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【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈が初の連敗からの再起戦で悲壮な決意「次の相手に負けたら、さすがにもう、引退した方がいいと思う。そういうプレッシャーはあります」

2026/10/22 12:10
【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈が初の連敗からの再起戦で悲壮な決意「次の相手に負けたら、さすがにもう、引退した方がいいと思う。そういうプレッシャーはあります」

ムエタイ(REDルール)3戦目に臨むぱんちゃん(C)KNOCK OUT

 2026年10月23日(金)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT.69』(U-NEXT配信)にて、KNOCK OUT-RED女子ライトフライ級3分3Rでウォン・フーカ(香港)と対戦する、ぱんちゃん璃奈(フリー)のインタビューが主催者を通じて届いた。

 ぱんちゃんのムエタイ転向3戦目の相手フーカは、8勝8敗の戦績を持つ32歳。8月の『RWS』でプロ初の連敗を喫してしまったぱんちゃんは、悲壮な決意での再起戦に望む。

このままフェイドアウトしたら向こうの思うツボ


──KNOCK OUTへの参戦は昨年12月30日、代々木第二大会のサネーガーム戦以来になります。初のREDルール挑戦でしたが、あの試合を今振り返ると?

「だいぶ空きましたね(笑)。サネーガーム選手はミドルキックとヤッサイ(首相撲で押し込みながらのヒザ蹴り)がうまかったので、首相撲で負けたわけではなかったという試合でした。組んでみて、腕(かいな)力は別に強くないなと思ったし、コカしたり押しつぶしたりはできたので正直、組み負けたなとかは思わなくて、タイ人でも意外と組みでは押しつぶせるんだ、みたいな感じで思っちゃってました」

──負けたけど、ある意味手応えもあったわけですね。

「あと、あの時は試合直前にプライベートでいろいろありすぎて。もうリングに立つだけで精一杯で、『勝たなきゃ』みたいな感じになれなかったですね。もうとりあえず試合に穴を空けないようにしようとしか思えなかったし、3日ぐらい寝られなかったりとかもしたのでパフォーマンスもよくなくて、悔いが残る試合ではありました」

──その後、8月にはタイのRWSでムエタイ2戦目を闘ったんですよね。

「はい。そこで初めてムエカオ(首相撲をメインに闘うタイプ)の選手と当たって、初めて『やっぱり首相撲をもっとやらなきゃいけないな』と思ったんです。そこからは、とにかく首相撲の練習を徹底的に増やしました。広島のTRASHまで出稽古にも行きましたし、今は藤原乃愛選手や伊藤紗弥選手がいる尚武会に毎週行かせてもらっていて、彼女たちは世界王座も獲ってタイ人に勝ってきているので、タイ人に勝てる組みとかいなし方とかを、一緒に練習して学ばせてもらっています」

──練習環境もさらにムエタイ仕様になったわけですね。

「あと打撃の部分については、(小笠原)瑛作さんに強くしてもらってます」

──そうなんですね。それは吉祥寺で?

「そうですね。年末の試合が終わった後、今年の2月頃から、瑛作さんのパーソナルを週4とかでずっと受けてます。正直、年末からトレーナーもいなくなったので、練習もできなくてどうしよう、みたいなことになってて。正直、もう無理だなと思って一時期は練習もやってなかったんですよ。それで、本格的にまたやり始めたのが3月かな。3月ぐらいに(山口)元気さんが『もう1回頑張ってみようよ』って声をかけてくれて、KNOCK OUTの人たちも助けてくれて。それで私がトレーナーの希望する条件を出したら、『瑛作が合うよ』って元気さんが言ってくれて、そこからずっとパーソナルを受けています。それと週2ぐらいでKNOCK OUTクロスポイント吉祥寺のプロ練にも参加させてもらってます」

──なるほど。

「瑛作さんはムエタイで、しかもオープンフィンガー(OFG)で勝つ打撃を知っているし、タイ人にも勝ってきてるじゃないですか。やっぱり、ムエタイにムエタイの組みとか蹴りで対抗しても勝てなくて、ムエタイには打撃でいかないと勝てないなと思って。プラスアルファ、タイ人に首相撲で負けないような打撃とか組み方とか、そういうのもいろいろ知っているので、ずっと見てもらってます」

──もう8カ月ぐらいになるんですね。

「はい。前回、RWSに出た時もタイまで来てくれて、セコンドに入ってくれました。今までも同じ大会に出てることはあったんですけど、あんまり交流とかはなかったんですけど、メッチャ面白い方で(笑)」

──しかし、状況は変われば変わるものですね。

「ですよね(笑)。いろいろあって、もうさすがに格闘技はできないと思ったんですけど、でもやっぱりスポンサーの人とか選手とか、助けてくれる人もいたり、周りの人を含め応援してくれてる人もいるので。何か、ムエタイに転向して負けたままで終わるのも腹立つし、KNOCK OUTに恩を返したい気持ちもあるので、もうちょびっとだけ頑張ろうかなと思っています」

──再開する動機はあったと。

「はい。今、ムエタイ選手としては負け越してるんですけど、何も知らないまま転向しただけですからね。自分は、普通に誰よりも追い込めるし、まだまだ伸びしろあると思って今練習しているので、そこは悲観してないですね」

──周りの人たちもそこを分かっていて、「格闘技以外のことでやめちゃったり、ダメになるなよ」という思いが強かったんじゃないですか。

「ですよね。まあだから、4年前に自分が事件を起こしてやらかしたときも、KNOCK OUTは引っ張ってくれましたし。あそこでもう1回頑張ろうとなったのに、そこからあまり結果も残せてないし。それで自分にも見切りをつけて、あと1年でいいかなと思って、その後は引退して結婚して子ども産んで…って考えてたんですけど、それもなくなってしまったので。もう先が真っ暗というか、今年の1月とかはホントにしんどかったですね」

──ああ…。

「プライベートがダメでもキックはやれたり、キックがダメでもプライベートが調子よかったりとかだったらまだいいんですけど、初めてどっちもなくなっちゃったというか。『ホントにどうしたらいいんだろう…』って感じでしたけど、助けてくれた人には恩返ししたいし、見返してやりたいヤツもいるので(笑)。今は両方の気持ちで頑張ってます。

 このままフェイドアウトしたら向こうの思うツボかなとも思うし、そこは負けず嫌いなので。瑛作さんに教えてもらってメチャクチャ打撃が伸びたとか、ムエタイのジムに行ってめっちゃムエタイが強くなったとか、そういうところを世間に認めてもらいたいという気持ちが、今は強いですね」

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