2026年8月29日(土)東京・後楽園ホール『RISE 201』の記者会見が、4日(火)都内にて行われた。
新たな対戦カードとして、RISE QUEENミニフライ級王者・宮本芽依(KRAZY BEE)とナムワーン・ソーコンクラパン(タイ/ソーコンクラパン)のSuperFight! ミニフライ級(-49kg)3分3R延長1Rが決定。
宮本は2019年全日本女子ボクシング選手権大会シニアの部バンタム級優勝の実績を持ち、2023年5月にRISEで山本美憂をセコンドに就けてプロデビュー。2025年5月、小林愛理奈を延長戦で破り、無敗のまま王座を奪取した。10月には初の国際戦でコ・ユナに判定勝ち。7勝無敗だったが、2026年4月のパヤーフォン・バンチャメーク戦で初黒星を喫した。今回が再起戦となる。
ナムワーンは幼少期より父が営むジムでムエタイを学ぶテクニシャンタイプでスピードのあるファイター。2022年4月に『ムエローク』に来日し、伊藤紗弥とIPCC世界女子アトム級王座決定戦を行ったことがある(判定負け)。当時はルンピニースタジアムで戦っていたが、その後は『RWS』にも出場。その初来日時には71戦51勝と紹介されており、今回のプロフィールでは52勝(12KO)16敗2分となっているが、実際は100戦近く経験していると思われる。身長は159cmで154cmの宮本よりも5cm高い。
会見で伊藤隆RISE代表は「宮本は年内にパヤーフォンとのリマッチでタイトルマッチが決まっております。その前に一回復帰戦として、今回タイのファイターと戦っていただくことに決定いたしました」と、パヤーフォンとの王座を懸けた再戦が決まっており、その試金石となる試合だと説明。
宮本は「私はパヤーフォン選手に負けて初黒星で。年内に私のベルトを懸けたダイレクトリマッチに勝つために、私はこの試合を組んでいただき、パヤーフォン選手に勝つためにナムワーン選手をKOして、芽依選手は変わったなというところをみんなに見せて勝ち進みたいと思います」と、進化を見せてパヤーフォン戦に弾みを付けたいとの意気込み。
ナムワーンの試合映像は「1度見ました」と言うが、「私、正直映像を見るのが苦手で、何回も見ないとその人の特徴をつかめなくて。自分で見るより周りの方からアドバイスをもらう方が早いってなって、私はあまり見ないという感じでいます」と、対策と研究はトレーナー陣に任せているという。
それでも「ちょっと見た映像では蹴りとかも速いですし、下がっての攻防だったり、前に出ての攻防、どちらも出来る。下がってやる攻防って凄く難しいんですよ。そういうテクニックが出来るってことは、やっぱり強い選手だなって思います」との印象を話した。
仮想パヤーフォンとしては十分な相手になりそうか、との質問には「はい。ムエタイの本場の蹴りを実際に試合で経験できるっていうことが、凄くパヤーフォン戦につながると思います」とする。
パヤーフォン戦を経験して試したいことは「たくさんあります」と言い、「たくさんある中で自分がそこで何を信じるか、信じてやりきれるかなので。今はっきりあるものはないですけれど、いっぱい試してやってみたいと思います」との意欲。
長所を伸ばしていくのか、それともパヤーフォン戦で分かった弱点を克服していくのかとの問いには「どっちもですよね。長所を伸ばしつつ、短所を少しずつ埋める方向でいってます」とのこと。
今すぐパヤーフォンと再戦しても勝てる自信はあるか、と聞かれると「正直、ないです」と意外な答え。「今はないっていうのが正直な気持ちです。自信があるから再戦って自分に嘘つくのも嫌だし、今はその自信をつけるための過程。強くなって自分に勝つため、自分自身に勝つために、いざパヤーフォン選手との試合が決まって、目の前にした時に自信を持って勝つぞって思える自分になるために今向き合ってる途中です」とした。
宮本はこれが8戦目。キャリアに大きな差があることには「それはナムワーン選手の実績であって。そこでビビるとかはないです。人それぞれだと思うので、そこには何も思わないです」と、関係ないと答える。
初黒星を喫し、復活のためにファンに何を見せたいか、と聞かれると「ファンの皆様には私が黒星だったことを一緒に悲しんでくれて、私の周りは凄くいい人だなって思った分、もっと私が笑顔のところを見せなければ。みんなに笑顔でいてほしいし、芽依ちゃんをもっと応援したいって言ってもらえるように。そう思ってもらうには勝つしかない。だから何をやるっていうのではなく、ちゃんとみんなを笑顔に出来る私でいるので、8月29日の試合を楽しみに待っていてもらえたら嬉しいです」と、ファンを笑顔にしたいと語った。