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【K-1】篠原悠人「判定に行ったら自分の負け。だから絶対KOで勝たないといけない」

2019/12/25 11:12
【K-1】篠原悠人「判定に行ったら自分の負け。だから絶対KOで勝たないといけない」

ゴンナパーをも一撃KOした強打をミットに叩き込む篠原 (C)M-1 Sports Media

2019年12月28日(土)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN』に出場する、篠原悠人(DURGA)が公開練習を行った。篠原はライト級3分3R延長1RでSEIYA(MAD MAX GYM)と対戦する。


 当初、篠原は今大会で3月の『K'FESTA.2』で拳を交えた大沢文也とのリマッチが決まっていたが、大沢の負傷により試合10日前に対戦相手がSEIYAに変更となった。

 篠原は「コンディションはいつもと変わらず。減量も上手くいってるし、調子も良い感じです」と全く気にする様子はなく、普段の練習のようなリラックスしたムードで湊谷トレーナー(数々のK-1ファイターを育てた正道会館のトレーナー)を相手にパンチミットを行った。

 試合直前での対戦相手変更は初めてという篠原だが「あまり心境的には変わらないですね」とやることは変わらないと強調する。というのも、前回の大沢戦では周囲から期待されたテクニック対決を意識し過ぎたため、お互いにコンタクトの少ない神経戦になってしまい、今回は対戦相手や対策関係なく自分のスキルを上げることだけに集中してきたからだ。

 篠原はK-1ファイターの中でもスイッチ(構えをオーソドックスとサウスポーをどちらも使う)を上手く使いこなす選手の1人だが、そのテクニックにさらに磨きをかけてきた。

「今回はあんまり相手のことを意識し過ぎず自分のスキルを上げる練習をしてました。具体的にはスピード、パワー全てなんですけど、パンチのスピードだったり当て方をけっこう考えながら今回は練習出来たかなと思います。

(湊谷トレーナーからはボクサーの動きを参考にしているという言葉もあったが?)スイッチワークであったり、パンチの出どころとかナチュラルに出せるパンチであったり、ボクシングの選手はパンチに関しては一流やと思うので、そこもしっかり色んな選手を見て吸収して完成に近づけてますね。自分でも強くなっている実感があるので、今回かなり完成度は高いと思います」


 8月K-1大阪大会での川﨑真一朗戦(篠原がダウンの応酬の末に判定勝ち)は大会ベストバウトにも挙げられるような激闘で、川﨑が奪ったダウンを引き金に両者がヒートアップして激しく打ち合った好勝負に見えた。だが篠原の中では熱くなっての打ち合いではなく、相手の動きが分かった上でダウンを奪い返せると確信を持って攻めに出た結果だったという。

「僕の作戦というか計画ではダウンを取られることは予想してなくて(苦笑)、ああいう試合展開も初めてでした。その中で最終的に勝てたことは良い経験になったと思うので、それを無駄にしないように意識してます。(ダウンを取られてからは熱くなっていた?)熱くなるというか、ダウンを取られたんですけど、それと同じぐらいダウンを取り返せるなと思えました。実際あそこで行って2回ダウンを取れたことが大きかったですね。

(攻撃的な姿勢でも相手の攻撃は見えていた?)そうですね。絶対相手は隙が出きる、ダウンを取ったら一気に来ると思ったので、そこで合わせようと思って無意識に合わせたって感じですね。今までの自分の試合の経験でも、熱くなって良いことはほぼないと思うんで(苦笑)。冷静に倒しに行くことが一番強いと自分の経験で分かるので、あまり熱くなり過ぎないようにしてます」

 篠原は大沢戦の段階からKO決着を予告していたが、対戦相手がSEIYAに変わり「判定に行ったら自分の負けやと思ってます。だから絶対KOで勝たないといけない」と言い切る。「どの試合もそうなんですけど絶対に負けられないし、特にベルトを獲ることを考えれば、今回は絶対に落とせない試合ですね」とタイトルい近づくためにはKO勝利が絶対条件だとしている。


 ライト級戦線を考えるとKrushライト級王者ゴンナパー・ウィラサクレックが復帰し、1月のKrush後楽園大会で横山巧とのタイトルマッチも決定している。その中で今回の試合はどれだけインパクトを残せるか。他の試合との勝負であるとも考えており、自身もK-1ライト級王座への挑戦を望んでいる。

「K-1のベルトに近づけるかどうかは僕自身の問題。今回の試合次第で状況は変わってくると思うので、しっかり内容で示したいですね。それを考えるとKOが一番良い形やと思うので、KOで倒したいと思ってます。(現K-1ライト級王者は過去に敗れている林健太だが、ベルトとリベンジどちらを意識している?)僕は人に執着はないので、ベルトが獲れればいいかなと思ってます。とにかくK-1ライト級のベルトが欲しいですね」

 改めてファンへのメッセージを求めると「相手は変わっちゃったんですけど、そこでもしっかり自分の強さを見せて、内容で示すことができればタイトルマッチも見えてくると思います。今回調子もめちゃくちゃいいので、圧倒的なKOを見せられると思うので楽しみにしていてください」とKO勝利をファンに約束した。

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