DANGAN 9.15
2026年9月15日(火)東京・後楽園ホール
▼第6試合 フライ級 2分4R
×田口智香(花形ジム)
TKO 3R 1分51秒 ※レフェリーストップ
〇山本美憂(カナダ)
山本美憂が国内プロボクシングデビュー戦を行った。
第6試合のフライ級2分4回戦で田口智香(花形ジム)と対戦。田口は2026年3月にプロデビューしたばかりで、熊木雛と引き分けている。
山本は1Rから左右オーバーハンドを多用し、3Rに左オーバーハンドでダウンを奪うと左右連打の右フックで2度目のダウンを奪い、レフェリーがストップした。
JBC(日本ボクシングコミッション)はプロテスト受験資格の上限年齢は満34歳としているが、山本はレスリング時代にカナダ国籍を取得。国内所属選手ではなく(つまり外国人選手枠)、オーストラリアでプロデビューしているため国内ライセンスではなくオーストラリアのライセンスで試合を行う。

山本は、レスリング世界選手権で3度の優勝を果たすなど、日本を代表するレスラーとして長年にわたり活躍。その後、2016年にMMAへ転向し、RIZINで6勝8敗。2023年大晦日の伊澤星花戦で引退した。MMA引退後はプロボクシングへの挑戦に向けてトレーニングを重ね、2026年3月28日にオーストラリア・シドニーでMMAの練習パートナーを務めて腕を骨折して手術、十分なスパーリングを積めないまま6回戦でプロボクシングデビューも地元のミシェル・マックに1-2で判定負け。今回が2戦目。

国内では初代WBO女子アトム級王者の池山直が52歳27日で公式戦出場が最年長記録。山本は52歳42日で、記録更新となった。

山本は3日後が命日(2018年9月18日)となる、弟の山本“KID”徳郁のTシャツを着て入場。

1R、山本は序盤から左右のオーバーハンドを繰り出すが、田口は左右に動いて当てさせない。逆に田口の右を被弾する山本。

2Rも左右のオーバーハンドを放つ山本。序盤は田口にかわされて空振りが目立ったが、後半になるとワンツーの左、左オーバーハンドが当たり始めた。左ボディストレートもヒット。

3Rは田口がよりアグレッシブになって攻め始め、距離が近くなって山本の左右オーバーハンドも田口の顔面を捉え始める。



前傾姿勢になって身体ごと行くような左オーバーハンドが強烈にきまり、山本がダウンを奪う。大いに沸く場内。再開後も身体ごと行くような左フックをヒットさせ、前に出てくる田口に右ボディも。

打ち合いで左右フックの連打、山本の右フックで田口が倒れ込み、レフェリーがここでストップ。3R1分51秒、山本のTKO勝ちとなった。




山本はマイクを向けられると泣きながら「ありがとうございます。本当にありがとうございます。たくさんの人が動いてくれて、ようやくリングに立つことが出来ました。本当に感謝しています。会ったその日から長谷川穂積さんが私をボクシングで倒せることを信じてくれて、チームの皆さんが本当に毎日毎日支えてくれました。チームのために勝ちたいと。本当にありがとうございます。(後楽園ホールは)いつも観戦だけだったので、自分がリングの上に上がって、今すごく幸せです」とコメント。

リングアナウンサーが「レスリング、そして総合格闘技、ボクシングにと来ました。これから山本美憂はどこに向かうのでしょうか?」と聞くと、「もうずっとボクシングです」と答え、場内から大きな拍手。

最後には「本当にありがとうございました。次の試合も楽しみにしてください。Thank you so much. I love you!」とファンへメッセージを送った。





