山の上荷大夢(IXSIM)にリアネイキドチョークで一本勝ち。
3歳からはだしで札幌の三角山を駆け上り、10kgの重りをつけて小学校に通っていたことで「探偵ナイトスクープ」でも取り上げられた西川大和(フリー)は、青龍(覇王家龍)を相手に1R KO勝ち。NHKのカメラも同行を追うなど16歳のMMAファイターに注目が高まっている。
Fighting NEXUSが「協力」し、Fighting NEXUSの小池義昭氏も視察したPFCは500人満員で幕を閉じた。2020年は3月8日(日)に同じく琴似コンカリーニョにて、フライ級トーナメントが開催される。
▼第8試合 MMA PFCルール メインイベント ライト級トーナメント決勝戦 ライト級 5分2R延長1R×新名正啓(旭川 ジャクソン道場)[2R 判定1-1ドロー→延長0-3]〇渡辺トシキ(札幌 パワーオブドリーム)※渡辺が第4代王者に。
互いに一進一退の攻防の末、本戦判定は20-18、18-20、19-19と割れて延長戦へ。延長戦はスタンドの攻防で渡辺が足払いでふらつかせてからヒザ蹴りをヒットさせ、倒れる新名にパウンド、たまらず新名は四つん這いに成る。亀となった新名のバックを取ってさらにパウンドを打ちまくる渡辺、スタミナが切れたか新名は動けず。なんとか足を外そうともするが外れずバックをキープされる状態が続きタイムアップ。
延長判定0-3で渡辺が勝利しライト級トーナメントを制覇。第4代ライト級王者に輝いた。
▼第7試合 MMA PFCルール セミファイナル 無差別級5分2R 延長1R〇西川大和(札幌 フリー)[1R 1分32秒 KO]×青龍(函館 覇王家龍)
急遽対戦相手が変わった西川大和であったが、ミドル級の青龍がプロデビュー戦となり、西川と激突した。
西川は青龍を打撃で圧倒して2度、3度とパンチでダウンさせるも追随せず、立たせ、打撃の攻防を楽しみながら最後は右のハイキックでKOし危なげなく勝利。
無差別級、階級の違う相手に圧倒し、勢いの差を見せつけた。12月6日で17歳となった西川にはテレビ局のカメラも追っており、2020年は飛躍の年、勝負の年となりそうだ。
▼第6試合 MMA PFCルール バンタム級 5分2R延長1R ※ノンタイトル戦〇小倉卓也(青森 スカーフィスト) 王者[1R 1分42秒 リアネイキドチョーク]×上荷大夢(岡山 IXSIM)
▼第5試合 MMA PFCルール ヘビー級 5分2R延長1R×ズールaka殺人トトロ(札幌 BIF) 2位[2R 1分24秒 KO]〇関野大成(茨城 三河幕府) デビュー戦
▼第4試合 MMA PFCルール バンタム級 5分2R延長1R〇千葉嘉大(青森 スカーフィスト)[2R 1分24秒 リアネイキドチョーク]×DAIKI(札幌 パワーオブドリーム)
▼第3試合 MMA PFCルール バンタム級 5分2R延長1R〇ジミー西(札幌 髑髏會)2位[1R 3分31秒 腕十字]×石田祐司(青森 卍)デビュー戦
▼第2試合 MMA PFCルール ミドル級 5分2R延長1R×KAZUKI(札幌 パワーオブドリーム)1位[1R 4分21秒 TKO]〇若原 慧(札幌 アルバトロス)デビュー戦
▼第1試合 MMA PFCルール ライト級 5分2R延長1R×中島光陽(札幌 禅道会)[判定 0-3]〇河永重春(恵庭 アルバトロス)デビュー戦
※山本祐希は頸椎損傷の為、ドクターストップ。代わりに同門でフェザー級の中島が階級を上げて試合に臨んだ。