2019年12月15日(日)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.109』の前日計量&記者会見が、14日(土)都内にて13:00より行われた。
第5試合のライト級3分3R・延長1Rで対戦する、瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)は62.4kg、稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)はリミットちょうどの62.5kgでそれぞれ計量をパス。
瓦田はアグレッシブなファイトスタイルでデビューから5連勝。現在は連敗となっているが、7月の日本vs中国対抗戦では日本チームの先鋒戦に抜擢された。戦績は6勝(4KO)3敗。
対する稲垣はAbemaTVで放映された『格闘代理戦争 4thシーズン』の卒業生で、今年9月にプロデビュー。キャリアで優る相手を左ストレートで初回KOに仕留め、幸先のいいスタートを切っている。今回が2戦目。
計量後の会見で稲垣は「計量が終わってホッとしています。プロ2戦目ですが本戦という大きな舞台で、しかもメインから数えて4試合目という大きな舞台で試合ができるのが嬉しい。瓦田選手はK-1ジム総本部の選手なので特別な思いで臨みます」と挨拶。
稲垣は格闘代理戦争で芦澤竜誠率いる芦澤一家のメンバーとして総本部で練習していた時期がある。しかし「代理戦争の時に瓦田選手とは一緒に練習する機会は一度もなかった。一緒にしなくてよかったと今は思います。スパーもやったことがないので。でも動画を見るとヒザと右ストレートが得意な選手だと思っています」と、瓦田と手を合わせたことはないという。
瓦田は「この試合へ向けてたくさんの人が力を貸してくれてベストな状態で試合を迎えることが出来ました。周りに感謝して試合に臨みたいと思います」とコメントし、「代理戦争の時は怪我をしていて一緒にスパーリングをしなくてよかったと思います。稲垣選手は身長とリーチを生かしたファイターだと思います」と、こちらも今となっては手の内を知られなくてよかったとした。
稲垣が「全体的に技術は僕の方が上だと思っています。蹴りだけだと思われていたのが、デビュー戦はパンチで倒せるところを見せられたので、どっちでも倒せるので1Rで必ず倒します」と初回KO宣言すると、瓦田は「そういう気持ちで来てもらって全部出し切ってもらいたい。でもやれば分かると思います」と言い返す。
総本部のことを聞かれると瓦田は「チームが全体としての流れも悪くて自分の流れも悪くて、尊敬していた剣闘士さんが引退することになって。代表から僕にチームをまとめていってくれと言われました。僕が代わりなんて…と思っていたんですが、アマチュアから上がってきた選手たちが雰囲気を変えてくれて、その流れに乗って今年を終われたらと思っています」と、上昇機運に乗る総本部の勢いを2020年へつなげたいとする。
その2020年へどうつなげるかと聞かれると、稲垣が「今年に入ってからプロ目指してプロデビューできて、ここは勝って来年に大きな目標があるのでこの試合は絶対に獲りたい」とすれば、瓦田は「同じジムの若手選手が勢いをつけてくれているので、自分も勝って勢いをつけて、訓さん(訓-NORI-)が他団体でタイトルマッチをやるのでそれにつなげたい」とチーム全体の勝利につなげたいとした。
最後に、稲垣が「一昨日くらいからワクワクして眠れなくて今日も眠れないと思うくらいワクワクしているので、明日はそのワクワクを試合で見せたい」と意気込めば、瓦田は「周りのおかげで今の自分があるので全力で臨みたいと思います」と、やはりチームを背負って戦うと語った。