『AIランキング』完成はもうすぐ。日本のベスト・ベスト”を決めて、世界のベストへ
一方の田上は会見で、「まず、こんな大きい舞台に出させてもらって嬉しく思っていましたし、相手も世界で経験をいっぱい積んできた山北選手で、すごい相手を用意してもらえて、とても嬉しく思ってます」と、ONE初参戦を語る。
山北同様に、あのコロナ禍で行われた『 Road to ONE』で希望の光を掴もうとしていた。
「あれ以降、(山北と)“交わる機会は無いな”と思っていたし、『Road to ONE』で一緒になった時に試合を見て“交わりたくないな”とも思ったんです」と、5年半前の時点では、自身が苦手とする強みを持つ相手と認識していた。
「でもやっぱり、いろいろ自分も勝っていって『世界』が見えてきた時に、どっかで交わるやろうし、僕もONE目指してたんで、“交わるとしたらONEやろうな”と思うようになって。それを僕のONEデビュー戦の機会で見つけてもらって嬉しく思います」と、いまでは“交わるべき相手”としてとらえている。
『世界』が見えてきたときに目の前に立つ相手──山北渓人については、「“寝技が強いな”というのと“身体がごっついし、パワーありそうだな”というのが第一印象ですね」と、そのフィジカルとグラップリングを警戒する。
また、修斗のストロー級は水抜き可能な52.2kg。今回のONEストロー級(※56.7kg)はハイドレーションテストありで実質、一階級上のフライ級の体重だ。
「ハイドレーションテストは初めてですね。でも、ずっと前から体重を上げてやりたいとも思ってたんで、挑戦する気持ちで頑張ろうと思ってます」
25年11月に元二階級同時世界王者の新井丈とフライ級で対戦し、激闘の末に判定で敗れた。26年5月の前戦では、地元大阪でTRIBEのグラップラー・黒部和沙を挑戦者に迎え、4R TKO勝ちで2度目のストロー級王座防衛に成功している。
地元大阪での前戦で、対グラップラー相手に競り勝ち、ボディ打ち、ヒジ・ヒザも駆使してフィニッシュしたこと。2戦前に一階級上に挑戦したことが糧となっているか、と問われた田上は、「全部活きてくるやろうなと思ってて。前回の相手と違うのはパワーとか、入ってくるスピードとかも、さらに上がってレベルは上やろうなとは思ってるんで、それを想定して。それ以外は全部、これまでのことがハマってくるんかなと思います」と、一つひとつ準備してきたことが活きるとした。
また会見後、チャトリ・シットヨートンCEOは、「いまグローバルチームが、『AIランキング』を作っています。だからもうちょっとでランキングをまた出します」と、王座戦線を可視化するAIランキングが完成間近といい、「ONE MMAのストロー級とフライ級は、私にとって絶対、“世界ベストのベスト”。この人たちは“日本のベスト・ベスト”で世界ベストです。だから日本人のみなさん、応援してください」と、UFCにはない階級・ストロー級で世界の頂に登ろうとする両者の試合に注目と語った。









