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【ONE】吉成名高の“神技KO”は試合中のひらめき「元々はミドルだったり前蹴りを回るところに狙ってた」「不動のチャンピオンでいたい」チャトリ代表は「那須川龍心とキックボクシングで…」

2026/10/18 02:10
【ONE】吉成名高の“神技KO”は試合中のひらめき「元々はミドルだったり前蹴りを回るところに狙ってた」「不動のチャンピオンでいたい」チャトリ代表は「那須川龍心とキックボクシングで…」

試合後インタビューに答える名高

 2026年10月17日(土)東京・有明アリーナにて『ONE SAMURAI 4』(U-NEXT配信)が開催された。

 第11試合のONEアトム級(-52.2kg)ムエタイ世界タイトルマッチ3分5Rで、挑戦者リファディン ・マスドール(マレーシア/Sor Sommai)に2R58秒、左ハイキックでTKO勝ちして2度目の防衛に成功した吉成名高(エイワスポーツジム)が試合後インタビューに答えた。


「今回、セミファイナルっていうことで。前回の試合でキックボクシングをやらせてもらって、そこで自分の納得のいく結果が出せなくて、悔しさだったりとか、もどかしさってのがあって。今回の試合でそれを全部出そうっていうふうに思ってたんですけれど、相手選手もすごく強くて自分も被弾するシーンがあって、見てる方も『名高、大丈夫か』っていう矢先の一撃だったので、見てる方は凄く盛り上がったと思うし、自分自身も狙ってた技で倒せたので本当に嬉しかったです」と試合を振り返る。


 戦ったマスドールについては「自分と戦う前の試合をチェックをしてたんですけれど、見るとかなりアグレッシブで、どんどん前に来て。後半になるとガス欠をするっていうようなイメージがありました。でも今回自分と戦うにあたって、相当の期間準備してきたと思うし、自分のことを4年間研究してたっていうこともあって、自分に対する警戒心とかもすごく強かったと思うので、思った以上に来なくて。待ちでカウンターを合わせるっていうようなところで、ちょっと自分の中で戸惑いがあったんですけれど、そんな中でも、カッとならずに…一度ちょっとカッとなるところもあったんですけれど、そこで1回冷静を取り戻したところでのKOだったので、冷静になれたのは良かったなって思います」と、マスドールはカウンター待ちのスタイルで戸惑いもあったとする。


【写真】マスドールが1R序盤に放ったバックハンドブロー、名高はこれにハイキックを合わせようとひらめいたという

 ハイキックを狙っていたとの発言があったが、どういうように狙っていたのかと聞かれると「リファディン選手は自分の蹴り終わりだったりとか、バック系(回転系の技)の攻撃をかなり多用してくる選手っていうのは見て分かっていたので、そこに対して合わせる練習っていうのをずっとやってて。それが元々はミドルだったり前蹴りを回るところに狙ってたんですけれど。


 でも、やっていく中で先ほどもちょっとカッとなってしまったっていう話をしたと思うんですけれど、カッとなった中でもう1回冷静にやらなきゃって自分の中で立て直しした段階で、相手が回ってきたところに蹴るっていうのをハイキックで狙ってみようかなって思ったんです。そこで出したらそれが1発目にドンピシャで当たったので。




 当たった時に、自分のスネのしっかり深い位置で当たったので、相手選手が倒れていく姿がスローで見えて。目も飛んでたし、これは絶対立てないだろうなって思ったら、立ってきたのでちょっと焦ったんですけれど、でも足元が結構おぼついていたので、もうこれは終わったなって思いました」と、当初はマスドールが回転系の技で回った時にミドルキックや前蹴りを合わせようと考えいたが、試合中のひらめきでハイキックでやってみようと考えて繰り出したのがハマったのだという。

 試合序盤に、マスドールがハイキックを空振りしてそのまま回転、ローキックを返そうとした名高をバックハンドブローで襲い、名高が寸前のところでかわした危ない場面があった。


「開始早々、いきなりそれを出してきて、見えてはいたんですけれど、軽く被弾的な感じになっちゃったんで。見えてはいたので効きはしなかったんですけれど、予想以上に伸びてくるなって思いました。でも、逆にそこで、今回もその技を狙ってるんだな、って思いましたね。その技を多用してきてたっていうのがあったので、それがフィニッシュに繋がりましたね。カウンターになりました」と、マスドールが序盤から出してきたがために、フィニッシュのハイキックを合わせるのにつながったと明かした。


 今後については「今回試合を見て、見てる方もムエタイの試合って面白いなって思ってもらえたと思いますし、レベルの高さっていうのもすごく伝わったと思うので。ベルトが新設されてから階級が凄く活性化されると思うので、そこでどんどん強い選手が出てきて、リファディン選手もそうですし、リファディン選手に勝った選手も中にはいるので、そういった選手が今後挑戦してくるんだったら、どんどん盛り上がると思います。もっともっと自分も力をつけないと、いずれ超えられてしまうっていうような危機感も感じた試合だったので、もっともっと練習して、不動のチャンピオンでいたいと思います」と、強い挑戦者を相手に防衛戦を重ねていきたいと意気込む。


 同席したチャトリCEOは「名高選手には明らかにムエタイでの防衛戦が控えています。でもその一方で、那須川さんが言ってたんですけれど、龍心の今の最大の目標はキックボクシングのONE世界タイトルだそうです。それに先週、那須川さんがキックボクシングのルールで名高と戦いたいって言ってました。だから、とんでもない大一番になるかもしれないですね。これは将来素晴らしい試合になるでしょうね」と、名高と那須川龍心によるONEキックボクシング世界アトム級王座決定戦が将来的にあるかもしれないと話した。


 また、ONE7戦目にして初めてのボーナス、それもONE SAMURAIで最高額の1500万円をもらったことについては「自分のチームメイトであるエイワスポーツジムの選手は、みんないい試合をしてボーナスを取っていく中で、自分だけ“ノーボーナス名高”って呼ばれてたので(笑)。それが今回、凄くいい勝ち方で勝てて、皆様の前でそれが発表されて、一緒に喜べた感じがしてとても嬉しかったです」という。


 今まで他のエイワスポーツ勢が獲得したボーナス全額よりも高い額なのでは、と言われると「そうかもしれないですね。それはみんなと話して自慢にしようかなと思います」と笑う。

 今乗っている高級車がもう1台買えるのでは、と問われると「自分は車が凄く好きなんですけれど、ちょこちょこぶつけるので保険が高くて(笑)。なので保険をしっかり払いたいと思います」と、意外にも車の運転はあまり上手くないようでボーナスは保険に使いたいとした。

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