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レポート

【KNOCK OUT】龍聖が日本人無敗ゲーオガンワーン破りRED&BLACK統一、ゴンナパーがチャド・コリンズからダウン奪う、久井大夢が2階級上のシッティチャイをKO!平岡琴が山田真子を破り悲願の王座に、クンクメール対抗戦はレオナが勝ち越し決める、宮原穣が木村ミノルを88秒KO、超緊急参戦の高塩竜司がカーライルのパウンド連打で無念のストップ

2026/09/05 13:09
KNOCK OUT.68 ~KNOCKIN' on the WORLD~2026年9月5日(土)神奈川・横浜武道館※U-NEXTにてLIVE配信 ▼メインイベント(第16試合)KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定戦 3分3R延長1R〇龍聖(BRAID/TEAM SUERTE)判定4-0 ※29-28、29-29、29-28×3×ゲーオガンワーン・ソー.アムヌワイデッー(タイ)※龍聖が新王座に就く。  ゲーオガンワーンは元ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級王者(2015年)、元タイ国プロムエタイ協会同級王者(2015年)、True-4U同級王者(2016年)、CP Fresh Martチャンピオントーナメント優勝(2013年)などの実績を持ち、戦績は82勝30敗2分。スーパーレックとは2015年・2016年に3度対戦し、2勝1敗と勝ち越している。  2024年6月の『MuayThai Super Fight』に初来日して大和哲也に判定勝ち、2025年8月のKNOCK OUT初参戦では軍司泰斗を1RでKO、11月には大沢文也も判定で降し、12月の軍司との再戦では返り討ちに。2026年3月には弘・センチャイジムも破りKNOCK OUTで4連勝負け無し。サウスポーのフィームー(テクニシャン)。  龍聖は2019年4月にプロデビュー。2021年10月、KNOCK OUT-BLACKフェザー級初代王座に就いた。RIZIN、巌流島でも勝利し、2023年3月には現役ラジャダムナン王者ペットセーンセーブに延長戦でダウンを奪って勝利。デビュー以来の無敗記録を更新していたが、2024年6月に久井大夢に判定負け。デビュー以来の無敗記録が「17」で途絶えた。12月にISKA世界スーパーフェザー級(K-1ルール)王座を獲得すると、2025年3月のONE日本大会ではスリヤンレックに完勝を収めた。  しかし、6月の久井大夢との再戦は延長戦で判定負け。10月にはGOATでロムイーサンに大差の判定勝ちを収めた。12月にKNOCK OUTに戻ると玖村修平を右ハイキックでKO。2026年4月の沖縄大会ではアレン・クラークもKO、6月に小森玲哉をKOしてKNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級王座を獲得し、ゲーオガンワーンとの対戦をアピールしていた。戦績は23勝(14KO)2敗。  1Rから速いテンポで仕掛けていくのは龍聖。ジャブ、左カーフ、右の三日月。ゲーオガンワーンは速い左ミドルを蹴る。首相撲になるとヒザを蹴るのはゲーオガンワーン。  左ミドルをキャッチした龍聖はゲーオガンワーンを大きくコカす。次に左ミドルを蹴ってきた時には左ボディをリターン。離れると左カーフ、右の三日月。ゲーオガンワーンは左ミドルを当てると手を挙げてアピール。  2R、圧を強めるゲーオガンワーンは重い左ミドル、前蹴り。龍聖はバックステップで距離をとり、右ストレートと左ボディ。飛び込んでのヒジを繰り出した龍聖だが、ゲーオガンワーンも組み付くと左ヒジ。  右インローを連打し、ゲーオガンワーンの蹴りを空振りさせると入り込んでワンツーを当てる龍聖。ワンツーをヒットさせた龍聖は左フックをクリーンヒット、これにゲーオガンワーンが組み付いてくる。チャンスと見た龍聖はパンチで攻めたがゲーオガンワーンは組みで凌いだ。  3R、ジャブを突いて前に出る龍聖は縦ヒジも繰り出す。ゲーオガンワーンは左ミドルと左フック、首相撲も多用する。ゲーオガンワーンはアイポークをアピールしたが、龍聖は左右ボディで攻め込む。再びゲーオガンワーンがアイポークをアピールし、ドクターチェックに。  再開後、左ミドルで前へ出てきたゲーオガンワーンに龍聖が左フックを合わせる。さらに左ボディも。ゲーオガンワーンがガードを固めてロープを背負う。龍聖はゲーオガンワーンのヒジをかわし、組んでくると左ボディを打つ。さらに右ボディストレートも。  ゲーオガンワーンがパンチを出すとバックスピンエルボーを見せる龍聖。右アッパーも突き上げる。前へ出る龍聖は最後にジャンプしてのヒジ落としを見せて試合終了。観客席へ向けてガッツポーズ。  判定は4-0で龍聖が勝利。RED&BLACKを統一すると共に、ゲーオガンワーンを日本人として初めて破った。  マイクを向けられた龍聖は「やりました! 無事に念願のKNOCK OUT統一する事が出来ました。嬉しいです。人生でずっと連勝していたんですけれど、連敗したり、格闘技人生紆余曲折があったんですけれど、応援してくれる皆さんのおかげでベルトを獲ることが出来ました。チャド・コリンズやゴンナパーなど世界のいろいろな強い選手が出ていて、僕はヒジ無しのキックボクシングの選手なんですけれど、今日はOFGに初挑戦ということで、俺は何でもできるんだぞって圧倒して言いたかったんですけれど、まだまだ修行が足りなかったと思います」と、嬉しさはあるが修行の足りなさも感じたとする。  続けて「僕はキックボクシングを愛していますし、格闘技が野球とかサッカーと同じ位に持っていけるように、それがKNOCK OUTだったらいいなとも思っています。僕は新しいカリスマとしてその道を作っていきたいと思います」と宣言した。 [nextpage] ▼セミファイナル(第15試合)KNOCK OUT-REDライト級 3分3R〇ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)判定3-0 ※29-27、30-27×2×チャド・コリンズ(オーストラリア/Strikeforce)  コリンズはタイ在住のオーストラリア人選手でこれまでにセクサン、パコーン、サックモンコンといったムエタイのスター選手を次々と撃破。2019年2月の初来日以来、不可思、海人、中野椋太、直樹、笠原弘希、ラーチャシン、チョ・ギョンジェに連勝し、2023年12月には初代王者ペットパノムルンを破ってRISE世界スーパーライト級王座を奪取するなど日本では負け無しだったが、2024年3月にGLORYのミゲール・トリンダーデに初回KO負けを喫した。  6月に母国でルンキットをKOし、WMO世界タイトルを獲得。9月には麻火佑太郎を初回KOした。12月の「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX」では1回戦でエイブラハム・ヴィダレスを撃破も準決勝でトリンダーデに再びKO負け。2025年8月、原口健飛の挑戦を退けてRISE世界王座2度目の防衛に成功した。2026年はGLORY×RISE LFSトーナメントを怪我で欠場したが、6月にRWSのキムルアイを接戦で破った。戦績は66勝(32KO)18敗2分。  ゴンナパーはタイで100戦以上のキャリアを積み、2010年から日本を主戦場に。日本人キラーとして名を馳せ、2016年9月からK-1グループに参戦。2018年4月に第5代Krushライト級王者、2020年12月に第4代K-1 WORLD GPライト級王者となった。2025年2月にKNOCK OUT初参戦を果たすと古村匡平に判定勝ち、6月に重森陽太をKOしてKNOCK OUT-REDライト級王者となり、8月には下地奏人をKOした。しかし、12月の初防衛戦で久井大夢に延長戦で惜敗し、王座を奪われた。2025年2月のダイレクトリマッチはドロー。5月にはスーパー・イェ・チャンに勝利した。戦績は120勝(28KO)32敗4分。  1R、サウスポーのコリンズがカカト落としを放つとゴンナパーが左右フックで突進、そこへコリンズは右フックで迎え撃つ。左ストレート、左ローを狙って前に出るゴンナパーにコリンズは関節蹴りも、右ローを蹴ろうとしたところへゴンナパーが右フックを合わせてダウンを奪う。かろうじて左腕でブロックしていたかに見えたコリンズだがダメージは深刻。  一気にラッシュをかけるゴンナパーが左ボディ、左ロー、左フックでコリンズをグラつかせる。首相撲を仕掛けて必死に耐えるコリンズにヒジも叩きつけるゴンナパー。コリンズは後ろ廻し蹴りを何度も放つがスピードがない。  2R、いきなり首相撲を仕掛けるコリンズをゴンナパーは投げ捨てる。コリンズはワンツーと左右ボディ、変則的な左フックを打つ。ゴンナパーは左インロー、左ミドルからの左ストレート。ゴンナパーの左ストレート、右フックにバランスを崩すコリンズは左ボディを打って行く。  躍動感のある動きで前蹴り、左ミドルハイ、右フックを打つゴンナパー。ゴンナパーはカカト落としや内廻し蹴りなどを使うがヒットを奪えない。しかし終盤、コリンズが首相撲からのヒザ、ヒジでゴンナパーをロープ際まで下がらせた。  3R、前に出るコリンズは前蹴りと左フック、ゴンナパーは右フックで迎え撃つ。離れると左ミドルハイ、左ミドルを蹴るゴンナパー。左ローにはコリンズがバランスを崩す。右ボディを多用するコリンズはヒジも打つ。ガムシャラに前へ出て攻撃するコリンズを前蹴りで突き放すゴンナパー。さらに蹴り足をキャッチする。コリンズの右のパンチが当たるが、決定打は奪えなかった。  判定は3-0でダウンを奪ったゴンナパーの勝利となった。 [nextpage] ▼第14試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級 3分3R×シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)KO 2R 1分47秒 ※左アッパー〇久井大夢(TEAM TAIMU)  シッティチャイはプロ160戦以上と鉄人的な戦歴を持つ現役のムエタイレジェンド。キックボクシングとムエタイを合わせ、世界王者に11回輝く。過去10年間に渡り、キックボクシングとムエタイで、最も圧倒的な強さを誇る選手の1人として評価を築き上げてきた。これまでルンピニースタジアム認定ウェルター級王座、GLORY世界ライト級王座、武林風世界-71kg王座、2015年Kunlun Fight World Maxトーナメント優勝など数々のタイトルを獲得。  2020年7月からONEに参戦。2022年の「ONEフェザー級キックボクシングワールドグランプリ」では決勝へ進出するもチンギス・アラゾフに判定負け。その後は連敗したが、2024年5月の野杁正明戦で完勝を収めて実力者健在ぶりを示した。2025年4月、ONEムエタイルールでニコ・カリロにKOで敗れ、8月にONEからリリース。2025年12月からはKNOCK OUTに参戦し、海人に判定負け。2026年4月に漁鬼とドロー。戦績は129勝(39KO)37敗6分。  久井は2022年4月にプロデビュー後、12月に3戦目にしてKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座を獲得。2023年9月にBLACKライト級王座に就き17歳にして2階級制覇、2024年6月に龍聖とBLACKスーパーフェザー級王座決定戦を争い、17戦無敗だった龍聖に初黒星を付けて三冠を達成。2024年12月の「KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定トーナメント」で優勝し、再び同王座にも就いた。  2025年2月にはIPCC世界-60kg王座をカンボジアで獲得。6月に龍聖との再戦を制してBLACKスーパーフェザー級王座の初防衛に成功するライト級に転向。12月にゴンナパーに判定勝ちでKNOCK OUT-REDライト級王座を奪取し、2月のダイレクトリマッチではドローで初防衛に成功した。しかし、4月の『ONE SAMURAI』で秋元皓貴に判定2-1で惜敗。スーパーライト級に上げての6月21日のデンサヤーム戦はドロー。8月にモー・アブドゥラマンをKOして再起した。戦績は20勝(7KO)6敗2分。  1R、久井はジャブと右カーフで前へ出る。シッティチャイの打ち返しはしっかりと両腕ブロック。シッティチャイは得意の左アッパー、左ミドル、右前蹴り。  久井は徹底的にジャブと右カーフを当てていき、シッティチャイにロープを背負わせると右ボディからの右フック、後ろ廻し蹴りも繰り出す。シッティチャイは前へ出てくる久井に半歩ステップバックしてのテンカオを突き刺す。久井は右フック。  2Rも前に出る久井にシッティチャイは右フックと左ミドル、前蹴り、左のテンカオ。久井はジャブを突く。久井のガードの上からでもワンツー、右アッパーを叩きつけるシッティチャイ。久井のワンツー、シッティチャイは左右アッパーと左右フックで久井のガードをこじ開けようとする。  右ボディの相打ちからシッティチャイの左アッパーがヒット。久井のジャブにシッティチャイが右アッパーを返した直後、久井の左アッパーがクリーンヒット。シッティチャイはバッタリと前に倒れ、そのまま動けず担架に乗せられてリングを後にした。  2階級上、70kgの世界トップ戦線に長く君臨し続けたシッティチャイをKOするという番狂わせを演じた久井。「今回急遽試合決めてもらってありがとうございます。自分は実力的にまだまだやなと思っていたんですけれど、勝ててほっとしています。山口さん、10月後楽園どうですか。自分は試合して自分が強くなった姿を見せたいのでよろしくお願いします。これからもこうやってKOで倒して、全試合こういう試合をしていくように頑張ります」と、またも連続参戦をアピールした。 [nextpage] ▼第13試合 KNOCK OUT-BLACK女子アトム級タイトルマッチ 3分3R×山田真子(DOJO JAPAN/王者)判定1-4 ※28-29、29-27、27-29、27-28×2〇平岡 琴(フリー/挑戦者)※平岡が新王座に就く。山田は初防衛に失敗。  山田はキックボクシングでJ-GIRLSアトム級王座、プロボクシングでWBO女子世界ミニフライ級王座に就き、キックボクシング6勝無敗2分、ボクシング7勝(2KO)無敗とパーフェクトレコードを残して引退。2019年11月に復帰して無敗記録を更新していたが、2021年3月のK-1でMIOにダウンを奪われプロ格闘家人生初の黒星を喫した。  その後は外国人選手も含めて4連勝。2025年2月、KNOCK OUT初参戦でぱんちゃん璃奈と対戦もドロー。9月にKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王座決定戦でKihoに判定で敗れるも、12月の再戦で勝利して王座に就いた。今回が初防衛戦。戦績は15勝2敗3分。  平岡は極真会館の『全日本女子ウェイト制空手道選手権』軽量級優勝の実績を持ち、多彩な蹴り技が持ち味の選手。2020年2月には3連勝でRISE QUEENアトム級王者・紅絹に挑み、ダウン応酬の末に判定で敗れた。2022年12月にはRISE女子初のOFGマッチに臨んだが、小林愛理奈に判定負け。その後は菊地美乃里、小林穂夏に連勝し、2024年3月のK-1でぱんちゃん璃奈と対戦も惜敗。  2025年7月の「第3代RISE QUEENアトム級王座決定トーナメント」準決勝で辻井和花を延長戦で破り決勝へ進出したが、島田知佳に判定負けで王座獲得ならず。歯に衣着せぬ発言で話題を呼ぶ“怖いお姉さん”。戦績は17勝(3KO)10敗1分。  これまでRISEを主戦場にしていた平岡は、2020年8月以来のKNOCK OUT(当時はREBELS)参戦。  1R、積極的に前へ出て右ストレート、左ミドルを出す平岡に山田は左ボディ、右フック。接近戦になるとパンチのコンビネーションを回転させ、ヒザを突き刺す平岡。山田はワンツーから左ボディ。両者とも手数は多いが、平岡のアグレッシブさが目立ったか。  2R、山田が左右の連打で攻め込むと平岡はヒザ。フットワークを活かして動き、自分の攻撃が終わると離れる山田。次第に山田のパンチの回転力が上がり始め、左右の拳が平岡の顔面を捉え始める。山田はワンキャッチのヒザも使う。  平岡は展開を変えるために後ろ蹴り。平岡が当てようとすると山田はフットワークでかわし、飛び込んで連打。平岡も右ストレートのカウンターをヒットさせる。山田も負けじと右のカウンター。打ち合いの中でも当てたのは山田か。  3R開始と同時に打ち合う両者。山田は左右フックと左ボディ、平岡は右ストレート、右ミドル。フットワークで動く山田に右ストレートを狙う平岡、山田は飛び込んでの左右フックを回転させる。両選手にホールディング多用のため減点1。  再開後、山田が左右フック、平岡も右ストレートで打ち合う。平岡の後ろ蹴りにドッと沸く応援団。山田もバックハンドブローを放つが空振り。平岡は組むとヒザを突き刺す。打ち合いに行く山田、ヒザを突き刺す平岡。ヒザをもらった時の山田のリアクションは印象が悪い。  判定は4-1で平岡が勝利。悲願であったキックボクシングのベルトをついにその腰に巻いた。  平岡は「最高の気分です。ずっとベルトを巻けなくて私はベルトに縁のない人生なのかなと思ったんですけれど、諦めなくてよかったです。皆さんありがとうございます」と泣き声。  続けて「いい時も悪い時もずっと応援していただきありがとうございます。長い間お待たせしてしまったんですけれど、ベルト似合っていますか? ここに来るまで何度も諦めそうになったんですけれど、応援してくださる皆さんのおかげで立ち上がることが出来て、夢をかなえることが出来ました。私の夢を一緒に叶えてくださってありがとうございます。王者として強いことを証明していきたいですし、年齢なんて関係ないことをこのリングで証明していきたいと思います」と語った。 [nextpage] ▼第12試合 スーパーファイト KNOCK OUT-BLACKライト級 3分3R〇大沢文也 (ザウルスプロモーション)判定3-0 ※29-28、30-29、30-28×セーンダオレック・スターライトジム (タイ/スターライトジム)  大沢は小学生の時から始めたボクシングで優れたテクニックを持つベテラン選手。2018年12月の「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」で準優勝。2022年4月に瓦田脩二を破り、第7代Krushライト級王座に就くも2023年6月の初防衛戦で里見柚己との再戦に敗れ、王座を失った。2024年12月、KNOCK OUT初参戦を果たすとUNLIMITEDルールでバズーカ巧樹に判定勝ち。2025年5月、大谷翔司との再戦を判定3-0で制して第4代KNOCK OUT-BLACKライト級王座に就いた。  6月には再びUNLIMITEDに挑み、祖根寿麻から判定勝ちしている。11月に初のREDルールでゲーオガンワーンに挑んだが惜敗。2026年2月、引退試合の大谷翔司をKOすると、4月の沖縄大会にも参戦してUNLIMITEDルールでDEEPの安谷屋智弘を3RでKOした。しかし6月、初来日のニカ・パパヴァに判定負け。戦績は34勝(4KO)23敗3分1無効試合、UNLIMITED戦績3勝(1KO)無敗。 セーンダオレックは23歳にして161勝(57KO)38敗5分と200戦以上の経験を持つサウスポー。現在は日本でトレーナーを務めながら、試合出場している。KNOCK OUTには2024年4月に初参戦すると重森陽太に判定で敗れたが、6月に大谷翔司から左ストレートでTKO勝利を奪った。12月の第3代KNOCK OUT-BLACKライト級王座決定戦での大谷との再戦では2RでTKO負け。2025年6月に髙橋亨汰にKO負け。12月にNKBで大月慎也に初回KO勝ちして再起を果たしている。  1R、大沢がサウスポーに構えるとセーンダオレックはサウスポー、オーソドックスに変えるとセーンダオレックもオーソドックスにスイッチする。セーンダオレックの前蹴りに転倒する大沢。前に出る大沢は右ミドル、右ローを蹴るがセーンダオレックに左ミドルを返される。  ジャブを突いて前に出る大沢がロープを背負わせると左ボディを何度もヒット。左ボディ、右アッパーと攻め込む大沢だが、セーンダオレックの左フックをもらって一瞬フラつく。大沢はステップで回り込み回復を待つ。ノーガードになった大沢は飛び込んでの左フック。セーンダオレックもノーガードの大沢を警戒して攻めない。  2R、大沢は左ボディからの右ロー、セーンダオレックが左ミドルを蹴ってくるとすぐに右ボディをリターン。大沢は青コーナーの下側に水たまりがあるのか、何度もレフェリーにアピールする。セーンダオレックの左ミドルに強い右ボディを返す大沢。  大沢がワンツー、手数が少なく待ちの姿勢のセーンダオレックにパンチで攻め込んでいく。左ボディが当たると“効いただろ”とばかりにアピール。左右ストレート連打で右ストレートもクリーンヒット。セーンダオレックの返しの右フックはスウェーでかわす。大沢のパンチのヒットが目立つラウンドに。  3Rも前に出る大沢。ローを狙うセーンダオレックにスイッチを繰り返してローを蹴り返す。サウスポーからの左ボディストレートも。左ミドルを蹴るセーンダオレックに、大沢は蹴りからパンチ、パンチから蹴りとパターンを変えての攻撃。  大沢が接近戦に出るとセーンダオレックはヒザ蹴り、大沢もすかさず右ボディを連打。飛び込んでの左フックから右を当てる大沢は前へ出て攻撃の姿勢。セーンダオレックは待ちの姿勢で左ミドルを蹴るが、大沢がパンチをまとめて打つため見栄えが悪い。  判定3-0で大沢が勝利を収めた。 [nextpage] ▼第11試合「KNOCK OUT × Kun Khmer 3vs3 対抗戦」KNOCK OUT-BLACK -61.0kg契約 3分3R〇レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)判定2-0 ※30-29、29-29、30-28×クラマック・チャンラッチ(カンボジア) 19歳にして85勝(36KO)12敗3分の戦績を持つクラマックをレオナが迎え撃つ。  1R、じりじりと前に出ていくレオナにクラマックは左ミドル。ジャブと左インローのレオナ。ローを蹴って下がらせ、左右ストレートでボディを打つ。クラマックの左フックをもらったレオナだが、すぐに前へ出て右ストレート、左ボディジャブ。  デトロイトスタイルからのフリッカージャブ、ボディにもジャブを打つレオナは、クラマックが右ストレートを打って来るとワンツー・スリーを打ち返す。  2R、いきなり右フックをヒットさせるクラマック。レオナはジャブを突いて前へ出ると右ストレート。右ミドル、左ハイを蹴るクラマックにレオナは突進して左右の連打。クラマックは右ロー2連発、レオナが入り込もうとするところに左を合わせる。  レオナはジャブから左右ストレートで前へ出るが、連打を出すところで近付きすぎてクラマックに掴まれてしまいブレイク。クラマックの左ハイがレオナの顔面をかすめて試合終了。  3R、クラマックが飛び込んでの左フック。レオナも同じように飛び込んでの左フックを打つ。クラマックは左ミドルでレオナの腕を蹴り、レオナはワンツーの連打で前へ出るがやはりクラマックにつかまれてブレイク。  攻めあぐねているように見えるレオナへクラマックがヒザ。レオナはジャブ、右ストレートもクラマックはクリンチ。飛び込んで左フックを打つクラマックは、接近すると組んでしまいレオナの反撃を許さない。  判定は3-0でレオナの勝利。レオナは持ち味を活かせない不完全燃焼の試合となった。 [nextpage] ▼第10試合「KNOCK OUT × Kun Khmer 3vs3 対抗戦」KNOCK OUT-BLACK -66.0kg契約 3分3R×寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB)KO 2R 1分19秒 ※左フック〇エイ・マムリンプートング(カンボジア)  1R、ステップで距離をとる寺島の飛び込んでの攻撃、エイの長い手足を活かしたダイナミックな攻撃が交互に行われるような展開に。エイは飛び蹴りも繰り出した。  2R、寺島の左フックをもらっても“効いてないよ”と両手を広げて前に出るエイ。左右フックで逆襲する。さらには前蹴り連打、キャッチしてのヒザ蹴り。寺島が打ち合おうとしたところでエイの左ボディからの左フックが振り抜かれ、寺島はダウン。立ち上がろうとしてフラついてロープもたれ、エイのKO勝ちとなった。  またも日本人に勝利したエイは「やりました。カンボジアでいっぱい練習してきて、お父さんの言うとおりにやって倒せました。KNOCK OUT3回目の試合で3回ともKO出来ました。カンボジアの皆さんも応援よろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ▼第9試合「KNOCK OUT × Kun Khmer 3vs3 対抗戦」KNOCK OUT-BLACK -64.0kg契約 3分3R〇力斗(TEAM PREPARAED)KO 2R 2分15秒×ムン・メイキア(カンボジア)  1R、力斗はジャブ、メイキアは右ロー。メイキアのジャブに右クロスを合わせに行く力斗が2発目でヒットを奪い、メイキアをフラつかせる。さらに前へ出た力斗が右ストレートからの左フックでダウンを奪う。  立ち上がったメイキアは捨て身の右フック連打。この右フックでロープを背負う力斗へメイキアが左右フック連打。力斗も右フック、左フックで反撃してメイキアの身体が泳ぐ。思い切り左右のボディを叩き叩きつけるメイキアに力斗は左フック。この左フックが効いたか力斗の左腕を抱えたメイキアに、力斗が右フック連打でダウンを追加。力斗が右フックを打ったところでラウンドが終了した。  2R、力斗は右フックからの左ボディ、メイキアも負けじと左フック。メイキアは2度もダウンしたとは思えない元気さで前へ出ていきジャブを突く。力斗は左ボディ、右クロス。左ボディで快音を響かせる力斗にメイキアは右フック。  右カーフを蹴るメイキアに力斗が左フックを打って行ったところでメイキアの右フックがクリーンヒット。すかさずラッシュをかけるメイキアだったが、力斗が左フックからの左ボディ、そして右クロスを叩き込んで大の字にダウンさせてKO勝ち。メイキアは立ち上がってまだ出来るとアピールしたが、遅かった。  力斗は「集中しすぎて何が当たったか分かってないです。一発も蹴らないっていう。山口さんにして気をもらったように、今回はペチペチ蹴らないでパンチだけで行こうと決めていました。一発がめちゃくちゃ重くてガードしてもジーンときて。これは打ち合ったらアレだけどパンチで行くと決めたから頑張りました(笑)」と試合を振り返る。  続けて「ぜひ鈴木千裕選手、僕とやり合ってくれると嬉しいけれどまだですかね。僕、KNOCK OUTで6連勝なんですけど。対戦する時はあの超剛腕に打ち合えるパンチ力にしておくのでよろしくお願いします。最近の戦績は倒せてなくてダウンしかとれてないので、これからは最後まで倒しに行く姿をKNOCK OUTで見せるのでこれからもよろしくお願いします」と、鈴木千裕と殴り合いたいと語った。 [nextpage] ▼第8試合 スーパーファイト KNOCK OUT-UNLIMITEDスーパーフェザー級 3分3R〇カルロス・モタ (ブラジル)不戦勝×福永 輝 (フリー)※モタは計量をパス、福永は体調不良で計量に参加できなかったため。 モタは「こんにちは。本来であればファイトを見せたかったんですが、こういう形になってとても残念です。私は計量をパスしましたが、相手がプラス3kgになったので残念な結果になりました。本来は57kgの選手ですが、60kgでも戦えるのでチャンピオンになるため次はやりたい」と、ライト級王座も狙いたいとマイクで語った。 [nextpage] ▼第7試合 KNOCK OUT-UNLIMITED -75.0kg契約 3分3R×木村“フィリップ”ミノル(Battle-Box)KO 1R 1分28秒 ※パウンド連打〇宮原 穣(MIYAHARA DOJO)  木村は、2020年3月の「K-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」を3試合連続KOで制し、K-1王者に。2021年12月の初防衛戦で和島大海に敗れて王座を失い、ボクシング転向を表明していたが、2022年12月の『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』で電撃復帰。矢地祐介を1RでKOして強烈なインパクトを残した。2023年3月『KNOCK OUT』でのクンタップ戦は1Rわずか32秒でKO勝ち、6月24日の『RIZIN』ではロクク・ダリも1RでKO。  しかし、試合後のドーピング検査で陽性反応が出たことが9月の記者会見で発表され、矢地戦、クンタップ戦、ダリ戦はいずれも無効試合に。2024年3月のRIZINにて復帰戦を行い、ブアカーオを1Rは追い詰めるも2RにKO負け。2024年5月の『巌流島』ではセネガル相撲アマドゥ・ディアを63秒でKO。10月にはRISEの『FIGHT CLUB』でYA-MANとのOFGマッチが決定していたが、大会2日前に木村が大麻取締法違反(懲役6カ月、執行猶予3年)で逮捕されて中止となった。  2025年9月の「K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント」に電撃復帰すると、開幕戦でメイソン・ストロッドマンを1R1分15秒でKOしたが、11月の決勝トーナメントは負傷欠場。2026年4月、KNOCK OUT沖縄大会でUNLIMITEDルールに初挑戦も、スパイク・カーライルに1Rわずか26秒でKO負け。6月に草MAXを1Rわずか8秒でKOして再起を果たした。 宮原は極真空手出身で、極真館全日本選手権を始め多くのフルコンタクト空手全日本大会で優勝、2019年KWU世界選手権80kg級準優勝。2024年北斗旗全日本空道選手権でも男子260+クラスで優勝を果たして世界選手権にも出場した。近年はKARATE COMBATにも挑戦。蹴り技を得意とする。2025年12月、KNOCK OUTに初参戦してスパイク・カーライルとUNLIMITEDで対戦も、KOで敗れた。2026年6月、神保克哉にTKO勝ちでKNOCK OUT初勝利。  1R、左右フックで前へ出る木村に宮原はダブルレッグでテイクダウン。これはブレイクになるも、再び前へ出てきた木村をテイクダウンに成功する。しかし、木村がリバーサルで上になりパウンド。ブレイク。宮原は左ミドルから、ノーガードで前に出てきた木村に右フック。  もらった木村は左右ボディを打ち返したが、宮原が首相撲からの左ヒザ蹴りをアゴへ突き上げた。この一発がアゴを捉え、木村は両膝を着いて宮原の足にしがみつくが、宮原が上からヒジとパウンド。木村が倒れ、宮原が追撃したところでレフェリーがストップ。  宮原は「木村ミノルに勝ったぞ! 昔から尊敬していたので感謝の気持ちを伝えました。スパイクどこにいるの? もうやるしかないでしょう。1年ぶりにここまで来たのでやらせてください。まだまだやるぞ、みんな応援よろしくお願いします」と、スパイク・カーライルとの再戦をアピール。いよいよ王座決定戦で実現か。 [nextpage] ▼第6試合 KNOCK OUT-UNLIMITED -75.0kg契約 3分3R〇スパイク・カーライル(アメリカ/Naughty House)TKO 1R 2分15秒 ※パウンド→レフェリーストップ×高塩竜司(KIBAマーシャルアーツクラブ)  カーライルはUFC、Bellatorで活躍し、2022年からはRIZINを主戦場にしてきた。RIZINでは、武田光司、キム・ギョンピョをチョークで絞め、ホベルト・サトシ・ソウザ 、AJ・マッキーにも極めさせないグラップリング力を持つ。16勝のうち8つのサブミッション、7つのKO、実に15フィニッシュという決定力を誇る。2025年9月にはパンクラスに参戦し、村山暁洋に1R2分7秒でTKO勝ち。  2025年12月、KNOCK OUTに初参戦してKNOCK OUT-UNLIMITED -77.0kg契約で宮原穣を1R2分21秒でTKOに仕留めると、2026年4月には木村“フィリップ”ミノルを26秒でKO。 鈴木悠斗(パラエストラ八王子)が減量中に倒れ、急遽前日に代打の名乗りをあげた高塩は元栃木県警職員で、2015年12月にMMAプロデビューして以来、約10年間DEEPで戦ってきた。2015年12月のDEEPフューチャーキングトーナメントライト級優勝。2018年に神田コウヤを右ストレートからのパウンドでTKO、2019年に樋口武大の寝技を凌いでトップからのパウンドでTKO勝ちを収め、2020年には朝倉未来一年チャレンジの西谷大成に判定勝利している。2025年3月にUNLIMITEDルールに初挑戦して3連敗を喫したが。前戦の2026年5月、ギンペットにKO勝ちして初勝利。MMA戦績10勝(5KO)15敗2分。  1R、開始と同時にカーライルが後ろ廻し蹴り、続くハイキックは高塩が肩口でキャッチし、テイクダウン。すかさずパウンドを見舞う高塩だが、カーライルが立ち上がってテイクダウン、立ち上がり際に顔面を蹴る。  右フックを空振りした高塩をカーライルが引きずり倒し、パウンドもブレイク。果敢に左右フックでアタックする高塩だがカーライルはかわす。高塩の胴タックルを潰したカーライルはバックを奪い、バックマウンドからのパウンド連打。レフェリーがストップをかける。  すぐに立ち上がった高塩はレフェリーに抗議。試合続行を訴えるが認められず、カーライルに向かっていこうとするのを止められる。高塩は頭を抱えて涙を流した。  笑顔のカーライルは「皆さん、こんにちは。素晴らしい、最高」と日本語で言うと「24時間以内の急な決定にもかかわらず対戦を受けてくれた高塩選手に敬意を表したい。これからKNOCK OUTのベルトを狙っていきたい。皆さん、大好きです」と、高塩の漢気に感謝すると共にベルトを狙うと宣言した。 [nextpage] ▼第5試合 KNOCK OUT-BLACK -59.0kg契約 3分3R×古木誠也(REX GYM)KO 1R 1分19秒 ※左ストレート〇勇志(テツジム関西) KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級&フェザー級の2階級制覇・古木は、KNOCK OUT-BLACK -59.0kg契約3分3Rで勇志と対戦する。勇志は第17代NKBフェザー級王者で、5月のRIZINオープニングファイトに出場してキックルールで麻太郎に判定勝ち。戦績は12勝(5KO)3敗2分。古木は16勝(12KO)5敗。両者ともアグレッシブな攻撃型のため激しい試合となりそうだ。  1R、前に出てプレッシャーをかける古木に、勇志はロープを背にしながらも左右フックと左ストレート。古木はインカーフを蹴ったところで、勇志が古木のガードの隙間を縫うような左ストレート一閃。真っ直ぐに打ち抜いた左ストレートをもらい、古木は後方へダウン。頭をマットに打ち付けて立ち上がる事が出来なかった。  古木を1RでKOする番狂わせを起こした勇志は「なんか勝つ確率が2%って言われとってほんまに怖くて。前日もその前の日もお父さんとかに勝てるって言われ撮ってほんまに勝ててよかったです。最高です。次が古木選手がタイトルマッチに出る予定やったら俺を呼んでください。俺は人にばかにされてきた人生なんですけれど、おれを 応援してくれる人たち、空手の生徒たち…俺に憧れてください。NKBのベルトを獲ってこのリングに戻って来るので、俺のこと覚えておいてください」とアピールした。 [nextpage] ▼第4試合 KNOCK OUT-REDバンタム級 3分3R×心直 (REON Fighting sports GYM)判定0-3 ※28-29、28-30×2〇山川敏弘 (京都野口ジム) [nextpage] ▼第3試合 KNOCK OUT-BLACK -51.5kg契約 3分3R〇酒井柚樹(TEAM TEPPEN)判定3-0 ※29-28×2、30-28×久貝飛雄馬(キックボクシングDROP) [nextpage] ▼第2試合 KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級 3分3R×優翔(team NOVA)KO 3R 2分43秒 ※右飛びヒザ蹴り〇新田宗一朗(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺) 飛びヒザ蹴りで華麗にKO勝ちした新田は「軍司くん暇してると思うのでよろしくお願いします」と軍司との対戦をアピール。さらに「KOボーナスは全て熊本に寄付します」と宣言して拍手喝さいを浴びた。 [nextpage] ▼第1試合 KNOCK OUT-UNLIMITEDスーパーフェザー級 3分3R×藁谷兼介(クロスポイント・パラエストラ拝島)KO 1R 1分26秒※ヒザ蹴りからのパンチ連打〇高梨玲次郎(和術慧舟會 HEARTS)
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