シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】19歳・川上叶が佐藤執斗を2RでKO、初代バンタム級王者に輝く

2019/11/28 22:11
シュートボクシング協会「SHOOTBOXING 2019 YOUNG CEASER CUP CENTRAL #26」2019年11月24日(日)愛知・ホテルプラザ勝川 ▼第9試合 メインイベント CAESARS LEAGUE2019 初代SB日本バンタム級王座決定戦 エキスパートクラス特別ルール 3分5R延長無制限R〇川上 叶(龍生塾/同級1位)KO 2R2分58秒×佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ/同級2位)※川上が初代王座に就く。  5月から開幕したバンタム級(52.5kg)での総当たりリーグ戦「CAESAR’S LEAUGE 2019 ランキング戦」の最終戦となり、上位同ポイントの川上と佐藤が王座を懸けて対戦した。なお、両者は2016年8月に対戦しており、川上が3RKO勝ちしている。  1R、右ミドル、サイドキックと蹴り技で距離を取る佐藤に対し、川上が左ミドルを出しながら圧力をかける。左のインローも散らす川上は左ストレートでダウンを奪う。トドメをささんと一気に仕掛けた川上は再び左ストレートでダウン奪取。 2R、蹴り技で距離を取る佐藤に、川上は左ミドルからパンチにつないで主導権を握る。テンカオで佐藤のボディを削り、さらにコーナーに詰めてパンチ連打。佐藤も応戦したが、再び左ストレートを浴びせた川上がKO勝ち。新チャンピオンに輝いた川上はマイクを握ると「試合前は不安で怖かったのですが、勝てて人生で一番嬉しいです。これから他団体の強い選手を倒していくので注目して下さい」とアピールした。 ▼第8試合 SB日本スーパーウェルター級(-70kg契約) スターティングクラスルール 3分3R延長2R〇璃久(志真会館)TKO 1R2分33秒 ※レフェリーストップ×RARDA(ネックススポーツ/同級5位)  昨年12月の浅草大会で村田義光を1RKOで下し、スーパーウェルター級ランキング入りしたRARDAが、2戦無敗の新鋭・璃久と対戦した。1R、右ミドル、右ストレートを当てる璃久は首投げを決めてシュートポイント1を奪う。RARDAとの打ち合いにも応じる璃久は再び投げを見舞うと、RARDAは先に手を付いてしまったために肩を脱臼。そのまま立ち上がれず、璃久がTKO勝ちした。 ▼第7試合 女子-48kg契約 MAX FCルール 2分3R〇ユリカ.グラップリングシュートボクサーズジム(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本女子ミニマム級4位)判定2-0 ※30-29、30-30、30-29×ワン・ジンロン(台湾/ironboxinggym)  前ONE王者キル・ビーが所属する名門ジムのワン会長一押しのジンロンをユリカが迎え撃った一戦。高身長のジンロンは右ミドル、左ジャブとリーチ差を活かした攻めを見せる。ユリカは被弾する場面が多く劣勢だったが、3Rになるとカウンターの右ストレートがヒットし始める。決定打はなかったが、強打を当てる印象付けたユリカが僅差の判定勝ち。 [nextpage] ▼第6試合 女子49kg契約 スターテイングクラスルール 2分3R延長2R〇ほのか(カナロアジム)判定3-0 ※三者とも30-28×渡辺奈央(キング・ムエ)  1Rからほのかがパンチ連打で渡辺を圧倒。2Rも、ほのかが顔面前蹴り、右ストレートを炸裂させて追い込んだが、渡辺はタフネスぶりを発揮し、倒れることなく反撃。3R、打たれながらも前に出る渡辺に、ほのかが手数で攻める展開のまま終了。ほのかが判定勝ちし、熱い試合を繰り広げた渡辺にも拍手が送られた。なお、ほのかがヤングシーザー杯MVPを獲得。 ▼第5試合 -57.0kg契約 スターテイングクラスルール 2分3R延長2R〇山田彪太朗(シーザージム)判定3-0 ※三者とも30-24×土井涼雅(グラップリングシュートボクサーズ多治見)  シーザージム期待の新鋭・山田ツインズの兄、彪太朗が愛知大会初登場。1R、右ロー、左ボディと早いコンビネーションを見せる山田がパンチでこのラウンドに2度もダウンを奪う。2Rもボディブロー、ヒザ蹴りでダウンを奪った山田。後のない土井も反撃するが、3Rも早い攻撃を仕掛ける山田が大差を付けて判定勝ちした。 ▼第4試合 バンタム級(52.5kg契約) スターテイングクラスルール 2分3R延長2R〇大羽理斗(BELLWOOD FIGHT TEAM)判定3-0 ※29-27、30-27、30-27×羽田翔太(KIXTARSJAPAN)  1R、お互いに積極的に打ち合いを見せる中、大羽はボディへのヒザ蹴りでペースを握る。2R、ひたすら手数を出す大羽が前進し、劣勢ながらも羽田もパンチを返す。3R、投げ技でシュートポイントを奪った大羽はスタンディングフロントチョークでもキャッチポイント奪取の大羽が判定勝ち。 ▼第3試合 ライト級(62.5kg契約) スターテイングクラスルール 2分3R延長2R〇田中翔太(THEBODYBOX)判定3-0 ※三者とも30-28×長谷川祐也(フォレストプラス)  1Rはお互いに慎重に蹴り合う展開。2Rには、田中が左の蹴りを増やして主導権を握る。3Rもパンチ連打とヒザ蹴りで長谷川を削っていく田中が判定勝ちした。 ▼第2試合 MAXF C JAPAN提供試合 MAX FCコンテンダールール 70.0kg契約 2分3R ※ヒジなし〇康輝(キング・ムエ)TKO 2R1分57秒×杉野芳則(LAIDBACK/STCC2019マスターズ65kg-70kg王者)※チャレンジマッチ  1Rから長身の康輝が左ミドルを出して圧力をかける。パンチで2度のダウンを奪った康輝に対し、2R、杉野も果敢にパンチを返していったがパンチとヒザ蹴りで追い込まれてダウン。康輝がKO勝ち。 ▼第1試合 SB日本スーパーライト級 スターティングルール 2分3R延長2R〇有田一貴(THE BODY BOX)※デビュー戦判定2-0 ※29-29、30-28、29-28×横田凛太郎(BELLWOOD FIGHT TEAM)※デビュー戦  1R、激しく打ち合い両者。横田は左ストレートを当てるも、2Rには有田が右ストレートで反撃。3R、手数の落ちない有田は飛びヒザ、右ストレート主体の攻めで判定勝ちした。
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