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インタビュー

【KNOCK OUT】バズーカ巧樹「相手もしっかり逃げずに闘ってくれれば、自然とKOになる」vs.吉田凜汰朗「自分の力を証明するためにもKNOCK OUTに出たいと思っていた」

2026/07/30 14:07

NJKFの切り込み隊長としてやっていければ


 吉田はNJKFで複数のタイトルを獲得。現在は4連勝中の強豪が新たにKNOCK OUTのリングに上がる。元王者・バズーカとの対戦に、吉田は何を思うのか?

──吉田選手はKNOCK OUT初参戦になりますが、これまでどんな印象でしたか?

「今、日本でも本当に最前線の団体で、いろんな団体から主要選手がどんどん集まってきていて、本当に日本一に近い舞台なのかなと思っています。自分は世界を獲ることを目指していて、まず日本の最前線に立ちたいと思っているんですけど、KNOCK OUTはヒジありキックボクシングで強いと言われている人も集まっているので、自分の力を証明するためにも出たいと思っていました」

──気になっている選手とか闘いたい選手はいますか?

「闘いたいのは久井大夢選手、あと重森陽太選手の2人ですね。KNOCK  OUTの自分の階級では完全にトップ戦線の2人というイメージが自分の中では強いので。その他にもKNOCK OUTライト級、スーパーライト級でやらなきゃいけない選手はたくさんいるとは思うんですけど、自分が一番、闘って強さを証明できるのはこの2人かなと思ってます」

──今はトーナメントを制してタイトルも獲得したり、外国人との対戦も乗り越えて4連勝中ですよね。好調の理由は何だと思っていますか?

「自分の中で、スタイルが完全に見えてきたのが大きいですね。4連勝の前、初めてオープンフィンガーグローブ(OFG)で闘った健太戦(25年6月)で、スイッチするスタイルをけっこう確立できた感じがあったんです。自分の距離を自分で理解して、自分の体に合った闘い方が今は完全にできていて、迷うことが少なくなったのが1つの理由かなと思っています」

──そんな中、今回はバズーカ巧樹選手との対戦ですが、相手の印象は?

「バズーカ選手は、もちろん昔から知っている選手で、戦績も多くてベテランの選手というイメージではありますね。わりと手足が長くて、体の特徴みたいなところは自分と多少似ている部分があるのかなと思っています」

──一番警戒すべきと思っているところは?

「左ミドルを蹴っていって、左を意識させたところでバックブローを当てるイメージがあるんですよね。相手が空振りしてから回ってくることが多いと思うので、その対策はずっとやってきました。特徴的な動きがけっこう多いと思うんですけど、そこに気をつけるというか、そこに合わせていこうかなとは思っています」

──最終的にどういう試合にして、どう勝ちたいですか?

「KNOCK OUT初参戦なので、自分を知らないお客様が、自分の所属団体の会場に比べたら圧倒的に多いと思うんですよ。それもあって、お客様が見たいのはKOだと思うので、KOで勝ちたいですね。あと、試合の時の自分らしい空気感だったりとか、気持ちとかを全部出せたらいいなと思っています」

──フィニッシュは何が一番理想的ですか?

「KO自体そんなに多いわけではないんですけど、倒す時は右のかぶせのストレートとか、左フックなどで効かせてから、結局、右ストレートみたいな形が多いですね。 一番自然に出て倒せる攻撃は、やっぱり右のパンチかなと思ってます」

──ヒジ、ヒザに関しては?

「ヒジで切ったことももちろんありますし、ヒジもヒザもどちらも、自分的にはけっこう武器にしています。普段の練習の中でも、スパーリングとかではしっくりくるような形で仕留められる時も全然あるので、自信はメチャクチャありますね」


──今回はOFGでの試合です。先ほど出たように健太戦以来2回目だと思いますが、あの試合は壮絶な殴り合いでしたね。

「そうですね、試合後は顔が変わっちゃいました(笑)。OFGは、距離がボクシンググローブとは全く違うなというのと、ガードの仕方も全く変わってくるなと思いました。だからOFGの試合前は練習でも常にOFGを着けて、ちゃんと慣れておくことがすごく大切だなと、あの試合で気づいて。ただOFG自体は、自分的にはけっこう好きですね」

──そうなんですね。

「はい。頭にパンチが当たった時の硬い感じとかがすごく新鮮で。ここから先、自分が見据えている『世界』という部分でも、OFGムエタイというのは一番やっていきたいところではあるので、その始まりの一戦になるのかなと思っています。すごく楽しみですね」

──今回勝って、KNOCK OUTにも継続参戦したいという意思はありますか?

「それはもちろんあります。リアルに考えたら、KNOCK OUTの同じ階級の選手がNJKFに来て闘うより、まだ知名度的にも実力的にも、自分が動いて知名度をつけていって、KNOCK OUTのリングで勝つことによって、『NJKF所属の選手なんだな』というところも少しは見てもらえると思うんですよね。だからNJKFを背負って、KNOCK OUTに継続的に参戦させてもらえるような内容を見せたいなと思っています」

──NJKFの切り込み隊長的な立場になれればというところですね。

「そうですね。NJKFはずっと昔から、ヒジありのキックボクシングで『打倒ムエタイ』を掲げてやってきています。KNOCK OUTにも、強力な海外選手だったりがたくさん出ていますよね。だから自分が作り上げてきたヒジありのキックボクシングを生かして、しっかりとNJKFの切り込み隊長としてやっていければいいなと思っています」

──今回はライト級での試合ですが、階級についてはどう考えていますか?

「普段、NJKFのスーパーライト級でやっていて、それが63.5kgリミットなんです。KNOCK OUTのライト級が62.5kgで、スーパーライト級が65kgですけど、自分は両方やれるので、KNOCK OUT側に提示していただいた試合を、本当に断ることなくやりたいなとは思ってます」

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

「KNOCK OUTのファンの方だと、僕のことを『はじめまして』の方がメチャクチャ多いと思うので、入場から退場まで、自分の試合内容も含めて本当に自分が一番大切にしている武道の礼節の部分を見てほしいなと思います。試合ではもちろん殴り合うんですけど礼節というところをすごく大事にしていて、当日もしっかり見せたいと思っているので」

──ちなみに、武道は何かやっていたんですか?

「いえ、もともと別にバックボーンとかは特にないんですけど。自分のジムの会長がすごく大切にしているのが礼節の部分で、自分がちっちゃい時にジムに入った頃から本当に教わった部分なんです。特に何をするというわけでもないんですけど、自分の立ち振る舞いとかにそこは全部見えると思うので、会長と作り上げてきたものを、試合内容と、それ以外の全部で見せたいなと思っています」

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