与座(左)とキックボクシングで対戦し、判定勝ちしたアナン(C)ONE Championship
2026年10月17日(土)東京・有明アリーナにて『ONE SAMURAI 4』(U-NEXT配信)が開催された。
第8試合のONEバンタム級(-65.8kg)キックボクシング3分3Rで行われた、与座優貴(team VASILEUS)vs.ナビル・アナン(アルジェリア・タイ/Team Mehdi Zatout)は判定3-0でアナンの勝利となった。この勝利により、アナンはONE世界バンタム級キックボクシング王者ジョナサン・ハガティー(英国)の挑戦者第一候補に躍り出た。

そのアナンが帰国後、自身のSNSに与座への“怒り”を投稿。その内容は以下の通り。
「タイに着いたばかりでこれを目にしたんだが…“退屈”だと? 笑わせるな! 俺の足を折ってやると言ったから、わざわざ(日本に)出向いてやったんだ。それも、お前が決めたルールに従ってな。なのに、その程度か? 本当にスリルを味わいたいなら、ムエタイでもやってみろ。間違いなく刺激的だぞ。お前はただ口先だけだ。
お前のルールは、最初からお前に圧倒的に有利なものだった。ヒジ打ち禁止、クリンチ(首相撲・つかみ)禁止、大きなグローブ着用。おまけに与座はガードを固めて引きこもるばかりで、まともな打撃をボディに叩き込むことすらできない。そんな状況で、俺はヒザ蹴りのカウンターを合わせるだけで、お前に格の違いを見せつけてやったんだ。

マジで、一度ムエタイを経験してみろよ。はぁ…退屈なのはお前の方だ。むしろ、もっと手強い相手を期待していたのは俺の方だよ。試合前も試合後も、やたらと口数が多いようだが…一体どういうつもりだ? 十分黙ってきたが、もう本音を言わせてもらう。言いたいのはそれだけだ」と、与座が試合後インタビューで「想像以上に来なかったという。身長とか関係なく、つまらなかったですね。もっといい試合が出来ると思っていたので」と答えたことへの反論だ。
同大会ではONE最強チームであるTeam Mehdi Zatoutとteam VASILEUSの3vs.3対抗戦という裏テーマもあったが、結果はTeam Mehdi Zatoutの2勝1敗。

アナンのチームメイトであるモハメド・シアサラニ(イラン/Team Mehdi Zatout)は野杁正明(team VASILEUS)に判定2-1で敗れたが、試合後インタビューでは自分の勝利を主張。「最後にひとこと言わせてくれ」と次のようにコメントした。
「ご覧の通り、俺はとても悔しい気持ちでいっぱいだ。というのも、俺はこの試合(をコントロールして)勝ちたかったから。いずれにせよ、俺たち(チーム)の戦績はここまで2勝1敗となった。ご覧の通り、俺たちのチームは彼らの母国である日本にわざわざ乗り込んできて、彼らがいつも日本で戦っているルールで戦うだけの『ハート(気概)』があることを証明した。俺たちはすでにそのハートを示したんだ。
そこで、今度は彼らにハートがあるのかどうかを問い詰めたい。彼らには、俺たちのホームであるタイに来て、俺たちのムエタイルールで戦うだけの十分な度胸と、十分なハートがあるのか? 彼らが俺たちのところまで来て戦う覚悟があるのかどうか、ぜひ見てみたいものだ」と、アナンと同じように今度はタイへ来てムエタイルールで戦えと発言していた。
両方のルールで戦う彼らからすれば、自分が最も得意とする方のルールで、ホームで戦いたいということだろう。

アナンに関しては対戦が決まる前から「与座は喋りすぎだ」と、その発言をよく思っていなかったこともあり、与座の試合後会見での発言を見て怒りがこみ上げたのだろう。
また、アナンは「それから、俺を批判している『専門家』気取りの連中へ――そんなに偉そうに言えるほど強いなら、リングに上がって俺と戦ってみろ。俺はまだまだ成長の余地がある人間だ。自分の立ち位置は分かっている。コンディションがどうであれ、勝とうが負けようが、常に改善できる点を探しているんだ。立ち止まって停滞したい奴なんて、どこにいる? 俺は毎日、あらゆる面で自分の人生をより良くしようと努力しているだけさ」と、今回の戦法に批判的なコメントをしたネット民に対してもひと言申していた。





