2019年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.20』の追加対戦カードが発表された。山本美憂(KRAZY BEE/SPIKE22)がアム・ザ・ロケット(タイ/TARNTONG GYM/PHUKET TOP TEAM)と対戦する。
4連勝で迎えた10月の大阪大会、RIZIN女子アトム級王座への挑戦権を懸けROAD FC女子アトム級王者ハム・ソヒと対戦した山本だが、TKO負けを喫して今回が再起戦となる。
アムはムエタイで80戦以上の戦績を誇り、2012年にWMC女子ミニフライ級王座、13年にWPMF女子ミニフライ級王座を獲得。JJIF柔術の黒帯を持ち、17年アジア選手権を始め、数々の大会で金メダルを獲得。14年8月の『FMD.2』でMMAデビューを果たし、今年3月の『DEEP JEWELS 23』に初来日。佐藤絵実を相手に1Rにリアネイキッドチョークを極めて、わずか34秒の秒殺勝利で圧倒的な差を見せつけた。
浜崎のバックを奪うアム 続くRIZINデビュー戦となった今年の8月大会では浜崎朱加と対戦し、敗れたものの、バックを奪ってチョークを仕掛ける場面を作り強さの片鱗を見せた。10月の『DEEP JEWELS26』ではROAD FCで3連勝中のホン・ユンハに腕十字で一本勝ちを収めている。6戦4勝の全てが一本勝ち。
対戦決定に山本は「今回も大晦日のRIZINのリングで試合ができることを素直に喜びたいと同時にこの舞台を用意していただいた榊原さんはじめ関係者の皆様に感謝申し上げます。10月にハム・ソヒ選手との試合に負けて大変悔しい思いでこの2か月を過ごしてきました。しかし、私はMMAでは負けからスタートしてここまでやってきましたので、また経験を積み重ねてこの限られた時間の中でもう一度這い上がっていきたいと思っています。対戦相手のアム・ザ・ロケット選手は非常にアグレッシブで危険な相手ではありますが、ファンの皆様に喜んでいただけるような試合をします。そして勝って最高のハッピーニューイヤーを家族や仲間と迎えられるように頑張ります。よろしくお願いします」とのコメントを寄せている。
一方、アムは「またRIZINの舞台に上がれる事、大好きな日本で闘える事をすごく嬉しく思います。今、私は柔術の大会でフィリピンにいます。大晦日の山本美憂戦までコンディションを整えて練習に励みます!美憂選手には申し訳ないですが、1Rで一本極めて前回の浜崎朱加戦から成長してる姿をお見せします」と、一本勝ちを宣言した。