『キックボクシングフェス.3 GOAT』が2026年10月25日(日)東京・テレビ東京天王洲スタジオにて開催が決定。同大会がテレビ東京系全国6局ネット(テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビ北海道、テレビせとうち、TVQ九州放送)にて生中継されることが、9月14日(月)都内にて行われた記者会見で発表された。
ISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者・龍聖(BRAID/TEAM SUERTE)がロドリゴ・ボガド(アルゼンチン/Demonios Team)の挑戦を受ける。
龍聖は2019年4月にプロデビュー。2021年10月、KNOCK OUT-BLACKフェザー級初代王座に就いた。RIZIN、巌流島でも勝利し、2023年3月には現役ラジャダムナン王者ペットセーンセーブに延長戦でダウンを奪って勝利。デビュー以来の無敗記録を更新していたが、2024年6月に久井大夢に判定負け。デビュー以来の無敗記録が「17」で途絶えた。12月にISKA世界スーパーフェザー級(K-1ルール)王座を獲得すると、2025年3月のONE日本大会ではスリヤンレックに完勝を収めた。
しかし、6月の久井大夢との再戦は延長戦で判定負け。10月には『GOAT』でロムイーサンに大差の判定勝ちを収めた。12月にKNOCK OUTに戻ると玖村修平を右ハイキックでKO。2026年4月の沖縄大会ではアレン・クラークもKO、6月に小森玲哉をKOしてKNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級王座を獲得すると、9月には対日本人無敗のゲーオガンワーンを破り、KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王者との二冠王となった。戦績は24勝(14KO)2敗。
ボガドはISKAムエタイ-59kgアルゼンチン王者で、戦績は9勝(4KO)3敗。ムエタイスタイルながらロー、左ミドル、パンチで前へ出ていくタイプで身体が頑丈そう。相手のミドルをキャッチして軸足を払うのが得意そうだが、今回はキャッチなしのK-1ルールのため反則を取られないように気を付けたいところだ。
会見に出席した龍聖は「僕のキャリアの中でも本当に今回すごく大きな一戦で大事だと思っています。何より生中継で、そのメインを僕に任せてということで、このキックボクシングの未来は僕にかかっていると言っても過言ではないところで、あと1カ月ちょっとですけど、今できる全部を懸けてこの試合に挑みたいと思います」と、キックボクシングの未来を背負うって戦うとの決意。
「対戦相手の印象はアルゼンチンの選手ということで、身体がすごく頑丈で、ムエタイ系の選手なのかなという印象ですね」と評し、「今回、僕はカリスマとして人の心を動かすような、そういったアツい試合を約束します」と、ただ勝つだけでなく人の心を動かす試合をすると宣言した。
地上波で生中継されることには「格闘技を普段見ない層だったりとか、いろんな人が見ると思うんですけど、今は昔と違って格闘技っていうものはいろんなジャンルがたくさんあると思うんですが、元あった正しい格闘技の形に戻したいなってずっと思っていて。それには地上波だと思うし、地上波ってコンプライアンスだったりとかいろいろなことが厳しいところで、それが出来るのはGOATしかないですし、そういうところを僕は求めていたし、これを格闘技を正しい方向に戻す第一歩にしたいなって思っています」と、格闘技を正しい方向に導くためのきっかけにしたいという。
その正しい方向に戻すとはどういうことなのか、との質問には「今の乱闘だったり、喧嘩したりして、目立ったもん勝ちみたいな、SNSだったりね。いろんなものがあって、それでいろんなことが成り立つ世の中になってきているので、時代は変わってはいると思うんですけど、格闘技は僕は本来はそういう形じゃないと思う。アスリートとしてプロスポーツとして僕たちはやっているので、そういうふうに僕は扱われてほしいと思います。僕を見て、僕たちを見て子供が格闘技を始めたいと思ったり、親も反対せずにそれをやらせたいと思える、そういう業界にしたいと思うし、またそういう世界に戻していきたいと思ってます」と説明した。
また、10月4日(日)より、テレビ東京系全国6局ネットにてGOATの地上波レギュラー番組『Let'sキックGOAT~ミライの格闘エンターテインメント~』(毎週日曜日夕方6時~6時30分)の放送が開始されることには「ちびまる子ちゃんとかと同じ時間帯でやるのは、本当にすごいことだなって率直に思いますね。格闘技を正しい形で見てほしいなっていうのはすごいあるので。そういった形で、子供だったり、誰しもがテレビをつけたら無料で見られるっていうことに可能性を感じるし、すごく嬉しいなって思いますね」との感想。
地上波でキックボクシングの試合が生中継されるのは16年ぶりだという話を聞き、一番記憶に残っている地上波で見た試合は何かと聞かれると「今言われてパッと思い出たのは、魔裟斗さんとブアカーオの2回目ですかね。すごく印象に残っています。ブアカーオが多分当時すごくて、魔裟斗さんが下馬評的に不利な状況だったと思うんでですが、そこで見てて子供ながらにあの1Rの(魔裟斗がダウンを奪った)シーンってやっぱりすごく震えたのは覚えてますね」と、2007年10月の魔裟斗vs.ブアカーオをあげた。
「時代が変わって、いま僕はそこの立場になると思うので、あの時のように今度は僕が子供だったり、いろんな人の心を動かす、そんな試合をしたいなと思っています」と、自分が子供の頃に観て心を震わせたような試合を地上波生中継で見せたいと意気込んだ。
2024年12月に獲得したISKA世界王座の初防衛戦に関しては「特に防衛するとか守るとかっていう意識は全くなくて、僕が地上波のメインで試合をするっていうことで、本当に挑戦だと思うので。世間への挑戦じゃないですけれど、普通に防衛したところで誰も見てくれないし、誰も覚えてくれない。世間に覚えてもらえる、印象に残る、人の記憶に残る、そんな試合をすることに挑戦したいと思います」と、今回の試合はもっと大きなことへの挑戦だと語った。