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【RTU】UFC契約まであと1勝、日本勢2人が決勝進出。フライ級で鈴木崇矢がPOTN受賞の圧勝。バンタム級で田嶋椋が競り勝つ。女子ストロー級の万智はメン・ボーにスプリット判定負けで「目指すところが明確になった」

2026/08/29 12:08
 2026年8月28日(金)中国・上海のオリエンタルスポーツセンターにて『ROAD TO UFC シーズン5』準決勝(U-NEXT/UFC Fight Pass配信)が開催された。翌29日の『UFC Fight Night: Nurmagomedov vs. Song』での朝倉海、鶴屋怜に連なる日本人3選手が出場。   フライ級で鈴木崇矢、バンタム級で田嶋椋が決勝進出も、女子ストロー級で福田万智がメン・ボーにスプリット判定負けで準決勝敗退。また、フライ級で内田タケルが体重超過で対戦相手のジー・ニウシュイエが不戦勝で決勝進出に。この日、ジョセフ・ラルチネーゼにTKO勝ちした鈴木とフェイスオフを行っている(※RTU5 全試合詳報はこちら)。 鈴木「UFCのチャンピオンになる」  フライ級の鈴木は21歳、米国フロリダのキルクリフFCでトレーニングし、今回のセコンドには高谷裕之POUNDOUT代表、レスリング日本選手権準優勝の松井涼が帯同。  サウスポー構えで初回から左の上下の攻撃を当てて、豪州のジョセフ・ラルチネーゼの打撃には空手のさばきも使って対応。さらに相手の組みも切ってスタンドでコントロール。間合いを支配し、自身だけが左ストレートを当て、遠い距離では三日月蹴り、左ミドル。最後はラルチネーゼが右足をひねって後退したところに左ボディ、左前蹴りで畳みかけて3R TKO勝ち。  試合後は、もうひとつの準決勝で内田タケルの体重超過により不戦勝で決勝に進出したジー・ニウシュイエとフェイスオフ。「自分のスタイルを見せた。相手はどう対処すればいいか分からなかったはず。勝てたことは嬉しいけど、自分の思い描いた通りのパフォーマンスはできなかった。もっとダンスの練習をしなきゃ」と、バレエ出身の鈴木は苦笑した。  会見では「絶対に勝ちます。そして、UFCのチャンピオンになります」と宣言。帰路では5月のマカオでの1回戦に続き2度目の「パフォーマンスボーナス」を獲得している。 田嶋「もう一人、UFCファイターとなる」  バンタム級準決勝では、田嶋椋がインドのチュングレン・コーレンに判定3-0(30-27, 29-28×2)で勝利。  コーレンの粘り強いテイクダウンに尻は着いたものの、背中は着かされなかった田嶋は、バックも許さず。組みを切って削ると、K-1ジム大宮でも練習しているスタンドでも右ストレートをヒット。組んでも内無双でテイクダウンを奪いマウントからパウンド。最後までコーレンの形にさせずに判定勝ちした。  組みのカウンターで接戦をモノにした27歳の田嶋は「つまんない試合をして申し訳ない気持ちです。もう一人UFCファイターとなるために、次の決勝も頑張ります」と手を合わせた。  試合後会見では「今回のような試合だとUFCでも通用しない。次はしっかりフィニッシュして、アグレッシブな試合をしたいです」と、反省しきりだった。  もうひとつの準決勝では、ネパールのラビンドラ・ダントが、ニュージーランドのカシブ・マードックとのタフファイトを判定3-0(29-28×3)で制している。1、2Rにタフなレスリング戦を展開しながら、最終回の打撃戦で上回ったダントは、ネパールの土石流被害に心を痛めながら「ネパールの皆さん、顔を上げてください。何が起きていようと立ち向かっていこう」と鼓舞している。  粗さもあるが勝負所で打ち勝つ強さを持つダントを相手に、田嶋はいかに上回るか。 万智「目指すところが明確になった」  女子ストロー級準決勝では、RIZINにも参戦している万智が、元ONE Championshipのメン・ボーと対戦。  2025年1月のONEアトム級(※ハイドレーションテスト有りの52.2kg)では澤田千優にも判定勝ちしている地元中国のメン・ボーは、ユニファイドルールの水抜き可能なストロー級(52.2kg)が適正か、長い打撃に加え、組み力がアップ。  万智は、初回の終わりに蹴り足を掴んでからの首投げを成功させたものの、以降はメン・ボーが投げられても足をかけさせず。逆にトップを奪い立ち上がり。2Rにはメン・ボーがリストコントロールからテイクダウンし、バックを奪うなど攻勢に。万智も果敢に打撃で攻めて左ハイを当てるなど立ち合ったが、自身の組みに繋げる形が首投げに終始し、それを研究していたメン・ボーに攻略された。  メン・ボーは、キルギスのファリダ・アブドゥエヴァをヒジで切り裂くなど、組みも交えて打ち勝った韓国のパク・ボヒョンと決勝で対戦へ。  準決勝敗退となった万智は、試合後、「たくさんの応援ありがとうございました! 今までで1番悔しいです。自分に負けて試合も負けて。とんでもなく恥ずかしい試合をしましたただただ悔しい。まじ恥ずかしい悔しい。いい経験です! 今日で目指すところが明確になった! あとはまたコツコツ頑張る」と悔しさとともに「目指すところが明確になった」と世界最高峰に勝負する決意を記した。  また、セコンドの弥益ドミネーター聡志は「万智ちゃん過去最悪の空回りを披露して判定負け。この負けで覚悟が本当に固まったと泣きながら叫んでました。世界を感じた上で、それでも世界を目指すと言う彼女に是非引き続きご期待をいただけますと幸いです。ご声援本当にありがとうございました」と記している。
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