K-1K-1
K-1
ニュース

【K-1】アウトサイダーからK-1へ、海斗「自分がK-1に出られるなんて思っていなかった」

2019/12/19 13:12
2019年12月28日(土)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN』に出場する、海斗(ポゴナ・クラブジム)が公開練習を行った。海斗はウェルター級3分3R・延長1RでIKMFウェルター級王者キム・ホソン(韓国/雪峯ジム)と対戦する。  11月のKRUSH大阪大会で大泉翔を秒殺KOで下し、待望のK-1本戦初出場を決めた海斗。1カ月弱という短い期間での試合になるが「オファーを受けた時は、K-1なので何も考える前から『出ます!』って即答しました」と夢舞台のリングを目前に気持ちを昂ぶらせる。  前戦から試合間隔が短かったことも「前の試合から期間が開いてない分、いつもより遊んでないんでコンディションはバッチリですね」とプラスに作用していると語り、公開練習のミット打ちでもパンチのコンビネーションからパワフルな左右のミドルを連発して好調振りをアピールした。  K-1アマチュアやK-1甲子園で結果を残し、そこから若い才能が続々と輩出されつつある現在のK-1のピラミッドの中で、海斗は“不良の祭典”と呼ばれていたアマチュア総合格闘技イベント『THE OUTSIDER』に2度出場するなど、異色の経歴を持つ。そんな海斗が格闘技に向き合い、K-1を目指すきっかけになったのが現在所属するポゴナ・クラブジムとの出会いだった。 「ちっさい時に魔裟斗さんとKIDさんの試合を見てカッコイイなと思って格闘技を始めたんですけど、自分がK-1に出られるなんて思ってなくて。それで色んな大会に出てたんですけど、上京してポゴナ・クラブジムに入ったら、会長から『K-1に出てみないか?』って言われたんです。最初は『嘘やろ!?』って思ったんですけど、K-1 JAPAN GROUPのイベントで試合を続けていたら本当にK-1に出ることが出来ました。だからポゴナ・クラブに出会えたことがK-1を目指したきっかけですね」  元々は総合格闘技のジムとして発足したポゴナ・クラブジムだが、近年は海斗はもちろん、先輩のFUMIYAもK-1 JAPAN GROUPの舞台で活躍している。  海斗・FUMIYAともに強靭なフィジカルと攻撃力を全面に押し出した戦いぶりが特徴的で、海斗曰く「僕たちには文也先生(石川文也)っていうパーソナルトレーナーがいるんですけど、その人にフィジカルとスタミナを鍛えてもらっていて、それでみんなフィジカルはめちゃくちゃ強くなった」。今年は負傷で欠場期間が続いていたが「怪我で試合ができない時も出来ることはやっていましたし、トレーニングでもめちゃめちゃ重さが上がるようになりました」と更なるフィジカル強化に手応えを感じている。  今回の対戦相手は韓国のキム・ホソン。14戦13勝1敗という優秀な戦績を残すIKMFウェルター級王者で、テコンドーをベースとした派手な蹴り技を得意とするトリッキーなファイトスタイルを持つ。海斗のパワフルな蹴りとホソンのトリッキーな蹴り、同じ蹴りを得意する両者だがファイトスタイルは対照的だ。  海斗は「ホソン選手の試合映像はあまり見てないんですけどテコンドーがベースでステップが独特。長い距離の回転系の蹴りに注意している」とホソンのトリッキーな蹴りを警戒しつつ「僕の方が蹴りでも強いと思うので、それを試合で見せる」とこれまで磨き上げた蹴りに絶対の自信を見せる。  さらに「自分の攻撃を当てて、練習でやってるコンビネーションで攻めて、いつも通り効いたらまとめて倒してまおうかなって感じです。みんな僕の試合はKOを見にきてると思うんで、しょうもない試合はしんとばっちりシバきあげます」と堂々のKO宣言も飛び出した。  改めて『THE OUTSIDER』を経て、憧れのK-1のリングへ辿り着いた海斗は「僕も昔は結構めちゃくちゃしてたんですけど(苦笑)、若いヤンキーたちに『ちゃんと頑張ったらこういう風にインタビューもしてもらえて、ちゃんとした舞台で戦えるよ』って教えてあげたいですね」とかつての自分と同じような立場にいる少年たちにメッセージを送った。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント