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【DEEP】武田光司が大原樹里に一本勝ち王座防衛! マルティネスが誠悟にTKO勝ち。女子4試合も

2019/12/15 14:12
2019年12月15日(日)東京・大田区総合体育館で「skyticket Presents DEEP 93 IMPACT」が開催された。 ▼メインイベント 第24試合 DEEPメガトン級タイトルマッチ 5分3R〇ロッキー・マルティネス(117.40kg/王者/スパイク22)[2R 2分09秒 TKO]×誠悟(120.40kg/挑戦者/AACC)※マルティネスが王座防衛 全24試合のトリを務めるメインイベントは、DEEPメガトン級タイトルマッチ5分3R、王者ロッキー・マルティネス(スパイク22)vs挑戦者・誠悟(AACC)。『RIZIN』でジェロム・レ・バンナを破り、ミルコ・クロコップとも戦ったマルティネスが、かつて“ミスターメガトン”と呼ばれ2018年10月に4年半ぶりの復帰を果たした誠悟を相手に2度目の防衛戦。 110kgの巨体ながらスピードのあるマルティネスが格の違いを見せつけるのか、それとも柔道殺法の誠悟が悲願の王座奪取を果たすのか。 1R、ともにオーソドックス構え。ロッキーは右ローから入るがそこに左フックを狙う誠悟。ケージ際で腕を巻き込んでの払い腰テイクダウンは誠悟! 袈裟固めも、体を返すマルティネスは落ち着いている。左ジャブのダブルから右を振り詰める誠悟だが、体を入れ替えるマルティネス。ジヤブ右ストレートに金網に釘付けになる誠悟だが、右を返す。右の打ち下ろしはマルティネス。金網に詰めてヒジも打ち込む。クリンチボクシングからアッパーも。誠悟の左目尻から出血でドクターチェック後、再開。 マルティネスの左にバランスを崩す誠悟だが、すぐに立ちあがる。金網に詰めるマルティネスはダブルレッグに入るが誠悟は差し上げる。 2R、左ジャブのマルティネスにジャブ突き返す誠悟。しかしローも当てるマルティネスは金網まで詰めてさらに細かい連打をボディ、顔面に突く。再び誠悟にドクターチェック。左目周辺の傷からの出血をぬぐい再開。大きな右を振る誠悟だが、空を切り、マルティネスの左ジャブだけが当たっていく。スタンドで打たれるままの誠悟を見て、レフェリーが間に入った。 王座防衛に成功したマルティネスは「誠悟はとてもタフだった。またDEEPでタイトルマッチやります。いつでもやります。サカキバラサン、RIZINにも呼んでください」と語った。 【写真】王者の通訳を務めてくれた山本美憂と。マルティネスは好きな「ドンペン」と共に勝者会見に臨んだ。 ▼セミファイナル 第23試合 DEEPライト級タイトルマッチ 5分3R〇武田光司(70.20kg/王者/BRAVE)[3R 4分40秒 キムラロック]×大原樹里(70.20kg/挑戦者/KIBAマーシャルアーツクラブ)※武田が王座防衛に成功 セミファイナルは、DEEPライト級タイトルマッチ5分3R、王者:武田光司(BRAVE)vs挑戦者・大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ)。 両者は10月『DEEP 92 IMPACT』後楽園ホール大会でのライト級タイトルマッチで対戦したが、2Rの武田のローブローにより大原が続行不可能となり、その時点でのテクニカル判定3-0で武田が王座防衛。両者納得いかず、ダイレクトリマッチとなった。 長い手足からの打撃を得意とする大原はヒジ打ちを狙い、武田は組み付くとあらゆる体勢からスープレックスを連発してテイクダウンを奪っていった。仕切り直しの一戦は、武田の返り討ちか、大原がチャンスを活かすのか。前戦では武田はテイクダウンを決め、立ち上がるなかで大原は徐々に打撃の機会を増やしていってもいる。2カ月前に組んでいることは両者にどんな感覚を残しているか。 1R、がっちり握手をかわした両者。サウスポー構えの武田にオーソドックス構えの大原。詰める武田はジャブ右フックで前に。大原も右ミドルを当てる。組む武田に離れる大原は右の前蹴りを腹に突く。さらに右ハイもブロックする武田。右ミドルハイをガード上から当てる大原。右で差した武田は金網まで詰めボディロックから後方にそり投げも潰す大原! 左ジャブ突く大原。武田も右を返す。しかし大原は前回より距離を自由に右の蹴りを放つ。再び右で差した武田はボディロックテイクダウン! 亀から立つ大原をがぶるが首抜く大原が右の三日月蹴りで圧力をかける。 2R、右から左をブロックの上から当てる武田。詰めてボディロックテイクダウン! 亀から立とうとする大原をがぶりブルドッグチョークを狙う。首を抜いた大原に、右ジャブは武田。さらに左フックから詰めると右を差して金網まで押し込む。金網背にした大原はヒザ蹴りもローブローに。再開。大原に注意後、再開。大原のワンツーに右を当てる武田は右で差して背中を見せる大原のスタンドバックに。大原のアームロック狙いを潰して立ち際にパウンドをまとめる。立つ大原だが、武田はシングルレッグでテイクダウン。クオーターネルソンからダースチョーク狙い、さらに引き落としてパウンドと強靭なスタミナを見せる。削られた大原。 3R、右ミドルハイを当てる大原だが、ダブルレッグテイクダウンへ。それを切る大原に下になる武田は腕十字へ。それを外して踏む大原。立ち上がる武田の腹に前蹴りを連発する。しかし武田は右を当て、みたびボディロックから肩に担ぎ大きくリフトしてテイクダウン! すぐにパウンドする。立ち上がろうとする大原をリストコントロールし、パウンドする武田。大原が中腰になると外がけからテイクダウン。ケージウォークで立ち上がろうとする大原は亀からシングルレッグも潰す武田は、ボディロックから後方にグレコの俵返し! サイドを奪うとキムラロックを極めた。 残り20秒で一本勝ちを決めた武田は、ケージのなかでベルトを肩に巻き、「前回、10月に中途半端に終わり(※10月22日の王座戦では、2Rの武田のヒザ蹴りがローブローとなり、大原が試合続行不可能。その時点での判定で武田が勝利)、今回は一本で極めようと思っていました。まだ上の舞台でやりたい気持ちがあります。もちろんRIZINです。もっとスキルアップして強くなります」と語った。(武田光司 試合後インタビュー) [nextpage] ▼第22試合 DEEPバンタム級 5分3R×北田俊亮(61.35kg/パンクラスイズム横浜)[1R 2分41秒 リアネイキドチョーク]〇井上直樹(61.20kg/Serra Longo Fight Team) MMA11勝2敗の井上は、2014年の「DEEPフューチャーキングトーナメント」で優勝するなどプロ10戦全勝でUFC参戦。2017年6月にカールス・ジョン・デ・トーマスに判定勝ち後、2018年6月にマット・シュネル(※現在UFC4連勝中)にスプリット判定負け。その後、フライ級戦線を縮小したUFCからリリースとなり、2019年2月に米国「CageFury FC 72」に出場し、ショーン・サンテラに判定負けしていた。 2019年5月にはBellator&LFAファイターのカイル・エストラーダとの試合が決まっていたがキャンセルとなり、今回、2017年3月以来の日本での「バンタム級」戦で再起を図る。UFCファイターで元DEEP JEWELSストロー級王者・魅津希の実弟である井上直樹は現在、姉や佐々木憂流迦らとともにセラロンゴ・ファイトチームで練習を積んでおり、DEEPでの試合決定に、「試合自体は10カ月ぶり、久しぶりの日本での試合です! DEEPで育ったのでまたここで試合できて嬉しいです。楽しみにしてます」と意気込みをSNSに記していた。今回の試合に向け、UFC強豪のアルジャメイン・スターリングとのケージレスリング、そして打撃に力を入れており、トータルファイターとして進化しているという。 対する北田俊亮はMMA22勝12敗4分。2018年4月にソン・ジンス(現UFCファイター)に2R TKO負け後、2018年12月には白川“Dark”陸斗に判定負けと、いずれも強豪相手に2連敗中。しかし、2016年にはソン・ジンスとの初戦で判定勝利し、組み技師・齊藤曜に一本勝ちするなど、柔道ベースで柔術茶帯のグラップリングの強さには定評がある。サブミッションに長けた井上と組み伏せる北田の試合は、MMAのトータル力が問われる試合となりそうだ。 1R、細かくステップ踏む井上がジャブ&ロー。右を当て北田の組みにはヒザを入れる。左ストレートを当てると北田が後方にダウン。井上はハーフからまたぎながらパス狙うとバックへ。背後からパウンドを入れながら、4の字でボディトライアングルの井上は、鼠径部に足をフックし直し、リアネイキドチョークチ狙い。後ろ手を掴んで凌ぐ北田をアゴ上から徐々に絞めてのどもとに食い込ませタップを奪った。 実力者・北田から一本勝ちした井上は試合後、「こんばんは。忙しいなか来てくれてありがとうございます。2連敗からいい形でチョークを極められてよかったです。あっ、もう何も言うことはないです(笑)」と最後は笑顔でケージを降りた。井上直樹インタビューはこちら ▼第21試合 DEEPバンタム級 5分3R〇大塚隆史(62.70kg→61.65kg/T GRIP TOKYO)※61.7kgリミットを1kgオーバーも再計量でパス[判定3-0] ※29-28,30-27×2×高野優樹(61.50kg/FIGHT FARM) 大塚は2017年にRIZINバンタム級トーナメントでアンソニー・バーチャック、カリッド・タハに勝利も、準決勝で石渡伸太郎に判定負け。2018年3月にDEEPバンタム級王座を返上すると、8月にはビクター・ヘンリーにもKO負けし、5年ぶりの連敗を喫した。 しかし、2018年12月の赤尾セイジ戦で強いレスリング力を発揮し判定勝利で復活。2019年5月にPXCバンタム級王者のトレヴィン・ジョーンズを迎え撃ったが、リアネイキドチョークで一本負け。前戦9月に白川“Dark”陸斗と対戦し、大塚の投げの影響か白川の右肩が外れ66秒でTKO勝ちとなっていた。 対する高野優樹もレスリング出身。2016年6月に釜谷真のギロチンで一本負けも、2016年11月に沼倉雄太に判定勝ち。2017年3月には若菜千明に腕十字で一本勝ちで連勝も、7月に窪田泰斗に判定負け。10月に城田和秀に1R TKO勝ちを収めて以来、2年間試合から遠ざかっていた。 和術慧舟會HEARTSからハワイのグレイシー・テクニッスク・ホノルルで武者修行を積み、心機一転、FIGHT FARMに所属を移し、2年ぶりの試合でいきなり元王者に挑む。 1R、ともにオーソドックス構え。高野は低い構えを見せる。右を伸ばして金網に詰める高野だが組み手悪く深追いはせず。スタンドからダブレッグテイクダウンは高野! しかし大塚もしっかり金網背に立ち上がる。高野の左フックをブロックする大塚の組みに高野は引き込みに。バタフライガードもハーフになる大塚は、高野を引きはがすとその際で高野もスクランブルから立つことに成功。 大塚の右はかわす高野は大塚の組みも切っていく。互いに右の打ち合いからヒザを触りに行く高野。差し上げる大塚にヒザを突くが、大塚もアゴを押して突き放す。 2R、強い右ローから入る大塚。先に圧力をかけていく。大きな左はかわされる高野はサークリングで回される。四つに組んだ両者だが互いに脇は硬い。がぶり引き落としは高野もすぐに首を上げる大塚。大塚の大きな右も空を切る。右ローをカーフで当てる大塚。圧力をかけられダブルレッグに入る高野だが切られる。詰める大塚がダブルレッグに入るが差し上げる高野。今度は中央で高野がダブルレッグテイクダウン! しかしここも大塚はすぐに立つ。高野のがぶりにはすぐに首を外す。大塚は右ストレート、左フックで攻め込む。 3R、中央を取る大塚。左アッパーから右フックは高野。かわす大塚はがぶりから崩して上に。しかし高野もすぐに立つ。右ローを当てる大塚。組み際にヒザを突く高野。左ジャブ突く大塚。高野も右で前に出ると右のロングフックをヒット! しかし前に出る大塚が高野の打撃をいなしてテイクダウン! バックから外側の腕を取る大塚はリアネキドチョーク狙いに。そこは正対して極めさせない高野だが、大塚はマウントへ。パウンドを入れてゴング。 判定は3-0で終始高野にペースを握らせなかった大塚が勝利した。大塚は試合後、「ほんとうはKOしたかったです。面白い試合をしたくてスタイルを変えているんですけど、そこが課題で、もっと倒せる試合をしますので応援よろしくお願いします」と語った。 ▼第20試合 DEEPライトヘビー級 5分3R〇水野竜也(92.45kg/フリー)[2R 3分28秒 リアネイキドチョーク]×ジョシュア・ロビソン(92.60kg/ロデオスタイル) ライトヘビー級では、10月大会で酒井リョウによるグラウンド状態での反則のヒザ蹴りを受け試合続行不可能で反則勝ちとなっていた水野竜也(フリー)が連続参戦。ロデオスタイル所属でMMA8勝6敗2分のジョシュア・ロビソン(米国)と対戦する。PANCRASEでは高木健太、荒井勇二に敗れているロビソンだが、2015年9月の「GRANDSLAM 3」で市川公貴にTKO勝ち以降は、GRACHANで5勝1NCと負け無しで5つのKO・TKO勝ちをマークしており、その強打に対し一本勝ちも多い水野はいかに戦うか。 前日計量で水野は「前回すごく後味の悪い試合をしてしまったので(※10月大会で相手の酒井リョウの反則のヒザ蹴りにより勝利)、今回はしっかりKOか一本で勝って、(今年)最後の試合を盛り上げたいと思います」と語った。 1R、サウスポー構えの水野にオーソドックス構えのロビンソン。先に詰める水野はボディロックテイクダウン。サイドからキムラを狙うが、下から足で頭を挟むロビンソン。頭を抜いたロビンソンに水野はバック奪い、身体を伸ばしてパウンド、リアネキドチョークを狙うが、凌いだロビンソンが落として上に。スタンドで右を振り圧力をかけたところでゴング。 2R、さきにテイクダウンを奪う水野にスクランブルから立つロビンソン。水野のスタンドバックに回るが水野もキムラ狙い。それを潰したロビンソンはアッパー! 下がる水野を追うロビンソンに水野はシングルレッグも切られる。亀で腕を手繰る水野はロビンソンを落とすとハーフに。右で首を枕に固めてからロビンソンの起き上がり際にバックに。粘るロビンソンをリアネキドチョークで極めた。 水野は試合後、「ご来場ありがとうございます。高い金を払ってこうして観に来てくれるお客さんのおかげで格闘技が盛り上がります。昨日、子供2人がゲロってちゃって大変でしたが(苦笑)、今日は早く帰って息子の面倒をみます」とマイクで語った。 [nextpage] ▼第19試合 DEEPフェザー級 5分3R〇DJ.taiki(66.05kg/パンクラスイズム横浜)[1R 1分35秒 肩固め]×オーロラ☆ユーキ(66.00kg/KIBAマーシャルアーツクラブ) フェザー級で、DJ.taiki(パンクラスイズム横浜)とオーロラ☆ユーキ(KIBAマーシャルアーツクラブ)が対戦する。 DJ.taikiは、2019年5月の「DEEP 89 IMPACT」でDEEPフェザー級王者・弥益ドミネーター聡志に挑戦。1R終了間際に先にダウンを奪ったDJだったが2Rに逆転負けを喫している。悲壮な覚悟で弥益戦に臨んでいたDJの再起戦。その決意とともに注目だ。 対するオーロラ☆ユーキは、2019年3月にシェルナンド・ラジッドに判定負け。前戦2019年6月には元UFCファイターの小見川道大と対戦し、2R2分03秒、変形の肩固めで一本負けしている。連敗中ながら、ともに大田区大会に出場する兄・大原樹里の対武田光司戦のシミュレーションを務めるなかで自身の動きにも磨きをかけてきた。ともにストライカーながら、打撃のなかでテイクダウンにも長けたDJ.taikiと、腰の強さに定評があるオーロラ☆ユーキ、3Rで勝機をつかむのは? 1R、オーソドックス構えのオーロラにサウスポー構えから入るDJ。右ミドルを当てるオーロラに左ストレートでダウン奪うDJ! パウンドに金網際で立つオーロラ。脇潜りスタンドで肩固めのまま後方に倒したDJがそのままグラウンドで肩固めを極めた。 試合後、DJはケージのなかで、「前回、タイトルマッチで負けてしまって(5月に弥益ドミネーター聡志に2R TKO負け)、格闘技を続けるか辞めるか迷ったんですけど、死ぬまでに一度はマリンメッセ福岡で試合してから引退しようと思いました。天覧試合で勝ってこのまま辞めようかとも思いますが、どうですかね? 続けた方がいいですかね?」とマイクで最後はグダグダになると、北岡がマイクを譲られ「ありがとうございました!」と強引に締めた。 ▼第18試合 DEEPフェザー級 5分3R 〇牛久絢太郎(65.95kg/K-Clann)[1R 1分50秒 TKO] ※サッカーキック×ハリー・スタローン(66.10kg/マカコ・ゴールド・チーム・ジャパン) 牛久絢太郎は5月の『DEEP 89 IMPACT』ニューピア大会でDEEP初参戦。ザック・ベナベンテに1R TKO勝ち。9月大会ではKRAZY BEEの横山恭典に判定勝ちを収めている。 1R、組んできたスタローンにギロチンを狙う牛久は下になるも金網背に立つ。牛久は小外がけでテイクダウンしサイド奪うが、リバーサルするスタローン。しかしアバラを痛めた様子。上を取った牛久はパウンド、サッカーキックを決めた。 [nextpage] ▼第17試合 DEEP JEWELSミクロ級 5分2R×しなしさとこ(43.55kg/フリー)[1R 1分51秒 TKO]〇にっせー(44.10kg/フリー) 2007年3月にスマックガール・フライ級女王となったしなしは、2008年2月にDEEP初代女子フライ級王座を獲得。同年10月の試合を最後に結婚・出産のためリングを離れたが、2014年10月に約8年ぶりに復帰。2017年3月に韓国で約9年ぶりの黒星を喫したが、その後も連勝。6月大会ではマドレーヌに圧勝し、新設されたDEEPミクロ級でも女王に君臨すると宣言した。42歳となった今でも若手の追随を許さない。マドレーヌに続いて新世代を迎え撃つしなしは、MMAの練習とは別にフィジカルトレーニングで進化していく肉体を披露している。 対するにっせーは、沖縄在住で2018年9月のDEEP JEWELSアマチュア大会に出場。この試合での活躍が佐伯繁DEEP代表の目に留まり、「すぐにでもプロに上げたい」との高評価を得て今年3月の後楽園ホール大会でプロデビュー戦。同じくデビュー戦となるKOTORIとの再戦となり、敗れはしたものの好試合を展開した。9月大会では山崎桃子を腕十字で破り、プロ初勝利を飾っている。今回がプロ3戦目。リングネームのにっせーは、地元で小学生の頃から男まさりにやんちゃだったため、「にせあそこ」というあだ名をつけられ、それが短縮され「にっせー」になったという。 1R、ともにオーソドックス構え。右の前蹴りをアゴにヒットさせたにっせーに詰めるしなしは左で差して金網に押し込むが、離れ際に近距離の右の打撃を当てたにっせー!  下になるしなしは足関節、ヒールフック狙いも後ろを向いて外したにっせーがパウンド! 足を戻そうとするしなしだがにっせーは中腰から強いの右の打撃を入れ、レフェリーが間に入った。 ケージの中でにっせーは、「こんにちは。皆さん今日、名前を憶えて帰ってください。道場が無くなり練習場所も大変でしたが、たくさんの人の応援で勝つことができました。これからもトップファイターになれるよう頑張ります。応援よろしくお願いします」と挨拶した。 ▼第16試合 DEEPフェザー級 5分2R〇横山恭典(65.95kg/KRAZY BEE)[判定3-0] ※20-17,19-18,20-18×小川顕広(65.95kg/CAVE) 6月29日の『DEEP 90 IMPACT』後楽園大会で大澤茂樹に判定勝ちした横山恭典だが、9月大会では牛久絢太郎に接戦の末、判定負けしている。小川はDEEPで4連敗中なだけに黒星を止めたいところ。 1R、ともにオーソドックス構え。圧力かけて右で差す横山。スタンドバックに回り、ヒザを突き、ボディロックで持ち上げテイクダウン。すぐに立つ小川。ブレーク。横山の下段蹴り&右に、小川も右を返すが、圧力かける横山がテイクダウン。サイド奪い肩固めに入るが、凌ぐ小川に横山は腕十字へ! うつ伏せになりヒジが伸びた小川だがゴング。小川は右ヒジを押さえながら立つ。 2R、強い右ローから入る小川。前手で距離図り右を伸ばす横山。さらに右ローも。互いに右ローから詰める横山が右ストレート! さらに右ロー。そのあとに左右で前に出る小川だが、空手の距離の横山に届かない。ワンツーで詰めてシングルレッグ、さらにダブルレッグに移行しスタンドバックに回る横山。アンクルピックを狙いながらもその際でキムラを狙う小川。その足をひっこ抜く横山。ブレーク。左右フックで飛び込む小川だがゴング。判定は3-0で終始主導権を握った横山が復活の勝利を挙げた。 ▼第15試合 DEEPフライ級 5分2R×ハシャーンフヒト(61.45kg/NEX)[判定0-3] ※18-20×3〇竿本樹生(61.70kg/BRAVE/ZSTフライ級王者) 現ZSTフライ級王者の竿本樹生がDEEP参戦。フヒトは9月大会で渋谷カズキにスプリット判定勝利。 1R、ともにオーソドックス構えから、左右細かくスイッチする竿本は左フックでダウン奪い、さらに右をヒットさせ、跳びヒザでダウンを奪うなどフヒトを崩すが、突っ込み気味の竿本の首をフヒトはセンタク挟み狙いながらキムラ狙い。またいで外す竿本は上からヒジを落とす。 2R、サウスポー構えから入る竿本。左ストレート、右アッパーで詰める。フヒトは右の前蹴り。左を振ると竿本は掻い潜りダブルレッグからシングルに移行も突き放される。右で差す竿本だが体格差があるか疲労が見える。フヒトの詰めに左右のアッパーで入る竿本。右ボディも突くが、前に出るフヒト。試合は判定3-0で有効打を当てた竿本が勝利した。 ▼第14試合 DEEPフェザー級 5分2R×窪田泰斗(66.05kg/D's Box'n' Fit)[判定1-2] ※18-20×2,20-18〇鈴木琢仁(66.05kg/ボンサイ柔術) 1R、オーソドックス構えの鈴木にサウスポー構えの窪田。窪田の蹴りがローブローとなり中断後再開。窪田の左を掻い潜りダブルレッグからシングルレッグ、さらに金網詰めて四つに持ち込む鈴木は左で差して崩してテイクダウン。すぐにまたいでマウントを奪い、パウンド。バックを狙うが、その際で下に落とした窪田。クローズドガードの鈴木は、頭を引きつけて三角狙い。しかし窪田もインサイドから細かくパウンドを狙う。上腕・手首をつかむ鈴木は下から仕掛け。シングルレッグで立とうとするが、潰す窪田はヒジを落とす。 2R、後ろ廻し蹴りは鈴木。さらに右ストレートを当ててダウンを奪う。先に詰める鈴木にヒザを狙う窪田だが、がぶりからギロチンを狙う鈴木。しかしここも窪田はスクランブルから外して正対し上に。 立つよりもハーフからの仕掛けを狙う鈴木は左でオーバーフックしコムロック狙い。それを外した窪田はニアマウントも左で差す鈴木はスイープを狙う。ここも潰した窪田だが、鈴木は下からディープハーフで二重がらみ・ロックダウンへ。窪田は右で深く小手に巻いて凌いでゴング。 判定は、ダウンを奪った打撃、下からの仕掛けも評価された鈴木がスプリットで勝利した。 [nextpage] ▼第13試合 DEEP JEWELSアトム級 5分2R  ×青野ひかる(47.90kg/ストライプル新百合ヶ丘)[1R 3分40秒 TKO]〇パク・シウ(47.90kg/TEAM MAD) DEEP JEWELSアトム級戦として、青野ひかる(ストライプル新百合ヶ丘)と韓国のパク・シウ(TEAM MAD)の対戦が決定。日本大学レスリング部出身の青野は、全日本社会人選手権48kg級優勝、全日本学生選手権48kg級優勝など女子レスリングで数々の実績を持つ。MMAでは、2018年3月から3連勝も、2019年3月にベテランの富松恵美にリアネイキドチョークで一本負け。しかし、同年6月の檜山美樹子戦で腕十字で一本勝ち、9月に古澤みゆきに肩固めで一本勝ちするなど、極めに磨きをかけて2連勝中だ。 対するパクはテコンドーをバックボーンにMMAやキックでも活躍。キム・ドンヒョンやハム・ソヒなどのMMAトップファイターが所属するTEAM MADの所属でMMAでは2勝2敗。日本勢とは2018年5月に「GRACHAN 35」で沙弥子に判定負けも8月の「DEEP 85」ではパンチ&ロー、ヒザ蹴り、左ミドルで富松に大差の判定勝ちを収めている。MMAでの前戦では2018年12月に韓国「KAISER 02」でチェ・ジュにも判定勝ちするなど連勝中で勢いに乗っている。 また、キック戦績は3勝3敗で、伊藤紗弥や紅絹とも対戦経験があり、2019年6月の「REBELS.61」ではぱんちゃん璃奈に判定負けも顔面へのヒザ蹴りや飛び込んで放つ右フック・右ストレートをヒットさせ、ぱんちゃんが鼻血を流すなど追い込む場面を作っている。 1R、ともにオーソドックス構え。いきなりダブルレッグは青野も小手に巻くシウは投げ。がぶり落としを狙う青野に首を抜くシウ。右で差して押し込む青野はなおもシングルレッグへ。 片足立ちで尻まで着きながらも頭に鉄槌はシウ。青野を突き放す。低いアンクルピックを狙う青野を切るシウ。圧力をかけるシウはその立ち際に右を当てると、さらにワンツー。金網背に逃げ場を失った青野にワンツー! 崩れる青野にレフェリーが間に入った。 ▼第12試合 DEEPライト級 5分2R〇岸本篤史(69.40kg/BRAVE)[1R 0分44秒 KO]×キ・ウォンビン(70.30kg/韓国/TEAM POSSE/GLADIATOR王者) 岸本篤史は、アマチュアボクシングで高校3年の時にインターハイミドル級で3位に入賞し、平成国際大学時代に国体青年ミドル級で準優勝した。16年2月にBRAVE GYMでMMAを始めた。2019年は1月大会、5月大会共に敗れており、連敗脱出と今年初勝利を目指す。 対する韓国のウォンビンはGLADIATORライト級王者。現在5連勝中の強豪。対日本人では、2017年12月のROAD FCで岩田啓輔を1R リアネイキドチョークで、2018年11月の修斗で星野大介を1R 腕十字でいずれも極めている。 1R、サウスポー構えの岸本にオーソドックス構えのウォンビンは右ロー。さらに左フック。岸本も左ストレート、右ジャブを返す。ウォンビンのダブルレッグに岸本は右からカウンターの左アッパー! 崩れ落ちたウォンビンにパウンドでKO! 金星を挙げた。 ▼第11試合 DEEPフライ級 5分2R〇鮎田直人(56.65kg/CAVE)[判定3-0]※20-18×2,19-19マスト判定×伊藤裕樹(56.90kg/ネックスイチムエ/THE OUTSIDER 50-55kg級王者) 1R、サウスポー構えの伊藤に、オーソドックス構えの鮎田。右ストレートを胸に当てる鮎田。詰めてボディロックテイクダウン。金網背に立つ伊藤を小外がけで引き出し尻を着かせるが、すぐに伊藤も立つ。ボディロックのままヒザを突く鮎田。突き放した伊藤は左を伸ばして右を差して押し込むがブレーク。右インローは鮎田。左ミドルを打ち返してきた伊藤の蹴り足を取りテイクダウン。すぐに立つ伊藤。 2Rも互いにスクランブルの展開も大内刈など際でポジションを取るのは鮎田。伊藤もがぶりからチョーク、足関節を狙うが、防いだ鮎田がスイープから上を取り、最後はバック奪い判定3-0で勝利した。MMA6連勝中だった伊藤はプロ初黒星に。 ▼第10試合 DEEPフライ級 5分2R〇藤田大和(57.05kg/リバーサルジム新宿Me,We)[判定3-0]※20-17×3×松丸息吹(56.80kg/パラエストラ千葉) 藤田大和はMMA2勝3敗。2017年10月にRIZIN MMA 特別ルールで那須川天心と対戦。判定3-0で敗れ黒星デビューとなると、同年大晦日には那須川とキックルールで再戦し、1R KO負けを喫した。 MMAでは2018年12月の「DEEP 87 IMPACT」で初白星を飾るも、2019年3月に鮎田直人に判定負け、5月に森脇公三に2R KO勝ち、9月に伊藤裕樹に1R リアネイキドチョークで一本負けと、白星と黒星を繰り返している。今回の試合は再起戦となる。ボクシング、キックボクシング、MMAと三刀流から、MMAファイターとして成長を遂げつつある藤田が覚醒するか。パラエストラ千葉の松丸は桜井宇宙の欠場で3週間前に出場を決め、スクランブル参戦となる。 1R、オーソドックス構えの藤田にサウスポー構えの松丸。右フックで松丸の腰を落とさせる藤田はワンツーから右で差して金網に押し込む藤田に松丸は際で上を取るが、すぐにリバーサルした藤田が上に。立つ松丸に再びダブルレッグテイクダウンは藤田。中腰からパウンドも前がかりになったところを松丸が上を取る。 2Rもダブルレッグテイクダウンは藤田。パウンドから再三リアネイキドチョーク狙い。後ろ手を掴む松丸は極めさせず。最後まで藤田がコントロールし、ゴング。判定3-0で藤田が勝利した。 [nextpage] ▼第9試合 DEEP JEWELSストロー級 5分2R〇本野美樹(52.80kg→52.70kg/AACC)[1R 3分36秒 腕十字]×パク・チヨン(52.15kg/Team Stungun) 強豪・東海大学柔道部出身で、2019年6月にはプロMMAデビュー2戦目にしてベテランの長野美香を判定で下している本野は、初回計量で100gオーバーも再計量でリミットちょうどの52.70kgでパスした。 2019年10月には豪州『Eternal MMA』で女子ストロー級王者ケーシー・オニール(Southside MMA)に挑戦も判定負けで戴冠ならず。今回が再起戦となる。本野は、「パク選手に急な試合を引き受けてていただきありがとうございます」と、直前のオファーを承諾したチヨンに感謝の言葉を述べると、「一人でも多くの人に、コイツ強いなあと思ってもらえるような試合をやりたいと思います」と、インパクトを残しての勝利を誓った。 柔道の投げではなくシングルレッグでテイクダウン奪う本野。金網使い立つパクに右で差して払い腰テイクダウン。キムラ狙いから腕十字に移行しタップ奪った。 ▼第8試合 DEEP JEWELS 49kg以下 5分2R×國保小枝(48.60kg/和術慧舟會船橋道場)[1R 3分17秒  腕十字]〇さくら(48.60kg/フリー) 柔術の強豪で、DEEP JEWELSアマチュアグラップリングでも4戦4勝と負け無しのさくらは、今回がMMAデビュー戦となる。 道衣無しのグラップリングでも、2018年12月の「GRACHAN37×GLADIATOR 008」で、QUINTETで3人抜き(池本美憂、杉本恵、長野美香に一本勝ち)の実力者・杉内由紀を相手にケージグラップリングで時間切れドロー。2019年5月の柔術大会「WHITE RIOT 2019」スーパーファイトでは、DEEP JEWELSプロファイターの青野ひかるに道衣ありながらベースボールチョークで一本勝ちしている組み技の実力者だ。 横田一則代表率いるK-Clannで、浅倉カンナ、平田樹らとも練習の機会を得てきたさくらは、前日計量では壇上でリアル制服を脱いで、計量コスチュームになってスケールに乗ると、「高校2年生、16歳のさくらです。DEEPの大会に参戦することができてとても嬉しいです。明日は一本を極めて会場を盛り上げていきたいです。応援よろしくお願いします」と、はにかみながらも一本勝ちを宣言した。 対する國保小枝も柔術ではさくらと同じ青帯のグラップリングベースのファイター。2019年3月にあいと対戦するなど、さくらより先に厳しい試合を戦ってきた。「女子の第1試合目なので、男性に負けないよう、破壊力を出して勝ちたいと思います。よろしくお願いします」と、小柄ながら粘り強い組みの展開と、実戦経験の差を見せたいと語っている。 1R、サウスポー構えのさくらは国保と打撃戦に応じる。国保のワンツーに左を当て、国保の頭が下がると首相撲ヒザから四つでテイクダウン。パスガード&マウントでパウンド。腕十字に行くが國保もまたいでエスケープ。しかし起き上がりマウントをキープするとキムラ狙いから最後は再び腕十字で極めた。デビュー戦勝利のさくらは涙で勝利コールを受けた。 ▼第7試合 DEEPライト級 5分2R〇LUIZ(70.65kg/禅道会)[1R 0分58秒 ニンジャチョーク]×イム・ヨンジュ(70.45kg/TEAM POSSE) [nextpage] ▼第6試合 DEEPフェザー級 5分2R〇高塩竜司(66.10kg/KIBAマーシャルアーツクラブ)[1R 3分43秒 TKO]×樋口武大(66.25kg/骨法烏合會矢野卓見道場/THE OUTSIDER 60-65kg王者) 樋口にマウント奪われ、三角狙われた高塩。樋口はバックからリアネイキドチョーク狙うが、腰をずらして正対した高塩が逆転のパウンドアウト。 ◆樋口「THE OUTSIDERから来た樋口です。高塩選手、俺にプロの厳しさとDEEPの厳しさを教えてください。明日を楽しみにしています」 ◆高塩「自分は連敗で非常に苦しい状況ですが、今回、知名度がある樋口選手と戦えるということで、連敗しているなりに色々考えてきましたので、過去一番強い自分を出せると思います」 ▼第5試合 DEEPフェザー級 5分2R〇神田コウヤ(65.80kg/パラエストラ柏)[1R 1分47秒 TKO]×星野 豊(65.90kg/和術慧舟會HEARTS/修斗2017年フェザー級新人王) 序盤から圧力かける神田が金網詰めてワンツーでダウン奪いパウンド。 ▼第4試合 DEEPフェザー級 5分2R〇小林博幸(66.05kg/T-BLOOD)[判定3-0]※20-18×3×平松 翔(65.50kg/パラエストラ松戸) 2R通してテイクダウンから削った小林がフェザー級で判定勝利。 ▼第3試合 DEEPライト級 5分2R〇大木良太(70.35kg/KRAZY BEE)[判定3-0]※19-18,19-19×2マスト判定大木×佐々木 大(70.60kg/トライフォース赤坂) サウスポー構えの大木にオーソドックス構えの佐々木。ジャブ&ローの佐々木に、左ロー、さらに左で差して組む大木。2Rにはケージを掴む佐々木を引きはがして大木がテイクダウン。佐々木の立ち際にバックに回り、ニアマウントへ。佐々木に背中を着かせてパウンド。判定は3-0(2者マスト判定)で大木が勝利。 ▼第2試合 DEEPフェザー級 5分2R〇佐々木由大(66.15kg/トライフォース赤坂)[判定2-1]※19-19,19-19,19-19マスト判定2者佐々木、1者渡辺×渡辺 純(65.55kg/リバーサルジム立川ALPHA) 1R、ともにオーソドックス構え。四つからテイクダウンする渡辺。金網背に佐々木は立つと右を当てる。2R、左で差して押し込む渡辺だが離れる。右フックからダブッレッグテイクダウンは渡辺。しかし立つ佐々木は押し込みヒザ蹴り。ジャブの付き合いから左右で圧力かける。判定はスプリットで佐々木が接戦を制した。 ▼第1試合 DEEPストロー級 5分2R〇中村真人(52.65kg/レンジャージム)[判定3-0]※20-18,19-19×2マスト判定中村×サイモン・シェ(51.35kg/アカデミア・アーザ) ともにオーソドックス構えから右フック、跳びヒザは中村。ヒールフックなど足関節も仕掛ける。防ぐサイモンだが後半失速。判定は3-0(※2者マスト判定)で中村が勝利した。 ▼オープニングファイト アマチュアキックルール 62kg契約 2分2R〇木村琉音(K-Clann)[1R 1分24秒 TKO]×長嶋有太朗(TANG TANG FIGHT CLUB)
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