2019年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.20』で、扇久保博正(パラエストラ松戸)と対戦する石渡伸太郎(CAVE)が11日(水)都内所属ジムにて公開練習を行った。
同門の越智晴雄(29日のBellator JAPANに出場)とマススパーリングを行った石渡は、強めの前蹴りやローキックを遠慮なく越智に叩き込み、「1年7カ月ぶりの復帰戦から約5カ月、間が近いので落ち着いています」とクールに答えた。
今回対戦する扇久保については「(対戦する予感は)全然なかったです」と言い、「身体が強くて組み技の選手」と評する。
グラップリングを得意とする扇久保に対して何で戦うのかとの質問には「それは言えないです」と秘密主義ながらも「僕はどこでも戦える」と寝技になっても問題ないとし、「差があると思っている。全然かは分からないけれど、今回ハッキリさせたい」と自分とは差があることを証明したいときっぱり。
さらに「僕は攻めるので、向こうは逃げると思う。向こうが頑張って前にくれば激しい試合になるかすぐに終わる。だからつまらない試合になったら僕のせいじゃないです」と、試合内容は扇久保次第だとした。 4日の記者会見では、この試合の勝者が朝倉海vsマネル・ケイプの勝者と来春に対戦することが発表されたが、石渡は不服そうな表情を浮かべた。そのことを問われると「なんでケイプなんだよ、と思った」と王座決定戦にケイプが抜擢されたことが不服だったようだ。しかし「焦ってはいないので、一個ずつやればいいだけだと思っています」と目の前の扇久保戦に集中しているという。
朝倉vsケイプの勝者予想は「朝倉選手のKO勝ち」と予想しながらも「いつも予想を外すんですよ。全部外すので分からないです」と、自分の予想はあてにならないとする。
「バンタム級四天王」とひとくくりにされるのはやはり不満で、「ちょっと違うと思っていたので、今回それを証明するだけです」と、自分がその中から抜けている存在であることを証明したいとし、「タイトルは普通に欲しいです。それ以上に分かりやすい目標はないじゃないですか。でも次コケたら何もならないので次に全力投球です」と今はタイトルのことは考えないとした。
また、堀口恭司については「前回復帰して1回勝っただけなので、僕はケイプと違ってわきまえているので名前も出しません」とリスペクトの姿勢を見せるが、ケイプに関しては「素行が悪いから叩きたかったです。どっちかを殴れと言われたらケイプの方を殴りたい」と、お仕置きしてやりたいとの発言も飛び出した。