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【ONE】タイ・ルオトロ、わずか3戦目でMMAライト級王者クリスチャン・リーをワンツーでダウン奪い、リアネイキドチョークを極めてベルト奪取!「1Rで終わらせるつもりだった」。チャユットが奥村健太郎をTKO

2026/11/06 22:53
【ONE】タイ・ルオトロ、わずか3戦目でMMAライト級王者クリスチャン・リーをワンツーでダウン奪い、リアネイキドチョークを極めてベルト奪取!「1Rで終わらせるつもりだった」。チャユットが奥村健太郎をTKO

(C)ONE Championship

 2026年11月6日(金)、タイ・バンコクのルンピニースタジアムにて『ONE Friday Fights 177&The Inner Circle 37』が開催され、「ONEライト級MMA世界タイトルマッチ」として、王者クリスチャン・リー(米国)と、挑戦者タイ・ルオトロ(米国)が対戦した。

▼ONE世界ライト級(※77.1kg)MMAタイトルマッチ 5分5R ※選手名からインタビュー
×クリスチャン・リー(米国)王者 18勝5敗(12KO・TKO/5SUB)
[1R 2分08秒 リアネイキドチョーク]
〇タイ・ルオトロ(米国)挑戦者 3勝0敗(2SUB)
※ウェルター級サブミッション・グラップリング王者のルオトロがMMAライト級王者との二冠に

 ONEライト級&ウェルター級のMMA世界王者クリスチャン・リーは、ライト級王座の2度目の防衛戦。

 2022年11月のキャムラン・アバゾフ戦のTKO勝ちでのウェルター級王座防衛後、同年12月に妹でありONEファイターであったヴィクトリア・リーが亡くなってからリングを離れていたが、24年12月のアリベック・ラスロフ戦で復帰(ノーコンテスト)。

  25年11月の『ONE 173』でアリベック・ラスロフとの再戦で2R KO勝ちでライト級王座防衛に成功した。試合前にリーは、タイのグラップラーからMMAの移行に「ピュアグラップリングとMMAグラップリングは違う。“プロセスを急ぐことはできない”5Rの王座戦の準備には全く異なるレベルの経験が必要。彼はまだ準備ができていない」とMMA王者としてのキャリアの差があると語る。

 対するタイ・ルオトロは、弟のケイドと並び、グラップリング界の超新星兄弟として活躍。タイは、ONEウェルター級サブミッション・グラップリング世界王者。

  25年9月の『ONE Fight Night 35』でMMAデビューし、クリスチャンの実弟エイドリアンと対戦し、2R リアネイキドチョークで一本勝ちを収めると、同11月の『ONE173』でも磯嶋祥蔵に1R リアネイキドチョークで一本勝ち。MMA3戦目でライト級王座挑戦となる。

 試合前にルオトロは、リーの「MMAグラップリングは違う」の声に「エイドリアンも同じことを言っていた。自信を持つのは良いことだが、妄想の域に達してしまいたくないものだ」とMMAのなかでのグラップリングにも自信を見せていた。

 中央で視線を外さない両者。

 1R、サウスポー構えから右前蹴りのルオトロ。リーもサウスポー構え。ルオトロは左ロー。リーは慎重な展開で左ローをヒット。ルオトロの左右をかわす。ルオトロの後ろ廻し蹴りをかわして左の蹴りはリー。さらに右サイドキックは空振り。

 向き合って右ジャブを突いたリーに、ルオトロは右ハイからそのまま右フック。右に回ってかわすリー。ルオトロの右インローをかわしたリーは左ローをヒット。

 リーの左フックの入りに、先にステップインしたルオトロは右を内側から突いてワンツーの左!

 リーがダウン! ルオトロはサイドからパウンド、そのままマウントを奪い、両手をマット着いて立とうとしたリーのバックを奪い、リアネイキドチョーク!

 ボディトライアングルに組んだルオトロ、いったんは後ろ手を剥がそうとしたリーだが、あらためて組んで絞めてタップを奪った。

 2つの黄金のベルトを肩にかけたルオトロは「最高だ。これまでの人生を懸けて戦い続けてきて今、どんな気分かって?……最高だよ、友よ。この一週間、ずっとみんなに『どんな気分になりそう?』って聞かれていたんだけ、想像もつかなかった。

 ただ、戦っている間ずっとクリスチャンのことばかり考えていたんだ。そして今、こうして両方のベルトを肩にかけている。本当に、最高にいい気分だ。めちゃくちゃ興奮しているよ」と歓喜のコメント。セコンドのエリック・パーソンやケイド・ルオトロらの祝福を受ける。

 続けて司会のミッチ・チルソンから「君の打撃はアマチュアレベルだなんて声もあった。それなのにあんな形で決着をつけるとは。トム・デブラスも解説で言っていたが、グラップリングで勝負を決めたのは確かだ。記録上はサブミッションになる。だが、クリスチャン・リー相手に打撃で追い詰めた末の勝利というのは、格別なものがあるんじゃないか?」と問われる。

 ルオトロは「最高の気分だよ。世界最高のチームがついているし、準備も万端だった。175ポンド級なら、誰が相手でも勝てる自信がある。誰であろうと関係ない。そうだろう?ここ数カ月積み重ねてきた努力が、あの瞬間にすべて結実したんだ。本当に美しかった。自分でも驚いたよ。『おっ!』ってね。そして、彼が崩れ落ちたんだ」と語った。

 さらに「階級を上げるのか? ……なんて、冗談だよ。そのベルトは手放すつもりはないのか?それとも、ずっと持っておくつもりか?」と聞かれ、「ああ、もちろん手放さないよ。当たり前だろ!合わせて52ポンド(約23.6kg)もの金だ」と防衛を約束した。

──ケイドもこっちに来いよ、次は君の番だ。さてタイ、今どんな気持ちだ?

「ああ……ただただ、感謝の気持ちでいっぱいだ。それが一番に浮かぶことだよ。チームを見てくれ。無敵だ。最高の仲間たち、世界最高のチームだよ。誰が相手だろうと関係ない。間違いなく、俺たちは勝つべくして勝つチームなんだ。ここ、バンコクで戦うのは、まるで自分のジムにいるような感覚ですごく居心地がいいんだ。

──入場する時の様子からも、その気合の入りようが伝わったはず。第1ラウンドが始まった時、対戦相手と何か言葉を交わしていましたよね? どんなやり取りをしていたんですか?

「そうだね、あんなに会話するとは思っていなかった(笑)。相手が『さあ来いよ、やるぞ!』といった感じで、少し揺さぶりをかけてきた。でも、すべてうまくいった。僕は常にプロフェッショナルでありたいと心がけている。昔、ダンテ・レオンと戦った時も同じような状況で、あの時は感情的になってしまったことを覚えています。今回も似たような感じでしたね。相手が話しかけてくるので、僕も言い返したりして。“お、今のいい返しだね”とか、“また来たか!”といった感じで。でも、すごく楽しかったですよ。試合中、お互いにやり取りがあって、本当に充実した試合でした。自分の最高のパフォーマンスを発揮できて、本当に幸せです。これ以上にやりたいことなんて、世界中どこを探してもありません。本当に最高です。家族のみんな、愛するガールフレンド、そして今見てくれている母さん、ありがとう! みんな、見てくれたかな? 最高の試合だったろ!

 今週はずっと体調が悪くて最悪だったんだ。チームには『2ラウンド目まではいかない、1ラウンドで決める』と伝えていた。何があっても、1ラウンドで終わらせるつもりだった」

──15ポンドのゴールドを手に入れた、家族やチームもここにいる。彼らに君が勝ったことを伝えるのが待ち遠しいよ。2度目の世界タイトル獲得、それにおまけに10万ドル(約1580万円)のボーナスまで!

「最高だ! 愛してるぜ、相棒!信じられない……ずっと夢見ていた瞬間だ。弟にも言ったんだ。『ボーナスがいくつか必要になるかもな』って。まあ、ボーナスなんて必要ないくらいの最高の試合だったけど! 愛してるよ、チャトリ、本当にありがとう。これからもこんなパフォーマンスを見せ続けたい。本当に感謝しているし、未来に向けて準備は万端だ」

──次はどうする? 次はどんな試合がしたい?またいつ君の姿を見られるかな?

「何でも来いだよ。みんなが見たい場所ならどこへでも行く。柔術のベルト防衛戦でも、MMAのベルト防衛戦でも、みんなが望む場所ならどこへでも。俺はここにいる。そして、これからも長くこの場所に立ち続けるつもりだ。自分のやっていることが心から大好きだからね。楽しんでやってるよ。何かあったら教えてくれ。ここにいるから!」

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