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【UFC】地元パリ大会メインでUFCデビューのKSW王者パルナスがフッカーを初回KO! 仏対決ソラがジアムを100秒KO、ペイジにブーイングも4連勝、ドンチェンコがソリアーノ下し4連勝、“ブラックパンサー”ケイタがナイモフを鮮烈KO! ピントが4連勝、アンドルシュカがウッド下す

2026/09/06 01:09
 2026年9月5日(日本時間6日)、フランス・パリ、全席完売のアコー・アリーナにて『UFC Fight Night: Hooker vs. Parnasse』(U-NEXT/UFC Fight Pass配信)が開催された。 ▼ライト級 5分5R〇サラディン・パルナス(フランス)24勝2敗(UFC 1勝0敗)※元KSWライト級&フェザー級王者 155lbs/70.31kg[1R 2分35秒 KO] ※左三日月蹴り→左ハイ、左フック×ダン・フッカー(ニュージーランド)24勝15敗(UFC 14勝11敗)155lbs/70.31kg  ライト級5分5R。フッカーは10位、METAランキングでは12位。   ニュージーランドのフッカーは36歳。UFC14勝10敗(7KO、2一本勝ち)。キャリアでは24勝14敗(11KO、7一本勝ち)。シティキックボクシング所属のストライカー。ライト級以下35歳限界説は、最近になってヴォルカノフスキーやゲイジーが突破しているが、実力が下り坂に差し掛かる年齢ではある。フッカーは26年1月の前戦でブノワ・サンドニに2R TKO負けするなど現在2連敗中だが、自身ではスタミナが原因だったと分析し、コンディションの改善を重視してきた。また、今回は初参戦のパルナスとの対戦ではあるが、ジャスティン・ゲイジー戦の時の倍の金額のオファーで、試合へのモチベーションも過去最高に上がっていると語っている。   フランスのパルナスは28歳。UFCデビュー戦。キャリアでは23勝2敗(8KO、7一本勝ち)。KSWフェザー級・ライト級の同時制覇王者。組み・打撃ともにハイレベルなオールラウンダーだが、ライト級に上げてからは特にパンチで倒す試合が増えており、直近では5連続KO勝ちしているうえに、ボクシングの試合でもKO勝ちしている。今年5月には、KSWを離れてMVP MMAに出場し、1RでKO勝ち。その後の去就が注目されていたが、UFCと契約。地元大会のメインでのUFCデビューという最高の扱いを受けている。   オッズはフッカー5.55倍、パルナス1.16倍。初参戦のパルナスが大幅なフェイバリット。層の厚いライト級で、初参戦選手がランカー相手にここまで高評価を受けるのは珍しい。一方で、連敗中で実力的にピークアウトしているフッカーの実力が低く見られているということもあるのだろう。   1R、両者サウスポー構えから。ガードを下げた構えのフッカーが蹴りとジャブで牽制する。オーソドックスにスイッチしてミドルを入れた。パルナスは左ハイを見せる。左ミドル。フッカーはインローを返す。徐々に距離が詰まってきた。   パルナスがワンツーをヒット。カーフを蹴るフッカー。パルナスのミドルが腹に入り効いた! ケージまで下がったフッカーにパンチを入れると、フッカーはしゃがみ込むようにダウン!パウンド。KO!   1R2分25秒、パルナスKO勝ち。   パルナス、地元大会のメインでのUFCデビュー戦で、ランカーのフッカー相手に1RKO勝ち。  試合後インタビューでパルナスは「試合を終わらせるつもりでした。私の試合はすべてKOで終わっているので、ある程度は(この結末は)分かっていました。このために一生懸命練習してきました。 (今後は?)次の試合、トップ5との試合に向けて準備はできています。私の夢の対戦相手は、マックス・ホロウェイです。ご存知の通り、マックス・ホロウェイはとても強く、強烈な左のパンチを持っています。素晴らしいライバルであり、伝説的なUFCファイターです。UFCトップ5と試合をするなら、マックス・ホロウェイと戦わなければなりません。分かりますか? 私はUFCトップ5との試合を信じています。だから、そのために一生懸命トレーニングしていて、準備はできています。  そして、コーチ陣全員に感謝したいと思います。コーチ、家族、みんなありがとう。みんなが私を支え、助けてくれています。グアドループにも感謝します。フランス万歳! デイナ、この機会をありがとうございます。ビスピン、UFC、ありがとう」と語った。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇アクセル・ソラ(フランス)13勝1敗1分(UFC 3勝1敗)155lbs/70.31kg[1R 1分40秒 KO]×ファレス・ジアム(フランス)18勝6敗(UFC 8勝4敗)155lbs/70.31kg  ライト級。Tapologyのランキングは96人中ジアム21位、ソラ46位。  UFCでのフランス人対決は史上2度目。1度目は2023年のパリ大会で行われたウィリアム・ゴミス vs. ヤニス・ゲムーリだが、直前で両者の対戦相手が欠場し、バンタム級のゲムーリが階級を上げてゴミスとの対戦に組み直されたもの。今回は最初から、上位戦線での生き残りを懸けた潰し合いとして組まれている。  フランスのジアムは29歳。UFC8勝3敗(2KO勝ち)。キャリアでは18勝5敗(7KO、4一本勝ち)。191cmのリーチを持つストライカー。遠距離からの打撃だけでなく、組んでのヒジ・ヒザも得意。キックではISKA欧州王者(K-1ルール)にもなっている。ただのキックボクサーではなく、柔道のバックボーンもあり、組んでテイクダウンを狙うこともある。UFCデビューから4戦は2勝2敗だったが、そこから6連勝。ランキングにも入っていた。しかし、今年6月の前戦は、相手がまたもノーランカーのトム・ノーランで、下位相手ということでモチベーションが上がらなかったのか、前半は気持ちが入らず、3Rに入ってようやくスイッチが入ったものの判定負けし、連勝がストップしている。  フランスのソラは28歳。UFC2勝1敗(1KO、1一本勝ち)。キャリアでは12勝1敗1分(6KO、2一本勝ち)。バックボーンは空手、ムエタイ、レスリング。アマチュアで世界選手権準優勝などのキャリアを積む。プロデビュー後、無敗でAres FC王者になると、昨年のパリ大会で欠場選手の代役として急遽UFCデビュー。階級上のウェルター級でリース・マッキーにKO勝ちした。今年3月の2戦目はメイソン・ジョーンズの打撃に押される展開で判定負け。7月の前戦はUFC2勝3敗のボンフィム兄との対戦で、タックルに来たボンフィムにブラウンヒジを効かせ、最後はダースチョークで一本勝ちした。この勝利が評価され、1ヶ月半のインターバルで地元パリ大会のセミに抜擢されている。  オッズはジアム1.65倍、ソラ2.30倍。   1R、オーソドックスのジアムとサウスポーのソラ。圧を掛けるジアム。飛び込むところにソラがパンチを合わせていく。飛び込んだソラが右手でニータップを狙いながら左オーバーハンドを打ち込むとビッグヒット! ジアムの意識が飛んでKO!  完全に意識を飛ばされたジアムはなかなか起き上がれない。1R1分40秒、KOでソラがフランス人対決を制す。   勝ったソラは試合後も笑顔を見せず、「ファレス・ジアムは最高のファイターだ。彼への応援も忘れないでくれ。UFCにもこの機会をくれて感謝したい。」とコメント。次の対戦相手について聞かれると、「マッチメイカーが指名した相手にイエスと言うだけだ」と答えた。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇マイケル・ヴェノム・ペイジ(英国)26勝3敗(UFC 5勝1敗)185lbs/83.91kg ※UFC4連勝[判定3-0] ※29-28×3×ヌルスルトン・ルジボエフ(ウズベキスタン)37勝10敗2分(UFC 5勝2敗)※UFC3連勝中 ウェルター級転向 186lbs/84.37kg  ミドル級。ペイジは15位、ルジボエフはランク外。METAランキングではペイジ8位、ルジボエフ15位。Tapologyのランキングは79人中ペイジ14位、ルジボエフ28位。  イギリスのペイジは39歳。UFC4勝1敗(4判定勝ち)。キャリアでは25勝3敗(12KO、4一本勝ち)。Bellator時代はハイライトリールに載るような派手なKO勝ちを繰り返す一方、終始打ち合わないままで凡戦に終わる試合もあったペイジだが、UFCでは今のところ全試合が凡戦。UFCデビューからランカークラスとの対戦で、Bellator時代とは相手のレベルが違うせいもあるか。今回がUFCとの契約最終戦。イアン・マシャド・ガリーに敗れたのみで、4勝1敗ではあるものの、凡戦のまま負ければ、年齢的に再契約されない可能性もある。本人はタイトル挑戦を見据えて上位との対戦を望んだものの、上位ランカーにとってはやりづらい上に、今のペイジでは対戦するメリットもなく、断られ続けた上で、ようやくランキング間際のルジボエフとの対戦が決まった。  ウズベキスタンのルジボエフは32歳。UFC5勝1敗(3KO、1一本勝ち)。キャリアでは37勝9敗2分2NC(13KO、21一本勝ち)。196cmの長身ストライカー。ローカル時代は圧倒的に一本勝ちが多かったが、UFCでは長いリーチを活かしてスタンドで打ち勝つ試合が多い。1度だけウェルターに落とし、ホアキン・バックリー相手に敗れているが、それがUFCで唯一の黒星で、ミドル級では5戦全勝。プロデビューはペイジより2年遅い2014年だが、ローカル時代はハイペースに試合をこなし、キャリアの試合数ではペイジの倍近くで、今回が50戦目となる。ミドル級5連勝で念願のランカーとの対戦が実現。今年からATTに所属している。  オッズはペイジ1.54倍、ルジボエフ2.54倍。  1R、両者オーソドックス。ペイジのローに合わせてルジボエフがタックル。テイクダウン。寝かせるとサイドに出た。ペイジはバギーチョークに捕らえたが、入っていないと見て解除し、クローズドガードに。ルジボエフは体を起こさず押さえ込みながら、時折パウンドを入れていく。徐々にケージ際に移動したペイジ。ケージを使って立ったが、1R残り1分半。離れずにテイクダウンを狙うルジボエフの側頭部にヒジを入れる。ダブルアンダーフックから外掛けでテイクダウンを狙うルジボエフ。こらえるペイジ。支釣込足で崩して離れたペイジ。残り30秒。いつもの通り前後に足を開いてステップするペイジ。ルジボエフの左にカウンターの右オーバーハンドを合わせた。ホーン。  1Rはテイクダウンから攻めたルジボエフのラウンド。  2R、ステップしながら詰めて右を打ち込んだペイジ。そのままケージに押し込んだが、自ら離れる。ペイジの飛び込みに右を合わせようとしたルジボエフ。ペイジが関節蹴り。ルジボエフの左膝に入りぐらついた。パンチで出ようとしたルジボエフだが、関節蹴りを蹴られた左足が効いているのかバランスを崩す。出られないルジボエフ。パンチで出たところをケージに押し込んだが、離れるペイジ。ノーガードのペイジ。ルジボエフがシングルレッグに。片足でこらえるペイジだが、ルジボエフがテイクダウン。しかし押さえ込むことができずに立たれた。手が出ないルジボエフ。バックヒジを入れたペイジ。ホーン。  2Rはペイジ。ルジボエフは関節蹴りで膝を蹴られてからは攻めることができていない。  3R、徐々に詰めるペイジに右オーバーハンドを合わせるルジボエフ。ペイジも右オーバーハンドを返す。ルジボエフがシングルレッグに入りテイクダウン。しかしペイジはすぐにケージを使って立った。ケージに押し込んだルジボエフがヒザを出したがローブローとなり、レフェリーのジェイソン・ハーゾグは注意の後に離れた体勢で再開させた。飛び込みのフェイントを見せるペイジに対し、ルジボエフは左膝のダメージもあるのか手を出せない。両者の見合いが続いて会場のブーイングが大きくなる。ルジボエフがパンチで飛び込んだが、四つに組み止めたペイジ。タイムアップ。  ジャッジ3者29-28の判定3-0でペイジ勝利。しかし会場からは勝者コールの前からブーイングが飛んでいた。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇ダニール・ドンチェンコ(ウクライナ)15勝2敗(UFC 4勝0敗)※UFC4連勝[判定3-0] ※30-27、30-27、29-28×プナヘレ・ソリアーノ(米国)13勝5敗(UFC7勝5敗)※4連勝でストップ   ウェルター級。Tapologyのランキングは73人中ドンチェンコ39位、ソリアーノ26位。   ウクライナのドンチェンコは25歳。UFC3勝0敗(2KO勝ち)。キャリアでは14勝2敗(9KO、2一本勝ち)。TUF33ウェルター級ウィナー。ウクライナのアマチュアキック王者の経歴があるストライカーで、24年1月には堀口恭司のTOP BRIGHTSに参戦。ハン・サングォンを2R TKOに下している。26年2月のUFC本戦デビュー戦はベテランのアレックス・モロノと対戦。3連敗中のモロノを打撃で圧倒するも、仕留めきれずに判定勝ち(モロノはこの試合でUFCからリリース)。6月の前戦は当初の相手が欠場したことにより、UFCデビュー戦のティオドル・ベリグレンとの対戦となり、終始打撃で圧倒し、2RでKO勝ち。2021年から再開したTUFでは優勝者がUFCで苦戦することが多いが、ドンチェンコは久々にランキングが狙えるプロスペクト。   アメリカのソリアーノは33歳。UFC7勝4敗(4KO勝ち)。キャリアでは13勝4敗(7KO、2一本勝ち)。柔道・レスリングのバックボーンがあり、MMAではパンチを武器に戦う。特に左の重いパンチが武器。ミドル級では3勝4敗だったが、ウェルター級に落としてからはレスリング力も活かせるようになって覚醒し、現在4連勝中。現ランカーのウロシュ・メディチにも秒殺KO勝ちしており、ランキング目前まで上がってきている。   オッズはドンチェンコ1.39倍、ソリアーノ3.10倍。   1R、オーソのドンチェンコにソリアーノはサウスポー。圧を掛けて左を打ち込むソリアーノ。ドンチェンコはバックブローを見せる。三日月蹴り。詰めるソリアーノに右を打ち込むドンチェンコ。ソリアーノがシングルレッグに入るが、ドンチェンコは切ってヒジを入れた。ワンツースリーが入ってソリアーノダウン!タックルでしのごうとするソリアーノ。立ったがまだ動きが鈍い。右オーバーハンドがヒット。ふらついたソリアーノ。バックスピンキックをボディに入れるとソリアーノのタックルを切って側頭部にヒジを入れる。立ったソリアーノ。ドンチェンコは右ハイ。右ボディを打ち込んだ。残り1分。ソリアーノが出るがスピードがない。ドンチェンコはラッシュでスタミナを使ったのか、距離を取り回復を図る。1R終了。  1Rはドンチェンコが圧倒したが、終盤はややペースを落とした。  2R、ドンチェンコがバックブローからローキックをヒット。ワンツーからインロー。さらにボディにヒザを入れる。ソリアーノも蹴りを出していくが、距離を取られて空振りが続く。詰めてくるソリアーノを関節蹴りで止めようとするドンチェンコ。インローを出したドンチェンコだが、ローブローになりタイムストップ。  再開。右フックからカーフキックを入れたドンチェンコだが、すぐに距離を取る。ソリアーノは1Rのダメージは抜けたように見える。ソリアーノの左フックは空振り。要所で手を出しているドンチェンコだが、倒しに行く攻めではない。タックルに入ったソリアーノだが、組ませずに切ったドンチェンコ。すぐに距離を取るドンチェンコ。右オーバーハンドをヒットさせる。ソリアーノのパンチは空を切るが、タックルにつなげてテイクダウン。寝かされずに立ち上がるドンチェンコ。立ち際にハイを狙ったソリアーノだがヒットせず。2R終了。  2Rもドンチェンコがヒット数で上回っているが、1Rのように倒しに行く攻めがない。  3R、圧を掛けるソリアーノ。左ハイ。ブロックしたドンチェンコ。左右のパンチ連打で出た。ソリアーノもパンチを返すとケージに詰めてタックル。しかし切られた。シングルレッグに入ったソリアーノ。テイクダウンするとバナナスプリットに。ソリアーノの頭部にヒジを入れて抵抗するドンチェンコ。ソリアーノはバックに回るが、ドンチェンコが立ち上がり側頭部にヒジを連打する。テイクダウンしたソリアーノがバッククリンチからヒザを打ち込む。さらにパンチを入れるとダブルレッグから抱え上げたソリアーノ。テイクダウンしてバックから殴るがタイムアップ。  3Rはソリアーノが制したが、フィニッシュまでは至らず。  30-27、30-27、29-28の3-0でドンチェンコが4連勝中のソリアーノを下す。  勝ったドンチェンコは、「1Rでフィニッシュしたかったが、ソリアーノはタフだった。次はダニエル・ロドリゲスと戦いたい」と、ランキング15位のダニエル・ロドリゲスとの対戦をアピールした。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇カーティス・キャンベル(アイルランド)9勝1敗(UFC 1勝1敗)[3R 3分07秒 リアネイキドチョーク]×トレバー・ピーク(米国)9勝4敗(UFC 2勝4敗)※フェザー級転向  フェザー級。Tapologyのランキングは93人中キャンベル87位、ピークはブランクがあるためランク外。  イギリスのキャンベルは24歳。UFC0勝1敗。キャリアでは8勝1敗(5KO、1一本勝ち)。バックボーンはムエタイ、柔術で、多彩な蹴りが武器。20歳でプロデビューし、昨年9月のDWCSで勝利してUFCと契約した。3月に地元ロンドンでUFCデビューすると、メインカードに抜擢され、UFC2勝1敗のダニー・シウバと対戦。1Rにテイクダウンから攻めるも、2R早々にシウバの右フックを被弾し、連打を浴びてKO負け。キャリア初黒星を喫した。UFCデビュー戦でコケたが、今回は欧州大会ながら、地元イギリスではないのに、またメインカードで組まれるあたり、UFCの期待の高さがうかがえる。  アメリカのピークは31歳。UFC2勝3敗(1KO勝ち)。キャリアでは9勝3敗1NC(8KO勝ち)。大振りで荒っぽいパンチが武器で、KO勝ちも多いが、UFCでの3敗はいずれも組まれて削られる展開での判定負け。勝った2勝の相手は、いずれもUFCで1勝もできないまま3連敗してリリースされており、2勝しているとはいえ、相手に恵まれてのものという印象は否めない。昨年5月にフェザー級に落とした初戦を戦う予定だったが、足を骨折し長期欠場となり、今回は約2年ぶりの復帰戦となる。  オッズはキャンベル1.24倍、ピーク4.20倍。  1R、オーソドックスのピークに対し、キャンベルはスイッチを繰り返す。間合いを詰めるピークだが、キャンベルが三日月蹴りをヒット。左ハイ。左右のパンチを振って出るピークだが、キャンベルは距離を取りかわす。右オーバーハンド、三日月蹴りを入れるキャンベル。また三日月蹴り。組んだキャンベルがケージに押し込むとシングルレッグに。テイクダウン。倒されるとすぐに立ち上がるピークだが、キャンベルはスタンドバックからテイクダウンを繰り返す。正対したピーク。しかしキャンベルは脇をくぐって再びスタンドバックに。テイクダウンを繰り返し、7度目のテイクダウンでついに押さえ込んだ。マウント!ヒジ・パウンドを入れるキャンベル。ケージを蹴って反転を狙ったピークだが、キャンベルは上をキープしてパウンドを入れる。逃れられないピークだが、1R終了のホーンに救われた。  1Rは打撃・テイクダウン・グラウンドのすべてでキャンベルが圧倒。  2R、すぐに三日月蹴りを入れるキャンベル。ピークは下がらずに詰めてパンチを打ち込むが、キャンベルが組むとボディロックからテイクダウンを狙う。足を束ねると背中を向けたピーク。ピークのスクランブル狙いを察知して返させないキャンベル。立ち上がったピークだが、キャンベルはボディロックを放さずすぐにテイクダウン。背中を向けたピークからバックマウント。正対してハーフに戻したが、キャンベルが上をキープし続ける。四の字ロックに捕らえたキャンベル。リアネイキドチョークは防いでいるピークだが、バックを取られたまま逃れられない。2R終了。  3R、タックルを切ったピークだが、キャンベルは左ハイをヒット。パンチで出るピークだが、キャンベルがシングルレッグに入る。倒してバックに回ったキャンベル。バックキープ。リアネイキドチョークを狙いながら足を四の字ロックに組んだ。フェイスクランクで捕らえた。立ち上がろうとしたピークを後方に倒れ込みながら絞め上げてタップアウト!  3R3分7秒、キャンベルがリアネイキドチョークでの一本勝ちとコールされた。キャンベルが全局面で圧倒して完勝し、UFC初勝利。   試合後のインタビューでは、「最高だよ!コーチに教わったことができた。あのチョークで自分の実力と将来性を示せたと思う。」とコメントした [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇ルシーニ・ケイタ(ベルギー)17勝2敗(UFC 1勝1敗)146lbs/66.22kg[1R 2分54秒 KO] ※右ストレート×ムハメド・ナイモフ(タジキスタン)13勝5敗(UFC 5勝3敗)145lbs/65.77kg  フェザー級。Tapologyのランキングは93人中ケイタ76位、ナイモフ56位。  ベルギーのケイタは28歳。UFC0勝1敗。キャリアでは16勝2敗(10KO勝ち)。住んでいるコルトレイクからパリまでは車で2時間半程度で、ほぼ地元のようなもの。爆発力のある打撃が武器のストライカー。OKTAGON MMAでフェザー・ライトの同時王者となりUFCと契約。昨年のパリ大会で、Bellatorのフェザー・ライト同時王者だったパトリシオ・ピットブルとの対戦が組まれていたが、ケイタの体重オーバーでパトリシオが対戦を拒否したため、試合は中止に。今年3月のロンドン大会で仕切り直しのデビュー戦が組まれたものの、UFC10勝3敗でランキングも見えてきていたナサニエル・ウッド相手にスタンドで手数が少ない展開となり、カーフで削られてスプリット判定負け。他団体の大物ファイターがUFC初戦でコケる典型的な試合展開だった。  タジキスタンのナイモフは32歳。UFC5勝2敗(2KO勝ち)。キャリアでは13勝4敗(5KO、3一本勝ち)。蹴りの強いストライカーだが、フィジカルの強さを活かした組みも武器。テコンドーではアジアジュニア大会で優勝、世界ジュニアでもメダルを獲得している。21歳の時にアメリカに移住し、MMAを始める。2020年のDWCSで初黒星を喫したが、ローカルでキャリアを積み、2023年に5日前オファーでUFCデビューし、階級上のライトで2RKO勝ち。本来のフェザーに戻してからも2連勝したものの、4戦目では、自身と同じように5日前オファーで階級上の試合に臨んだフェリペ・リマに3Rチョークで敗れ、UFC初黒星。その後2連勝し、ランキング目前まで戻ってきたものの、昨年12月の前戦は、TUF32ウィナーのマイロン・サントスにキャリア初のKO負け。パンチのカウンターをもらいやすいという弱点を露呈している。  オッズはケイタ1.28倍、ナイモフ3.85倍。  1R、両者オーソドックス。右オーバーハンドを入れたケイタ。下がったナイモフ。ケイタが圧を掛けてナイモフにケージを背負わせる。ワンツーを入れたケイタ。ナイモフのバックスピンキックは空振り。ジャブが入りナイモフダウン!ハーフのナイモフにヒジ・鉄槌を入れるケイタ。立って逃れたナイモフだが、ケイタがすぐに圧を掛けると右オーバーハンドがビッグヒット! ナイモフ失神KO!  1R2分54秒、KOでケイタがUFC初勝利。  昨年のパリ大会は体重オーバーで試合中止、今年3月のデビュー戦は判定負けしたケイタが汚名返上のKO勝ち。試合後のインタビューでは、「これがブラックパンサーの実力だ。レローン・マーフィー、俺は必ず君を乗り越えて見せる」と、客席で見ていたマーフィーを挑発。さらに、「どんな相手もノックアウトできる。俺の前では誰も安全じゃない。フランス、ありがとう。俺の息子へのいい誕生日プレゼントになったよ」とコメントした。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇フェリペ・リマ(ブラジル)15勝2敗(UFC 3勝1敗)146lbs/66.22kg[判定3-0] ※30-27、30-27、29-28×モルガン・チャイエー(フランス)21勝13敗1分(UFC 3勝4敗)145lbs/65.77kg  フェザー級。Tapologyのランキングは93人中チャイエー34位、リマ39位。  フランスのチャイエーは30歳。UFC3勝3敗(3KO勝ち)。キャリアでは21勝12敗1分(13KO、3一本勝ち)。バックボーンは柔道・ルタ・リーブリ・柔術だが、MMAでは打撃主体で、特に蹴りを使うスタイル。一方で、スタンドでは手数で押してくる相手は苦手としており、被弾が多い。2023年のUFCデビュー戦から、7戦で3度目のパリ大会となるが、過去の2戦はいずれもフィニッシュ勝利。UFCファイターにしては、ローカル時代の戦績が18勝9敗1分と負けが多いが、PFLでライト級王座に挑戦したポール・ヒューズや、メインに登場するパルナスとも対戦経験があり、ローカル時代から強豪相手に揉まれてきた。昨年12月のメルキザエル・コスタ戦でキャリア初のKO負けを喫し、本気で引退を考えたが、休養でモチベーションが戻り、地元での復活を狙う。   ブラジルのリマは28歳。UFC2勝1敗(1一本勝ち)。キャリアでは14勝2敗(4KO、3一本勝ち)。バックボーンは柔術で、MMAではハイペースに戦い、運動量で勝負するスタイル。MMA転向後、より高いレベルを目指すためにスウェーデンに移住。現在はオールスターズ・トレーニング・センターに所属する。欧州最大級のプロモーション・OKTAGON MMAでバンタム級王座を獲得。2024年6月に、試合5日前のオファーでUFCデビューした時は階級上のフェザー級の試合で、UFC3連勝中だったムハンマド・ナイモフにチョークで一本勝ち。2戦目もランキング目前のマイルズ・ジョーンズを打撃で上回り連勝。昨年6月にプロスペクトのペイトン・タルボットと対戦し、テイクダウンを奪うもすぐにリカバリーされ、逆にテイクダウンされて下になる展開が長く、MMAデビュー戦以来、10年ぶりの黒星を喫した。その後、キャリアを見つめ直すために1年以上のインターバルを開け、今回から本格的にフェザー級に階級を上げる。  オッズはチャイエー2.54倍、リマ1.54倍。   1R、両者オーソドックス。チャイエーがワンツーをヒット。リマはカーフキック、関節蹴りで牽制する。飛びヒザを見せたリマ。チャイエーはジャブから右ボディを打ち込む。リマは左ボディから左ストレートを顔面にヒットさせる。近い間合いでの打ち合いが続く。バックブローを見せたリマ。ジャブの刺し合い。間合いを詰めるチャイエーだが、手数ではリマが上回っている。残り1分。タックルに入ってケージに押し込んだチャイエー。しかしリマが入れ替えて離れた。リマが関節蹴りから左フック。残り10秒でタックルに入るリマ。チャイエーがギロチンで引き込むが1R終了。   1Rは打撃のヒットでリマが上回った。  2R。パンチからタックルを見せるチャイエーだが、すぐに引き剥がすリマ。左右のパンチのコンビネーションをヒットさせる。チャイエーの単発のジャブに左右の連打を返していく。間合いを詰めるチャイエーにリマのパンチがヒット。ジャブがヒット。ボディから顔面へのコンビネーションを入れたリマ。もらっているチャイエーだが、下がらず攻め続ける。左右のステップでかわすリマ。ワンツーからヒザを入れたリマ。残り1分。チャイエーのタックルを切ったリマ。ケージまで詰めて左右のパンチを入れる。残り30秒でタックルに入りテイクダウン。すぐにスクランブルから立ち上がったチャイエー。2R終了。  2Rもリマが打撃のヒット数で大きく上回り攻勢。  3R、バックブローを見せたチャイエーだが、リマは腕でブロックする。左右のステップでチャイエーに的を絞らせずにパンチをヒットさせていくリマ。ジャブがヒットし首がのけぞったチャイエーだが、圧を掛け続ける。ケージに詰めて四つに組んだチャイエー。両脇を差してクラッチしたが、差し返して引き剥がしたリマ。チャイエーの蹴りの打ち終わりに蹴り返す。右ハイ。残り1分。ワンツーを顔面に入れたリマ。一瞬ぐらついたチャイエー。飛び込んで左を入れる。残り10秒でパンチのラッシュで出たリマ。ふらつきながらもしのいだチャイエー。タイムアップ。  ジャッジ30-27、30-27、29-28の判定3-0でリマ勝利。再起戦で勝利したリマは、試合後のインタビューで「神に感謝したい。病院から出てトレーニングに励んでつかんだ勝利だ。モーガンは強いことを知っていたが、勝ててよかった」とコメント。 [nextpage] ▼ヘビー級 5分3R〇マリオ・ピント(ポルトガル)13勝0敗(UFC 4勝0敗)※UFC4連勝 252lbs/114.31kg[2R 0分55秒 TKO]×ライアン・スパン(米国)24勝12敗(UFC 10勝7敗)255lbs/115.67kg   ヘビー級。Tapologyのランキングは48人中ピント22位、スパン17位。   ポルトガルのピントは28歳。UFC3勝0敗(2KO勝ち)。キャリアでは12勝0敗(7KO、1一本勝ち)。現在はロンドン在住。長いリーチからのパンチが武器のストライカー。UFC初戦は元NFLでMMAには適応できなかったオーステン・レーンにKO勝ち。2戦目は元キック王者だがグラウンド難あり物件のジョナタ・ジニスからテイクダウンを奪ってのパウンドでKO。今年3月の地元ロンドンでの前戦は、代役でDWCSで負けている本来は階級下のフェリペ・フランコとの対戦になったが、格下相手にケージに押し込むだけのフィニッシュの予感のない展開で判定勝ち。3連勝としたが、評価を大きく下げてしまった。   アメリカのスパンは35歳。UFC10勝6敗(4KO、4一本勝ち)。キャリアでは24勝11敗(7KO、14一本勝ち)。長いリーチから繰り出すパンチが武器。極めも強く、14の一本勝ちのうち9回が、得意技のスーパーマンオチンことハイエルボーギロチン。ライトヘビー級ではランキングに入ったこともあったが、減量苦もあり、2025年からヘビー級に転向。初戦でワルド・コルテス・アコスタにKO負けした後は2連続フィニッシュ勝利。計量でも115kg前後と、ヘビー級で遜色ない肉体に仕上げてきている。   オッズはピント1.36倍、スパン3.25倍。   1R、両者オーソドックス。パンチで出るピントだが、スパンのアッパーが入り効いた!膝をついたピントにスパンがギロチン!立ったまま絞めるが、外したピント。パンチを振って出るピントだが、スパンのパンチも入っている。タックルに入ったスパンだが、ピントは切った。頭を振りながら左右のフックをヒットさせるピント。四つに組んでケージに押し込む。離れたところでパンチを打ち込む。ピントの大振りの右が空振りになったが、組んでテイクダウンを奪うとバックから殴る。パンチが入って効いているのか、バックを取られてすぐに立てないスパン。立ち上がるとすぐに崩してまた殴るピント。殴られ続けるスパンだが、ピントのパウンドが手打ちで威力がないため、レフェリーは止めない。1R終了。 序盤にスパンが効かせたパンチがあったが、後半はピントが一方的に攻めて取り返した。   2R、すぐにパンチで出たピント。ケージに押し込むとテイクダウン。亀になったスパンにパウンドを打ち込み続ける。立ち上がろうとするスパンの脇の下からアッパーの連打を打ち込むピント。顔面に連続で入ってスパンが崩れたところでレフェリーストップ!  2R0分55秒、ピントがTKO勝ち。  UFCデビューからの連勝を4に伸ばしたピントは、試合後のインタビューで「いい気分だ。エンターテイメントを見せられた。俺はヘビー級が巨人と呼ばれていた時代を取り戻したい。フランスは最高だ。ありがとう」とコメントした。 [nextpage] ▼ライトヘビー級 5分3R〇モデスタス・ブカウスカス(リトアニア)21勝7敗(UFC 9勝5敗)205lbs/92.99kg[2R 3分57秒 TKO]×ウマル・シー(フランス)12勝3敗(UFC 3勝3敗)206lbs/93.44kg  ライトヘビー級。Tapologyのランキングは46人中シー26位、ブカウスカス19位。  フランスのシーは30歳。UFC3勝2敗(1KO、1一本勝ち)。キャリアでは12勝2敗(5KO、4一本勝ち)。フィジカルを活かしたテイクダウン、トップコントロールからのパウンドとチョークが得意。無敗でUFCと契約し、デビュー後も2連勝して、3戦目でランカーのアロンゾ・メニフィールドと対戦。しかし手が出ずに消極的な戦いぶりで判定負けし、キャリア初黒星。昨年のパリ大会ではバックからのヒジとパウンドの連打で1RKO勝ちして復活。3月の前戦ではイオン・クテラバと対戦するが、タックルにギロチンを合わせられ、キャリア初の一本負けを喫している。地元フランス大会の出場は3年連続で、過去2年はフランスで勝った後、アメリカの試合で負けるというパターンになっている。  リトアニアのブカウスカスは32歳。UFC8勝5敗(3KO、1一本勝ち)。キャリアでは20勝7敗(11KO、3一本勝ち)。父が旧ソ連のNHB王者で、5歳から格闘技を始め、3歳で移住したイギリスではジュニア時代にキック王者となっている。2020年にUFCと契約したが、カリル・ラウントリーJr.の関節蹴りで膝に大怪我を負い1勝3敗となり、直後にリリース。古巣のケージウォリアーズに戻り王座を獲得すると、リリースから2年で代役としてUFCに復帰。再契約後はここまで7勝2敗。前戦でシーを破ったイオン・クテラバにも勝利している。今年1月にランカーのニキータ・クリロフと対戦するチャンスを得たが、打撃で押されて3RKO負けし、ランキング入りはならなかった。5月の前戦は直前で代役UFCデビューとなった元Bellatorのクリスチャン・エドワーズに打撃をヒットさせる展開でスプリット判定勝ち。  オッズはシー1.49倍、ブカウスカス2.70倍。   1R、両者オーソドックス。カーフキックを入れたシー。前蹴り。カーフに右を合わせたブカウスカスだが、シーはミドルからテイクダウンを狙う。ケージを背負ってこらえたブカウスカス。離れるシー。スイッチして蹴りを入れるシー。またカーフキック。ブカウスカスのパンチに合わせて組みつくと、ケージに押し込んでテイクダウンを狙う。入れ替えて離れたブカウスカス。またタックルに入ったシー。テイクダウン。ガードを取るブカウスカスにパウンドを入れていく。体を起こして強いパウンドを入れながらパスした。ブカウスカスが背中を向けて立とうとしたところにリアネイキドチョーク。正対して外したブカウスカスだがなおもマウント。左右のパウンド、ヒジを打ち込むシー。ブカウスカスがハーフに戻したがパウンド・ヒジを連打するシー。立ち上がって逃れたブカウスカス。1R終了。  1Rは後半にテイクダウンからパウンドで攻めたシーのラウンド。    2R。すぐにタックルに入ったシー。ブカウスカスは切れずにテイクダウンを許す。サイドで押さえ込むシー。ブカウスカスは下から足関を狙い、シーが背中を向けたところで立ち上がった。しかしすぐにタックルに入るシー。脇を差してディフェンスしようとしたブカウスカスだが、シーが大内刈りでテイクダウン。背中を向けたブカウスカス。バックについたシーだが、ブカウスカスが立ってスタンドバックに。テイクダウンを狙ったシーだが、反転してブカウスカスが上を取る。シーは消耗が見える。立ち上がったシーだが、ケージに詰めたブカウスカスが左右のパンチを打ち込む。タックルに入るシーだが切られた。ブカウスカスががぶってアナコンダを狙う。外して立ち上がったシーがまたタックルを狙う。しかし切られた。ヒザを打ち込まれると自らしゃがみ込んだ。左右のパンチをラッシュするブカウスカス。KO!   2R3分57秒、ブカウスカスがTKOで逆転勝ち。   1R終盤にパウンドのラッシュでフィニッシュを狙ったシーだが、仕留めきれずにスタミナ切れを起こしてしまった。   勝ったブカウスカスは「あんなにレスリングを仕掛けてくるとは思わなかった。シーは素晴らしいファイターだ。ブーイングを受けたとしても、俺はこの地を愛している。相手が疲れているのはわかっていた。俺は逆転の男なんだ」とコメントした。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇パヴェル・アンドルシュカ(モルドヴァ)9勝0敗(UFC 1勝0敗)146lbs/66.22kg[判定3-0] ※30-27、30-27、29-28×ナサニエル・ウッド(英国)23勝7敗(UFC 11勝4敗)146lbs/66.22kg  フェザー級。ウッドはランク外だが、METAランキングでは8位。Tapologyのランキングは93人中ウッド35位、アンドルシュカはランク外。  イギリスのウッドは33歳。UFC11勝3敗(3一本勝ち)。キャリアでは23勝6敗(7KO、6一本勝ち)。柔術がバックボーンで、UFC初期は一本を取るスタイルだったが、このところはテイクダウンからコントロールしてポイントアウト主体の戦い方になっており、現在6年間、8連続の判定勝ち。そのためか、フェザー級に上げてから7勝1敗のハイアベレージながら、ランカー挑戦のチャンスが回ってこない。減量苦で階級を上げたが、身長やリーチはフェザーの中では小さく、体格的には不利。唯一敗れたムハンマド・ナイモフ戦も、ナイモフのフィジカルを活かしたテイクダウンで敗れている。  モルドバのアンドルシュカは24歳。UFCデビュー戦。キャリアでは8勝0敗(6KO・1一本勝ち)。試合5日前に代役として緊急UFCデビューが決まった。直前のためフェザーでの試合となったが、本来はバンタム級の選手。バックボーンはレスリングで、U20欧州選手権で銅メダルを獲得している。MMAではスタンドの打撃、テイクダウンしてからのパウンドで攻めるスタイルで、プロデビューの判定勝ち以降は7連続フィニッシュ勝利している。  オッズはウッド1.33倍、アンドルシュカ3.40倍。直前UFCデビューで階級上のランキング目前の相手ということを考えれば、アンドルシュカは十分健闘しているオッズ。  1R、両者オーソドックス。右オーバーハンドを打ち込むウッド。アンドルシュカがタックルに入るが切られる。またタックルで飛び込んだアンドルシュカ。ケージまで詰めて尻餅をつかせた。寝かせようとするアンドルシュカ。ウッドはケージを背負って立ち上がった。離れる。カーフキックを入れたウッド。アンドルシュカは右を打ち込む。またタックルを狙ったアンドルシュカだが、反応して切るウッド。ヒジを入れて離れるアンドルシュカ。圧を掛けるウッドに、アンドルシュカは前蹴りで近寄らせない。1R終了。  お互い明確にポイントを取っておらず、僅差の1R。  2R、ウッドのカーフキックで足が流れたアンドルシュカ。タックルに入るが切られる。ウッドの右オーバーハンドでアンドルシュカがダウン!   起き上がりタックルでしのごうとしたが切って離れるウッド。圧をけけてケージを背負わせた。アンドルシュカがシングルレッグに入りテイクダウン。押さえ込むと肩固めに。サイドに出て絞めていく。ウッドは親指を立てて絞まっていないとアピール。反転して立ち上がった。   スタンドに戻る。またウッドが詰めていく。左フック、前蹴りをヒットさせる。ケージを背負うアンドルシュカ。パンチで出たところに左フックを打ち込むウッド。アンドルシュカのパンチでの飛び込みを冷静にディフェンスしてパンチを入れる。アンドルシュカがタックルのフェイントから飛びヒザ。さらにタックルに入りテイクダウン。押さえ込んだアンドルシュカだが、残り20秒。ウッドは下からヒジを入れる。2R終了。  ダウンを奪ったウッドだが、スタッツではアンドルシュカのヒット数が上回っている。  3R。圧を掛けるウッド。アンドルシュカのシングルレッグは切った。タックルフェイントに反応したウッドに右を打ち込んだアンドルシュカ。パンチからケージに押し込んだ。離れ際にバックヒジを入れた。アンドルシュカが左右のパンチからヒザを入れ、またケージに押し込む。テイクダウン狙いは防いでいるウッドだが、押し込まれたまま、ディフェンスする展開が続く。額をヒジでカットしているウッド。アンドルシュカがシングルレッグでテイクダウンに成功。寝かされるのをこらえているウッドだが、アンドルシュカがヒジを入れる。タイムアップ。  緊急参戦のアンドルシュカだが、最後まで動きが落ちずに攻め続けた。3Rはアンドルシュカだが、僅差の1R・2Rをジャッジがどう判断したか。  ジャッジ30-27、30-27、29-28の3-0でアンドルシュカが判定勝ち。緊急出場のアンドルシュカが、階級上のベテラン・ウッドを下す金星。 [nextpage] ▼フライ級 5分3R〇ファビア・シンテス(スペイン)12勝3敗(UFC 1勝0敗)126lbs/57.15kg[判定3-0] ※29-28、29-28、29-27×マイケル・アルジャルージュ(フランス)13勝4敗(UFC 0勝1敗)※UFCデビュー Hexagoneフライ級王者 126lbs/57.15     フライ級。両者UFCデビュー戦。   フランスのアルジャルージュは29歳。キャリアでは13勝3敗2NC(7KO、3一本勝ち)。パンチが強く、フライ級ながら勝利の半分以上がKO。シリア生まれで、11歳でカンフーのアラブ王者になる(と、本人の公式サイトでは語られている)。シリア内戦により一家で国外に脱出し、15歳からフランスに移住。柔道を始め、その後MMAに転向した。MMA(グラウンドでのパウンド)禁止のフランスで、パウンドなしルールの100%Fightでキャリアを積み、MMA解禁後はヘキサゴンMMAでタイトルを獲得した。昨年4月の前戦はロメロ・ドス・ヘイスに判定負けしたものの、3Rにグラウンド状態のヘイスに放った蹴りが脇腹に入ったことに対して、合法にも関わらずレフェリーが回復時間を与えたことでアルジャルージュ側が提訴。コミッションはノーコンテスト裁定に変更している(プロモーション側は結果を変更していない)。   スペインのシンテスは32歳。キャリアでは11勝3敗(3KO、4一本勝ち)。20歳まではサッカーをしており、その後MMAを始め、24歳でプロデビュー。地元スペインのWOW FCでバンタム級で戦っていたが、昨年からフライ級に転向。初戦でフライ級王座を獲得し、2度の防衛に成功している。DWCSへの出場交渉をする中で、パリ大会での直接UFCデビューが決まった。正直に言えば、地元のアルジャルージュの相手役としての契約だろう。ローカル時代は世界レベルの選手との対戦経験はなく、本来であれば両者DWCSで組まれるべき試合。   オッズはアルジャルージュ1.74倍、シンテス2.14倍。  1R、両者オーソドックス。シンテスが間合いを詰めるが、下がって距離をキープするアルジャルージュ。カーフキックを入れたアルジャルージュ。タックルに入ったシンテス。シングルレッグでテイクダウン。しかしアルジャルージュは押さえ込ませずに立ち上がり離れ、ヒジを放った。距離を詰めてきたアルジャルージュ。ケージに詰めたところでヒザを放つ。シンテスはまたシングルレッグ。倒されながらスクランブルで上を取り返しに行くアルジャルージュ。立ち上がったが、シンテスがケージに押し込むが、入れ替えたアルジャルージュ。シンテスがヒザを出したが、それをキャッチしたアルジャルージュがテイクダウンを狙う。ケージに押し込むアルジャルージュ。またヒザを出したシンテス。アルジャルージュが押し込んだ体勢のまま1R終了。 大きな差はない1Rだが、アルジャルージュがシンテスの仕掛けをフィジカルで返していった。  2R。シンテスのタックルに反応したアルジャルージュだが、シンテスが首をかかえてがぶる。しかし放した。またタックルい入るシンテス。今度はアルジャルージュががぶって切る。ケージに押し込むアルジャルージュの首をギロチンに抱えようとするシンテス。引き剥がして離れたアルジャルージュ。シンテスがシングルレッグに入り、尻餅までつかせた。背中をつけたアルジャルージュ。フックスイープを狙うアルジャルージュを上から押さえたシンテス。パスしてマウントに。ヒジを落とすシンテス。ハーフに戻したが、シンテスが顔面にヒジの連打。アルジャルージュはスタミナを消費したのか、下からスクランブルを仕掛けられない。ギロチンを狙うシンテス。マウントを取って絞めるが時間がない。2R終了。  2Rはシンテスがテイクダウンからの攻めで制した。  3R。すぐにタックルに入るシンテス。アルジャルージュはハーフから足関を狙うが、立ち上がって足を抜いたシンテス。アルジャルージュは立ち上がれず、すぐにシンテスが上から押さえる。また下から足関を狙うシンテスだが、防いでハーフで固めたシンテス。ヒジを打ち込む。スタミナを消費したアルジャルージュ、前半のようなスクランブルができず上を取られる。ハーフからシンテスがダースチョークを狙ったが、アルジャルージュが反転して上を取り返した。残り1分半。ガードを取ったシンテス。アルジャルージュは体を起こさずにパウンド・ヒジを入れる。シンテスはガードで下からホールドして逃げ切りを狙う。アルジャルージュが上からパウンドを入れ続けタイムアップ。  ジャッジは29-28、29-28、29-27の3-0でシンテス勝利。  終盤に追い上げたアルジャルージュだが及ばず。シンテスが逃げ切った。 [nextpage] ▼女子バンタム級 5分3R〇ノハ・コノル(フランス)10勝4敗(UFC 4勝3敗)136lbs/61.69kg[判定3-0] ※30-27×3×クラウディア・シグワ(ポーランド)8勝3敗(UFC 2勝2敗)136lbs/61.69kg  女子バンタム級。コノルは13位。Tapologyのランキングは25人中コノル17位、シグワ15位。  フランスのコノルは36歳。UFC3勝3敗(1KO、1一本勝ち)。キャリアでは9勝4敗(6KO、2一本勝ち)。バックボーンはアマチュアムエタイで、世界選手権では準優勝している。MMAを始めたのは30歳過ぎで、ムエタイ仕込みの組んだ状態からのヒジが武器だが、組まれると差し合いで簡単に脇を差され、テイクダウンを許すとリカバリーにも難がある。UFC3勝のうち2勝で計量失敗している。  ポーランドのシグワは27歳。UFC2勝1敗(2判定勝ち)。キャリアでは8勝2敗(2KO、1一本勝ち)。バックボーンは柔術だが、MMAではスタンドで手数で勝負するスタイル。現在はATTに所属しており、現王者のケイラ・ハリソンや、PFL女子フライ級トップファイターのダコタ・ディチェバらともトレーニングしている。UFCデビュー戦でメリッサ・マリンズに2RKO負けしてからは判定勝ちで2連勝中。  オッズはコノル1.77倍、シグワ2.10倍。  1R、両者オーソドックス。コノルがジャブを入れたが、シグワが組んでボディロックに。ケージに押し込むが、コノルが首投げで投げてテイクダウン。ハーフガードだが、首に巻いている腕を抜かれるとバックを取られる体勢。解除して立ち上がったコノル。猪木アリ状態で見合いが続き、レフェリーがブレイク。再開後、すぐに組んでケージに押し込んだコノル。四つからボディにヒザを入れながら、足を掛けてテイクダウンを狙う。投げをこらえたシグワだが、またケージに押し込んだコノル。入れ替えて離れるシグワ。パンチで出るシグワにコノルが首相撲に捕らえる。しかし脇を差されたコノル。シグワが四つから足を掛けてテイクダウン。残り1分。ハーフガードのコノルが下からホールドする。足を抜こうとしたシグワだが、コノルが起き上がるとまたケージに押し込み、クリンチからボディにヒザを打ち込んでいく。1R終了。  1Rはコノルが組んでのヒザを打ち込み、打撃のヒットでリードした。  2R、詰めてくるシグワ。コノルがバックブローを出したが、勢いに押されてスリップダウン。立ち際に組みついたシグワだが、コノルがまた四つでケージに押し込みヒジ・ヒザを打ち込んでいく。離れ際にハイを出したコノル。また組むと、四つでケージに押し込もうとするシグワだが、コノルの首に巻いた腕を外されてスタンドバックを取られる。バックを取られた体勢からアームロックを狙ったシグワだが、コノルは正対して外すとまた首相撲に。残り1分。首相撲から足を掛けてテイクダウンしたコノル。ハーフからパウンドを入れる。シグワが下から蹴り離すと、こだわらずにすぐに立ち上がり、猪木アリ状態で足を蹴る。2R終了。  1Rとほぼ同じ展開でコノルが優勢。シグワはセコンドからもフィニッシュを狙うように指示が出る。  3R、打撃で出たシグワだが、コノルがボディロックからテイクダウン。ガードを取ったシグワ。コノルがヒジを入れると、足で距離を作って防ぐシグワ。コノルは無理せずに立ち上がった。スタンドに戻るとパンチで出るシグワ。コノルのバックブローに右を返すと一瞬ぐらついたコノル。しかしコノルがタックルに入りテイクダウン。ハーフから肩固めに捕らえてサイドに出て絞める。やや浅いか。絞めているがタップしないシグワ。マウントに戻したコノルだが、シグワが反転して上を取る。蹴り上げるコノルの足をサバいてがぶったシグワ。ダースチョークを狙ったが、コノルが立ち上がるとクリンチの攻防で組み勝っていく。残りわずかで離れてパンチ連打で出たシグワだが、コノルは打ち合わずに距離を取った。タイムアップ。  ジャッジ3者とも30-27の3-0でコノルが判定勝ち。フィニッシュこそ逃したが、地元フランス勢が3連勝。  勝ったコノルは試合後のインタビューで「みんなにメッセージを送りたい。どんな困難も自分を信じて切り抜けるんだ」とコメントした。 [nextpage] ▼ミドル級 5分3R〇マチュー・デュクロ(フランス)11勝3敗(UFC 1勝0敗)※UFCデビュー 185lbs/83.91kg[1R 4分35秒 TKO]ルイス・フェリペ・ジアス(ブラジル)18勝6敗(UFC 1勝1敗)※コンテンダーS9出身 185lbs/83.91kg  ミドル級。Tapologyのランキングは79人中デュクロはランク外、ジアス66位。  フランスのデュクロは31歳。UFCデビュー戦。キャリアでは10勝3敗(8KO勝ち)。191cmの長身を生かしたパンチとヒザを武器とするストライカーで、学生時代にはパワーリフティングでフランス選手権出場レベルまで進んだ後にMMAへ転向。2022年からヘキサゴンMMAで4試合連続KO勝ちし、2024年にミドル級王座を獲得。同年のDWCSではマルコ・トゥーリオのスピニングバックキックをボディにもらって2RTKO負けし、UFC入りを逃した。その後、三上ヘンリー大智に勝つなど王座を3度防衛中。今年4月には優勝賞金10万ユーロ(1800万円)のヘキサゴンMMAミドル級トーナメント準決勝で勝利したものの、UFCから地元大会での直接契約オファーを受けて決勝戦を辞退し、UFC参戦を選択した。  ブラジルのジアスは31歳。UFC1勝0敗(1KO勝ち)。キャリアでは17勝5敗(8KO、8一本勝ち)。ムエタイ・柔術がバックボーン。昨年のDWCSでUFCと契約を果たすと、今年5月のマカオ大会で本戦デビュー。相手は韓国のイ・イサク。イサクもアジア大会の地元枠で、三上と対戦して勝っており、ジアスは2試合続けて直接契約による地元デビューで三上に勝っている選手との対戦となる。イサク戦は左右のパンチを振って出て、右をヒットさせてダウンを奪い、パウンド連打でKO勝ちした。  オッズはデュクロ1.87倍、ジアス1.95倍。  1R、両者オーソドックス。すぐに圧を掛けるデュクロ。下がるジアス。左右のパンチを振って出たジアスだが、デュクロはバックステップしてかわすと、またプレスしていく。圧に押され、ケージを背負うジアスだが、左右のフックで出る。思い切って右を振って出るジアス。頭部にヒットしたが、デュクロはジャブをヒットさせて詰める。左右のフックからミドルキック。ジアスはパンチからヒザ。ジアスが左右のパンチを強振しながら出ていく。デュクロがケージを背負うと組んでいくが、引き剥がして離れたデュクロ。ミドルを入れた。ジアスが左右のフックを打ちながら出ていくが、デュクロの下がりながらの左フックがアゴにヒット!ジアスが前のめりにダウン!パウンド!レフェリーストップ!  1R4分35秒、デュクロがTKO勝ち。2試合続けて地元フランス勢がフィニッシュ勝利。  左右のパンチを強振しての飛び込みを繰り返していたジアスだが、最後はカウンターをもらってしまった。  デュクロは試合後のインタビューで、「ノックアウトのために戦っているんだ。今回は見せられて良かったよ。ジアスも強かった。ジアスも強かったが、しっかりと準備して臨めた。フランスは最高だよ」とコメントした。 [nextpage] ▼女子ストロー級 5分3R〇デルフィーン・ベヌアイシュ(フランス)8勝2敗(UFC 1勝0敗)115lbs/52.16kg[2R 4分22秒 リアネイキドチョーク]ソフィア・モンテネグロ(アルゼンチン)6勝3敗(UFC 0勝1敗)※DWCS2025 115lbs/52.16kg  女子ストロー級。両者UFCデビュー戦。  フランスのベヌアイシュは31歳。キャリアでは7勝2敗(4KO、1一本勝ち)。グラップリングと、組んでのヒジ・ヒザで攻めるスタイル。学生時代は陸上競技で活躍し、クロスカントリーでフランス選手権にも出場している。20歳を過ぎてから格闘技ジムに通い始め、グラップリングを主戦場にしていたものの、転勤で引っ越した先にグラップリングの練習をする環境がなかったため、MMAに移行している。本業は体育教師。2023年にアマチュアMMAのIMMAFで準優勝。翌年、29歳になる1ヶ月前にプロデビューした。2年で9試合とハイペースで試合をすると、今年収録されたTUF34に出演。チーム・コーミエに加入している。TUFのトーナメントでは一回戦をスタンドで打ち勝ち判定勝ちしたが、同チーム対決となったティナ・ブラック戦は、パンチで押される展開で判定負けした。その後、地元フランスでの本戦デビューが決まったが、UFC契約が(非公式だが)明らかになったのは、準決勝のブラック戦が放送される前で、決勝に出られないことが確定=ブラック戦は負けという結果のネタバレになってしまった。  アルゼンチンのモンテネグロは27歳。キャリアでは6勝2敗(3KO、1一本勝ち)。パンチが武器のストライカーで、ボディブローやボディへのヒザも多用する。ダイエット目的でキックを始め、その後MMAに転向した。現在はメキシコを拠点に活動している。昨年、DWCSに出場すると、元リングガールで話題のジェイスラ・シャヴィスと対戦。激闘の末にスプリット判定負けしたが、敗れたモンテネグロも激闘が評価されてUFCと契約している。3月に地元メキシコ大会でデビュー予定だったが、この時は急病により欠場となり、今回が仕切り直しのデビュー戦だが、今回はキャリア初のストロー級に落としての試合となる。体育教師のベヌアイシュに対し、モンテネグロは小学校教師の資格を持っている。  オッズはベヌアイシュ1.68倍、モンテネグロ2.24倍。  1R、両者オーソドックス。すぐに間合いを詰めてパンチの打ち合いに。お互いのフックが当たる距離。ボディ・顔面に打ち分けるベヌアイシュ。さらに右オーバーハンドをヒットさせる。ワンツーを返すモンテネグロ。タックルを見せたベヌアイシュ。切られたが、左右のパンチから左ミドルをヒットさせる。縦ヒジから右ストレートを顔面にヒットさせたベヌアイシュ。モンテネグロも打ち返す。ヒット数で上回るベヌアイシュ。左ミドルを入れるモンテネグロ。徐々にベヌアイシュが打撃で詰めていく。1R終了。  お互い休まずに手を出し続けた1Rだが、ヒット数ではベヌアイシュが上か。  2R、両者ともにすぐパンチを入れていく。タックルを狙ったベヌアイシュだが、モンテネグロが切って右をヒットさせる。ベヌアイシュは左右のパンチからヒザをヒット。徐々にベヌアイシュが押し始める。ベヌアイシュが先手を取っていく。ベヌアイシュの右が顔面に入りモンテネグロが効いた!ダウン!ベヌアイシュがパウンドを打ち込むとマウントへ。ヒジを落とす。モンテネグロはヒジで顔面をカットし大流血。パウンド・ヒジをもらい背中を向けたモンテネグロにベヌアイシュがリアネイキドチョーク!耐えていたモンテネグロだが落ちた!  2R4分22秒、リアネイキドチョークでベヌアイシュが一本勝ち。  オープニングマッチから地元勢の勝利で会場の盛り上がりに火をつけたベヌアイシュは、「激しい試合になるのは予想していました。モンテネグロは素晴らしい相手です。チームがなければこの勝利はなかったので、みんなに感謝したい。最高の気分。会場のエナジーもすごかった。ありがとうございます」と、試合後のインタビューで答えた。
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