2019年12月15日(日)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.109』の前日計量&記者会見が、14日(土)都内にて13:00より行われた。
セミファイナル(第7試合)のウェルター級3分3R・延長1Rで対戦する、第3代K-1 KRUSH FIGHTウェルター級王者・牧平圭太(HALEO TOP TEAM)はリミットちょうどの67.5kg、加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS)は67.4kgで計量をパス。
計量後の会見で加藤は開口一番「まず、お誕生日おめでとうございます」と、今日が31歳の誕生日になる牧平にお祝いの言葉。しかし、続いての言葉では「試合に向けてやれることはやってきました。牧平選手はいつもは優しい方ですがリング上は関係ないので、叩きのめしてやろうと思います」と言い放つ。
牧平も「前回からいろいろあった自分の中の迷いを全部ぶち壊してきました。明日、勝負しよう」と加藤に呼びかける。
改めて意気込みを聞かれると加藤は「試合をやってみないと分からないところがありますが、前よりは全然練習をやってきているので今回相手の作戦の上をいってやろうと思っています」とし、牧平は「明日を楽しむだけかなと思っています」とそれぞれ答える。
「正直緊張もないし、楽しみな気持ちでしかない。格上の選手なので自分がどれだけできるか楽しみってのがここ何日かで出てきました」と言う加藤は、言葉通りの笑顔。
今回はメインイベントで兄のレオナ・ペタスがタイトル防衛戦を行う。「いつもの新潟での走り込み合宿に2日間一緒に行ってやってきて、作戦もお互いで確認してやってきたのでスパーもしていました。兄ちゃんは平気だと思いますが、俺は相手が強いのでどうなるか分からないです」と言うが、「勝ってる試合は全部計量がここで、KO勝ちは兄ちゃんと一緒に出ている時にあって。だから明日は勝つしかない。KOで勝てるほど甘くないと思うけれど」と、縁起はいいがそんな甘い相手ではないとした。
その兄弟愛に何で対抗するのかと聞かれた牧平は「こちらは直樹と“広島愛”で行こうかと思っています」と、レオナに挑戦する山本直樹と同じ地元・広島への愛で立ち向かうとした。これにより、明日のメインとセミは加藤兄弟vs広島連合という図式に。
2019年を締めくくる一戦を2020年にどうつなげたいかとの質問には、加藤は「明日勝たないと何も言えませんが、兄ちゃんを前座にできるくらいにしたいので、チャンピオンにならないといけない。来年はしっかり飛び立てるようにしっかり勝ちます」、牧平は「僕は楽しむだけです。いろいろな意味で」とそれぞれの回答。
最後に加藤は「この試合は明日の試合の中で一番魅力的だと思うので、俺ら二人が戦って凄いもんを見せようと思っています」と激闘宣言。牧平は「誰よりも楽しもうと思っています。その姿を見てください」と語った。