「この階級に私を倒せるヤツは誰もいない」とハガティ―
2026年10月17日(土)東京・有明アリーナにて『ONE SAMURAI 4』(U-NEXT配信)が開催された。
第12試合のONE世界バンタム級(-65.8kg)キックボクシングタイトルマッチ3分5Rで、挑戦者・秋元皓貴(EVOLVE MMA/POD)に3R42秒、レフェリーストップによるTKO勝ちで王座防衛に成功した王者ジョナサン・ハガティー(英国)が試合後インタビューに答えた。

「最高の気分だよ。素晴らしい戦いだった。第1Rは、少し自分自身を呼び覚まさなければいけない(気合いを入れ直さなければいけない)と感じていた。作戦としては、細かくヒットを奪っていく(ヒット・アンド・アウェイ)つもりだったが、秋元選手に少し驚かされたね。でも、もちろん自分の得意なこと、つまり『後半から一気に攻勢に出る』という展開に持ち込んだ。
そして第2R、第3Rと、本来の作戦をしっかりと実行し始め、あの決定打が決まった。リングの中で自分のリズムを少しずつ掴もうとしていたんだが、それを見つけられた気がする。レフェリーストップという形で試合が終わり、このようなパフォーマンスができたことに感謝しているよ」と試合を振り返る。

戦った秋元の印象は「素晴らしい対戦相手だったよ。ここ日本で、彼とケージの中で拳を交えられたことは間違いなく光栄なこと。彼もトップに立つためのあらゆるスキルを備えていた。ただ、今夜は明らかに最も優れた男が勝った、それが私だったということだね。だからこそ、この階級で私が世界最強なのは間違いない。今や自分がトップにいると思っているし、この階級に私を倒せるヤツは誰もいないだろう。私が王座を守り続ける」と、秋元を称えるが自分が世界最強だと胸を張る。
3Rまでヒザ蹴りを出すのを意図的に温存していたのか、との問いには「まずはパンチで彼に触れて(ジャブなどで牽制して)、どうなるか様子を見たかったんだ。(得意とする)前蹴りもたくさん使ったよ。前回の与座との試合の時はヒザ蹴りを多用した感覚があったから、今回はどうしようかと思って、一旦コーナーに戻ったんだ。そして第2Rの時に『クリス(※トレーナー)、そろそろヒザを使い始めようか?』って聞いた。そこから一気にギアが上がったんだ。

だから、作戦としては第2Rからヒザを繰り出していく予定だったし、それは完璧なゲームプランだったよ。最初の1、2RはパンチでKOしたいという気持ちもあったんだ。ボクシングコーチとも本当にハードな練習を積んできたから、パンチで彼を痛めつけてやろうと思ってね。彼(秋元選手)が強力なミドルキックを持っているのは分かっていた。だから、作戦は『リングの中央で迎え撃つ』ことだった。彼がボディキックを放ってきた瞬間、こちらの攻撃を叩き込む、あるいはキックをブロックしてからパンチで返す。だけど最終的には自分の原点(ムエタイのスタイル)と本来の作戦に戻って、ヒザを叩き込んだんだ」と説明し、「ヒザは私の新しいヒジってわけさ。ムエタイ(の試合)をやるまでは、これ(ヒザ)を武器として使っていきたいね。だから、とりあえず今はヒザが私のヒジ代わりってわけだ」とする。

今後の展望については「私としては、間違いなく『2種目の世界王者』って響きが良いなと思っています。だからチャトリ、それを実現させてくれないか?」と、ムエタイ王座に挑戦させてくれと希望。
チャトリCEOは「そうだね。(実現のために)チームとも話し合う必要があるが、それこそまさに我々がチーム内で議論していたことの一つなんだ。ジョナサンがナビルを相手にキックボクシングの王座防衛戦を行うべきか、それともヨッドIQ(※現ONEバンタム級ムエタイ世界王者)を相手に2つ目のベルトを狙いに行くべきか。これについては自分のチームにも確認しなければいけない。ただ、魅力的な選択肢がたくさんあるのは確かだ」と、2つの候補をあげた。

同大会で与座優貴(team VASILEUS)をキックボクシングで破ったナビル・アナン(アルジェリア・タイ/Team Mehdi Zatout)の試合の感想を求められると「控室でのウォーミングアップでかなり忙しくしていたんだけど、もちろん(ナビルの試合は)横目でちゃんとチェックしていたよ。試合は、俺が考えていた通りの展開になったと思う。たしか事前にそう予想していたはずだ。ナビルによる本当に素晴らしい、見事なパフォーマンスだったね。
(ナビルの戦い方からすると)与座はどんどん近づいていくためには5R必要だったんじゃないかと思うけれど、今回は3Rしかなかったからね。それでも、ナビル側の作戦は素晴らしかったし、とても良い試合だったよ」と話す。

防衛戦でアナンと戦うか、ヨッドIQとのムエタイ王座戦を望むのか。どちらを選びたいかと問われると「私に言わせれば、同じ日に2人まとめて相手をしてやってもいいくらいだね」と笑う。
チャトリCEOは「実は、私のチームが先週ヨッドIQ側と話をしたんだが、彼はまだ怪我を負っている状態なんだ。確か彼には12月(の大会)でのオファーを出していたと思う。ただ、いずれにせよ(今後のスケジュールについては)一度話し合って、しっかりと見極める必要がある」と語った。





