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【RIZIN】朝倉海とマネル・ケイプの再戦が決定。挑発するケイプに海「失神させる」=12月31日(火)「RIZIN.20」

2019/12/04 14:12
2019年12月29日(日)、31日(火)にさいたまスーパーアリーナにて開催される「BELLATOR JAPAN」(29日)および「RIZIN.20」(31日)の追加対戦カード発表記者会見が、12月4日(水)14時から都内にて行われた。 堀口恭司(アメリカントップチーム)の膝前十字靭帯の断裂と半月板損傷による欠場で、挑戦者として堀口との再戦に臨む予定だった朝倉海(トライフォース赤坂)の対戦相手が、マネル・ケイプ(アンゴラ)に決定した。海とケイプは、12月31日(火)「RIZIN.20」で対戦する。また、この試合は堀口の王座返上を受けてRIZINバンタム級王座決定戦として行われることが決まった。 ケイプはかねてから朝倉海との対戦を再三アピールしており、そのアピールが実った形になる。Skypeでの出席となったケイプは「これからは自分の時代だ。このタイトルマッチを受けるのは当然だ。朝倉海が何と言おうと俺がチャンピオンになる。ヤツは俺から逃げ回って俺と再戦がしたくなかった。堀口に勝とうがそんなことは関係ない。俺は今そこのテーブルに座っている人間を一晩で全員ぶっ飛ばせる。俺がチャンピオンだってことを証明する」と豪語。 そのコメントを受けて朝倉は「まず堀口選手との試合が流れてしまって本当に残念です。堀口選手には怪我をしっかり治してもらって、万全な状態でまた戦えることを楽しみしています。ケイプは前回からグチグチ女々しいことを言っているので、一発で失神でもさせてやろうと思っています」と返り討ち宣言した。 ケイプはその後も「お前は臆病者だ」「俺から逃げていた」「前回も俺が勝っていた」と挑発を続け、朝倉は苦笑いしながらも「あいつを黙らせる。今度は確実に仕留めてできれば失神させて勝ちたいと思います」と、完全KOすると言い放った。 ケイプは2017年10月にRIZIN初参戦。バンタム級トーナメント1回戦で山本アーセンを1Rわずか1分11秒でハイキック葬し、衝撃日本デビューを果たした。続く2回戦では元UFCトップファイターのイアン・マッコールをヒザ蹴りでTKOに破る番狂わせを演じ、準決勝では堀口恭司に肩固めで一本負けを喫するも堀口に「やりにくかった」と言わしめた。 そして2018年5月には朝倉海と対戦。朝倉を苦しめ、判定2-1の接戦で敗れたが、判定に納得がいかず事あるごとに朝倉との再戦をアピールしてきた。堀口の欠場が発表されると、SNSで「これ(朝倉vsケイプの再戦)を実現させる。私たちは皆それを待っています」「彼に逃げさせないでください。 今は私の番です」とツィートを繰り返してきた。 海戦以降、2018年9月には中村優作にリアネイキドチョークで一本勝ちするなど、寝技の進化も見せ、MMAファイターらしさを増したケイプだが、同年の大晦日にはUFCから参戦した佐々木憂流迦に判定負け。しかし、2019年4月に伊藤盛一郎を、同年8月に水垣偉弥をいずれも2R KO・TKOに下すなど、現在は2連勝中だ。 特筆すべきは“RIZINの門番”として元UFCファイターの水垣を迎え撃った8月の試合。レスリングシューズを履いたケイプは、水垣の組みを切り、コーナーに詰めると、右に沈んでの右アッパーをクリーンヒット。さらに右に回り込み、振り向いてきた水垣を右フックでマットに沈めている。 前戦ではスプリットに割れた判定だが、今回は完全決着を望む両者。ケイプの進化同様、それ以上に朝倉海も進化を遂げている。果たして再戦の行方は?
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