2026年8月29日(土)東京・後楽園ホール『RISE 201』の前日計量&記者会見が、28日(金)都内にて14:00より行われた。計量は全11試合22選手が全員一発でパス。
メインイベントのRISEライトヘビー級(-90kg)タイトルマッチ3分5R延長1Rで対戦する、南原健太(TARGET SHIBUYA)は88.8kg、挑戦者・同級4位グンター・カルンダ(コンゴ民主共和国/ReBORN経堂)は85.95kgでそれぞれパスした。
これまで3度にわたって顔合わせをし、舌戦を展開してきた両者。試合前日も不穏な雰囲気の中、会見が行われた。
カルンダは「今回もうそこまで話すことはありません。今日までたくさん明日の試合について話をしてきました。明日は本物の試合を見せられると思っています。そして、明日は皆さんに真のチャンピオンをお届けします」と、もう話すことはないとする。
南原は「ようやく明日に迫ったなという感じで。ここまでナメられたのも、コケにされたのも初めてなので、気合いも十分だし、僕がRISEのチャンピオンとしてRISEの強さ、そして南原健太の強さを明日は証明したいと思います」と、ここまでの鬱憤を全て試合で晴らすとコメント。
カルンダは南原よりも3kgアンダーとなったが「これまで私自身、身体が大きい人と常に試合をしてきましたし、私はそもそも自分より重量のある人と試合をすることが好きです。いつもの自分らしさを出せる体重で、パワーやスピードを活かして試合をしたいと思います」と、自分が動きやすい体重なので問題はないという。
南原選手の空手をベースとした強い攻撃に耐えられる自信を聞かれると「それは気にしません。誰でも試合を迎える人は準備ができていますし、全力で挑んでくると思っています。彼がそのパワーを持っているとすれば、私は自分の最大のパワーで、南原選手よりも強いパワーでそれに応じて勝つのみです」と、自分の方が強い攻撃を出すと豪語。
南原選手は冒頭の怒りのコメントがあったが、何が一番腹が立ったのかと問われると「1回目のリング上での挨拶の時に、ベルトを触られたし、ベルトを本当に吹っ飛ばされそうになったので。コイツが触っていいようなベルトじゃないし、コイツのレベルで巻けるベルトじゃないので、俺が戦ってきたGLORYの選手たちとはわけが違う。今回はラッキーボーイだから。でも盛り上げに徹してくれて、見てるファンの皆さんもオモロイって思ってくれてると思ってるので、明日しっかり倒したいと思います」と、ベルトに触れられたことが一番頭にきたとした。
1年の休養を経て昨年7月に復帰するも、怪我でまた約1年ぶりの試合となる南原。「ニュー南原は、怪我はまず完治してるので、怪我した時より今の俺の方が強いし、凄い練習してきたし。さっき言った通り、グンターとの試合が決まってから、ただ試合をするっていうだけじゃなくて、相手に対して試合まで一日一日が凄く濃い一日を過ごしてきてるんで、今それが爆発寸前のところまで来てます。明日早く解禁したいなと思っています」と、ニュー南原を見せるのが楽しみだと話した。
今回も、一度ダウンしてから始まる南原劇場になりそうかとの質問には「ないよ! それ期待してるんでしょ? ないよ」ときっぱり。「本当にね、全部ここからは南原の快進撃で、最初から思いっきり倒して。俺が倒されることは絶対にないから」と、もう南原劇場はないとする。
次に会う時はリング上。最後に相手に言いたいことはあるか、と聞かれたカルンダは「ひとつ最後に伝えることとしては、彼がチャンピオンと名乗れるのは今日が最後であるということを今一度明言したい。そして、明日、私が南原、彼のジムの方、そしてファンの皆さんを驚かせることでしょう。例えば、体重が少し少ないことや身体が小さいというところで、私を信じていない人も多いと思いますが、その皆さんを驚かせることは間違いないです。もうこれ以上私が話すことはありません。明日証明するのみです」と、予想を覆して明日は自分が王者になると言い放つ。
これに南原は、カルンダにいつもの“変な通訳”がいないことから「ちょっと調子が狂うなっていう。エンタメじゃなくなっちゃったですね」と、これまでと違う状況に戸惑い気味。
「そこもちょっと楽しみにしてたというか、ギリギリまでムカつかせてくれた方が、俺は明日のパフォーマンスが出せるし、ファンが望む試合を出来るから。でもフラストレーションはさっき言った通り、ギリギリまでパンパンに溜まってるので、今日のグンターのリスペクトを込めた姿勢も俺は全部受け止めて、明日チャンピオンとしてRISEの強さを証明したいと思っています」と返答。
南原が「最後に最高の殴り合いしようぜ」と言うと、カルンダは笑い声をあげて「明日やってやりましょう。でも私が南原選手の足の骨を折ると考えられますか?あるかもしれませんよ、そんなことが」と挑発。
「お前がやってきた、街の喧嘩とかよく分からない団体でやった試合とは訳が違うんでな。足が折れるわけねーだろ」と南原が怒り気味に答えると、「もしこれがストリートの試合だったら、彼はもっと苦しい思いをすると思うよ。首を絞めたりするからね。でも、僕たちは今、プロの試合の話をしているんです。私はMMAファイターであり、これまでストリートの試合ではなく、プロでたくさんの試合をしてきました。リングの上でもそのようなことが起こせることを僕のパワーで証明します。もうこれ以上話すことはないので、明日、リングの上で決闘をしましょう」とカルンダ。
南原は「RISEって立ち技キックボクシングで一番強い団体だと思っていて。スポーツだとも思っているし。ただ、俺らの階級は判定なんてないし、どっちか倒れるまでやり合うんで。格闘技ファンだけじゃなくて、誰が見ても面白い試合を見せてしっかりと決着つけたいと思うので、みんな明日をお楽しみに」と、決着はKOしかないと断言した。
計量時にカルンダが大きな音や声を出したり、握手して手を離さなかったなどの挑発行為をどう思ったか、と聞かれた南原は「いや、気合い入っているなっていうのと、向かい合っていよいよ明日だなと思って。その足をバーンってやったり、声をあげたりとか、握手もあれは明日やろうぜっていう。さっきも喋っていたけれど、実は英語で分かっていなくて、俺も日本語で伝えたんだけど、フィーリングで感じたのが『明日、アツい試合しようぜ』っていうところだったので、リスペクトのない煽りだとは感じてないです。凄く楽しみになっています」と、逆に楽しみになったと語った。