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インタビュー

【修斗】ダイキライトイヤー「仕事をしながら練習している直撃選手のブログを読んでいた」vs 直撃我聞「ジムを出す時の目標だった弟子と同じ興行に出られる」、高岡宏気「関東の選手を倒して関東に出て行きたい」vs 大竹陽「地方とかは関係なく会場を盛り上げる」=12月15日(日)「FORCE 12」高松

2019/12/09 19:12
【修斗】ダイキライトイヤー「仕事をしながら練習している直撃選手のブログを読んでいた」vs 直撃我聞「ジムを出す時の目標だった弟子と同じ興行に出られる」、高岡宏気「関東の選手を倒して関東に出て行きたい」vs 大竹陽「地方とかは関係なく会場を盛り上げる」=12月15日(日)「FORCE 12」高松

(C)TORAO NATION STATE

2019年12月15日(日)香川県の高松シンボルタワー展示場にて、プロ修斗公式戦 香川大会「FORCE 12」が開催される。

同大会のメインイベント・バンタム級で対戦するダイキライトイヤー(兵庫/修斗ジム神戸)と直撃我聞(愛媛/総合格闘技道場HOPE)、セミファイナルのフライ級で対戦する高岡宏気(香川/トイカツ道場 香川支部)と大竹陽(神奈川/HAGANE GYM)のインタビューが主催者より届いた。

▼バンタム級(-61.2kg)5分3R
ダイキライトイヤー(兵庫/修斗ジム神戸)
直撃我聞(愛媛/総合格闘技道場HOPE)

ダイキライトイヤー「オファー来た時、僕の中ではすごく嬉しかったですね!」

――今年6月の試合を含め今現在2連勝中です。まず聞きたいのはここで今回のオファーを受けたことについてですが。

ダイキ「特に僕が連勝しているから上に見ているとかは無いんです。自分の中で勝手な思い入れがありまして。僕が格闘技を始めたばかりの時に、仕事をしながらプロの格闘家になれるのか気になっていた時があって、いろいろ調べていたらある格闘家のブログを見つけたんです。今はインスタとかSNSがありますけど、昔はブログくらいしか無い時代で。土木の仕事をしながらプロ格闘家をされていて、仕事しながらでも格闘技やっていけるんやって思って見てたんですね。仕事をしながら練習しているブログを読んで、いつもすごいなと思って読んでました。そのブログの格闘家が『直撃我聞』だったんです」

――すごい偶然ですね!

ダイキ「だから僕の中ですごく思い入れがあるというか、どんな人かも全然知らないんですけど。ホントに勝手な想いですけど。だからオファー来た時にも連勝中とか相手がブランクあって連敗中とかじゃなくて、昔から知っていて見て来ている大ベテランの先輩と試合が出来るんや、というそんな感覚だけで試合を受けましたね。連勝してるからランキングに入ってる選手とやりたいとかじゃなくて。僕の中ではすごく嬉しかったですね!」

――それは運命的ですね。

ダイキ「そうですね(笑)」

――香川大会の「FORCE」がデビュー戦でしたよね?

ダイキ「そうなんです。デビュー戦では1ラウンドでいきなり骨折して、そのまま続けてたら靭帯まで切れてしまって。そこから2年くらいかけて治して復帰したのも香川大会でしたけど、1本負けしてしまいました。全然いい思い出が香川には無いんですけど(笑)今回はメインですし、今まで自分が想って来た選手と出来るんで、キッチリ勝っていい場所だと思えるようにしたいと思っています(笑)」

――直撃我聞選手への想いはすごく分りました。選手としての印象を聞かせて下さい。

ダイキ「奇天烈戦の動画を見ました。レスリングをイメージしていたんですけど、最初見た感じだとどう攻めたいのかなという印象があったんですけど。深く見て行くと、やっぱりキッチリ考えてるんだなという印象を今は持ち始めています。最初見た1ヶ月2ヶ月前よりも細かく今は追及しているところです」

――まだ早いかもしれませんが、選手として来年の展望とかはありますか?

ダイキ「大きいことは言わず、目の前の試合を1試合づつ勝っていきたいのと、せっかくやってるんでクラスAやランキング入りして、東京や大きな大会に出て強くなったところを見てもらいたいです」

――最後に来場されるファンの皆様にダイキライトイヤー選手から大会のアピールをお願いします。

ダイキ「みんなのいつも通りの激しい熱い応援がいつの力になっています。その力を試合で出してみんなと一緒に盛り上がって勝って帰ります!応援宜しくお願いします!」

直撃我聞「チャレンジャーの気持ちで挑みます!」

――前回の3年ぶりの復帰戦から2年が経ってしまいました。KO負けという結果だったのですが、この2年間の試合へのモチベーションや練習環境の変化などを聞かせて下さい。

直撃我聞「あの試合してからのジム自体の環境の変化は大きかったですね。やって良かったと思っています、勝ち負け抜きにして。試合を選手や会員さんに見てもらうことが出来たのは大きいですね。この2年の間には選手の育成に専念しました。まず自分の練習できる環境を作ろうと思いました。そうすることで選手もアマチュアから育ってくれました。そうしてようやくプロルールの練習というのがここ1年くらいで出来始めました。2年前とは環境も随分変わったので、このタイミングで試合してみようと思いました」

――プロ選手として宇田兄弟が同じリングに上がりますね。

直撃我聞「これもジムを出す時の目標でして、弟子と同じ興行に出たいと。凄くいいタイミングで、いいプレゼントしてもらいました」

――弟の宇田龍我選手がデビュー戦、兄の宇田悠斗が新人王の決勝ですからね。こんなメモリアルな大会はちょっとないです。

直撃我聞「ジム的にもすごくいい雰囲気です。こんなの人生1回きりだと思います!」

――そして今回の相手は連勝中のダイキライトイヤー選手です。

直撃我聞「受けてくれてありがとうという気持ちが強いですね。2連敗している選手に2連勝している選手が受けてくれたことに感謝です。チャレンジャーの気持ちで挑みます。映像を見たのですが、思いっきりがいい選手ですね。打撃も寝技もレスリングも全てそつ無くこなすという印象です。リーチ長くそつが無い、打撃の思いっきりがいい、これは面白くなると思いました」

――試合から話は離れますが、中四国の現状を選手「直撃我聞」としてと、「HOPE」代表者としてどのように見ていますか?

直撃我聞「スター選手が要りますよね!『こいつなにかやるな』と思わせるようなスター選手が出れば、そいつが地元で試合をすれば面白いんじゃないかと思いますね。どの地区にもスター選手は必要だと思うんですよね。名前を聞いたら『ああ!』ってなるような、そういうのが欲しいですよね!」

▼フライ級(-56.7kg)5分2R
高岡宏気(香川/トイカツ道場 香川支部)
大竹 陽(神奈川/HAGANE GYM)

高岡宏気「打ち合って熱い試合をしてKOで勝つ!」

――今年は今回で4戦目とハイペースで試合をして来ました。前半の3試合を振り返ってどうでしょうか?

高岡「戦績としては1勝1敗1分けですが、連続して格上の選手と充てていただいたということも含めて、自分には挑戦でした。短いスパンで試合したことも格上の選手と試合したことも、自分にとって挑戦になり、それで自信もついて成長出来る3試合だったと思います」

――敗れましたが6月の小堀貴広(総合格闘技ゴンズジム)戦が一番の格上選手となりましたね。

高岡「終わって振り返ってですけど全然届かない位置じゃないなと思えて、来年には自分がその位置に行かせてもらうという気持ちにはなっています」

――関東勢の選手との対戦は初めてとなりますが、大竹選手をどのように分析していますか?

高岡「しっかり打撃で来ることは分っているので、そこは自分も打撃負けてないぞというところを見せて、打ち合って熱い試合をしてKOで勝つ! というように思っています。関東の選手を倒してアピールして、自分も関東に出て行きたいとこの試合を通して思っています」

――関東への進出を狙っているということですが、そこも含めて来年の抱負を聞かせて下さい。

高岡「まずはこの目先の試合に勝って、来年はランカー倒して世界ランキングの位置に自分が入るということをノルマとして考えてます」

――最後に地元香川の選手として、大会のアピールをお願いします。

高岡「この地元の『FORCE』でしっかり自分が勝ちたいです。格闘技に興味を持ってもらえる様に打撃でしっかり打ち合ったり、組んでも思いっきりのいい盛り上がる試合をします。期待に応えますので応援宜しくお願いします!」

大竹 陽「僕が出る時は『格闘技が好き』という目線で見てもらえたら」

――先月の広島大会「闘裸男25」ではセコンドとして来られていましたが、おそらく地方大会出場は今回が初めてになると思います。四国発の「FORCE」というこの大会にどのような印象をお持ちですか?関東圏から見た地方大会のイメージも含めて聞かせて下さい。

大竹「闘裸男の時は地方というのもあって会場に来られているお客さんが地元選手寄りと言うか、良い意味で言うと選手に近い距離で応援していただけますね。逆にアウェーの選手達、地元じゃない選手の応援は寂しく感じましたかね。でも僕が出る時は『格闘技が好き』という目線で見ていただけたらと思います。試合は相手選手だけじゃないというか、両選手に応援していただけるように試合を盛り上げたいと思っています」

――その地元勢である高岡選手と対戦ですが、どのような印象を持たれていますか?

大竹「まずフィジカルがしっかりしています。打撃も思いっきりがあるし、組んだ時のレスリング力は光るものがあるので、そこは警戒じゃないですけど楽しみにして行きたいと思っています」

――大竹選手は空手がベースとお聞きしましたが。

大竹「そんなに長くはやっていないので、バックボーンと言えるほどのものでは無いんですけど、打撃の方が好きで得意ではあります」

――6月には左ハイキックでKO、10月の新井丈戦では壮絶に打ち合いましたね。

大竹「本当はゲームプランとして組みに行ってしっかり総合格闘技の試合をするつもりだったのですが、新井選手の気持ちが強くて打ち合いになってしまいました(笑)」

――ちなみに高岡選手も打ち合う気ですよ(笑)

大竹「それは楽しみですがあまり楽しくなり過ぎないようにします(笑)」

――試合とは話が変わりますが、HAGANEGYMについて教えて下さい。

大竹「金物屋の秀代表を軸に選手と会員さんの距離が近く、クラスではみんなが和気あいあいとして格闘技を楽しめる環境です。選手の試合だけで無くキッズの試合にも会員さんがみんなで応援に来てくれたりする、すごく雰囲気のいいジムですね」

――最後に「FORCE12」へ来場されるファンの皆様にアピールをお願いします。

大竹「対戦相手高岡選手の地元開催ということでセミに選んでいただいたのですが、格闘技を楽しんでもらえる様な試合をしようと思います。高岡選手と地方とかは関係なく会場を盛り上げたいと思います。頑張りますので応援宜しくお願いします」


◆令和元年台風19号災害チャリティー
プロフェッショナル修斗公式戦香川大会「FORCE 12」
12月15日(日)香川県高松市/高松シンボルタワー展示場
※OPファイトは15時開始予定

▼メインイベント 第8試合 バンタム級(-61.2kg)5分3R
ダイキライトイヤー(兵庫/修斗ジム神戸)
直撃我聞(愛媛/総合格闘技道場HOPE)

▼セミファイナル 第7試合 フライ級(-56.7kg)5分2R
高岡宏気(香川/トイカツ道場 香川支部)
大竹 陽(神奈川/HAGANE GYM)

▼第6試合 フライ級(-56.7kg)5分2R
安芸柊斗(徳島/MMA Zジム)
TARKER(沖縄/シマジリアンズ)

▼第5試合 2019年新人王決定トーナメント決勝戦 フライ級(-56.7kg)5分2R
津田麗茉(福島/ブレイブハート)
宇田悠斗(愛媛/総合格闘技道場HOPE)

▼第4試合 バンタム級(-61.2kg)5分2R
堀川滉介(高知/TEAM一領具足)
小川 航(福岡/MMA RANGERS GYM)※デビュー戦

▼第3試合 63キロ契約 5分2R
割石晃司(徳島/MMA Zジム)
浅利孝政(広島/総合格闘技道場BURST)

▼第2試合 ストロー級(-52.2kg)5分2R
大勝たくにい(徳島/MMA Zジム)
オーガ丸畑(岡山/ゼロ戦クラブ水島支部)

▼第1試合 ストロー級(-52.2kg)5分2R
わっしょい内田(福岡/パーソナルスタイルス)
宇田龍我(愛媛/総合格闘技道場HOPE)※デビュー戦

▼OPファイト アマチュア修斗公式戦 トライアウトマッチ フェザー級(-65.8kg)3分2R
木村大介(徳島/MMA Zジム)
上田祐起(兵庫/総合格闘技道場reliable)

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