自分が持てる技術を全て出し切って勝ちに行く

――今回の試合会場は日本でもトップクラスの大きさのドーム会場です。4万人以上のお客さんが見込まれてますけど、こういう大きな会場、ビッグイベントであっても、あなたのモチベーションやメンタルというのは変わらないでしょうか。
「はい、特に影響はないです。そういうことは全然考えないようにしています。自分の試合のことしか考えていません。ただ、これほどの大きな会場で試合ができるということを本当に嬉しく思っています。もう試合が待ちきれないという気持ちはあります」
――平本選手は2年以上MMAの試合をされていないので、最近の動きとかが分からない部分が多いと思いますが、対策を立てて練習する上でそういうところはもっと最新の映像が見たかったとかはありましたか。
「特に問題はありませんでした。2年以上前の朝倉選手との試合はきちんと見てきましたけれども、その後の2年間で特に大きな変化があったとは私は考えていません。私の方からすると、今回も自分の地元のシムケントでしっかりとしたトレーニングをやってくることができました」
――この大会では同じ階級のタイトルマッチが行われますが、どれくらいでそこにたどり着きたいと思っておられますか。
「まだそれについては分かりません。今は自分の目前の試合のことしか考えていませんので、この試合が終わった後でどうなるかは考えたいと思いますし、またRIZINからどのようなオファーをいただけるか、それ次第というところにもなってくると思います。今の時点で言えるのはシェイドゥラエフ選手にぜひ勝ってほしいなということです」
――1年で3試合やって、2カ月間隔でしたから、ファイトキャンプとしては体重を少し落として今回作ってきたんでしょうか? それともそのままほとんど変わらず今回臨んでいるんでしょうか。
「今回は地元のシムケントで自分の所属しているトゥランオルダのジムでトレーニングをしてきました。自分にとって66kgの体重を作るのはそこまで難しいことではないです。前回の試合の後、一度体重を戻して、今回に向けてまたもう一度減量してきました」
――K-1から立ち技に転向した平本蓮選手は、ボクシングから転向したラダウトベック選手と境遇が似ていると話していました。ただ、ベースの競技は異なるんですけれど同じストライカーですけど、ご自身と蓮選手との違いをどこにあると捉えていますか。
「私はボクシング出身ですし、平本選手はキックボクシング出身です。違いはそこ。ベースがどこにあるかっていう違いだけだと思います。今回の試合はボクシングでもなくキックボクシングでもなく、MMAの試合ですのでその違いはあまり現れないと思います」
――となると、MMAの経験の差が活きる?
「そこは分かりません。試合でどうなるか見てみたいと思いますけれども、MMAの試合ではキックボクシング、ボクシングと比べて、グローブは小さいので、それにどれだけ慣れてうまく戦えるかというところも一つ重要な点にはなってくると思います」
――平本選手は打撃の精度の高さも非常に評価の高い選手ですけれど、同時に彼の打たれ強さだったり、タフネスも評価されています。この辺りダウトベック選手はどう評価されますか?
「それは明後日の試合で見てみましょう。彼の打撃がどれだけ精度が高く、そしてどれだけ打たれ強いかっていうのは試合で見てみたいなと思います」
――先ほど平本選手の朝倉戦からの2年間のブランクについて、この間、彼に大きな変化はないだろうというふうにおっしゃってましたけど、それはすなわち平本選手のこの年のブランクっていうのは、今回の試合において明らかにあなたにアドバンテージがあるというふうに考えていますか。
「ブランクがあったということが有利に働くのか、それとも不利に働くのか、そこはわかりません。もちろんその間、平本選手がただ何もやらずに過ごしてきたということではないと思います。きっちりトレーニングもされてきただろうし、MMAもしっかりとやってきていたと思います。自分の復帰に向けて準備は本当に念入りにやってきたとは思っています。そういう面では平本選手のことをリスペクトしています。ただ、私は自分を信じています。相手が誰であっても、自分が持てる技術を全て出し切って勝ちに行く。そういう自信がありますので、今回もその意気込みで試合に臨みます」




