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【RIZIN】柏木Pが異例の長文リリース! 1回戦は上田幹雄vs.エドポロキング! 残り1枠に酒井リョウ抜擢でスダリオ剛と対戦。貴賢神、赤沢幸典は落選=8月11日(火・祝)『RIZIN.54』TOYOTA ARENA TOKYO

2026/07/24 17:07
 2026年8月11日(火・祝)の『RIZIN.54』(TOYOTA ARENA TOKYO)で開幕する「RIZIN JAPAN GPヘビー級トーナメント」の出場4選手と組み合わせが決定した。 ▼RIZIN JAPAN GPヘビー級トーナメント1回戦 5分3R ※選手名から前戦上田幹雄(BRAVE)vs.エドポロキング(ROOTS GYM) ▼RIZIN JAPAN GPヘビー級トーナメント1回戦 5分3Rスダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)vs.酒井リョウ(RANGER GYM)  6月6日の『RIZIN LANDMARK 14 in SENDAI』仙台大会では残り1枠を争う「査定試合」が行われ、1.2kgの体重超過だった貴賢神が酒井リョウを76秒 TKOに下していたが、榊原CEOは大会後、勝者について「最初のハードルでコケてる。酒井が漢気を見せなければノーコンテンスト。今回の試合をもってしてGPに推す気持ちにはならない」とバッサリ。結果、貴賢神は当確とならず。  また、5月のDEEPで金田一孝介に1R TKO勝ちした赤沢幸典も落選。代わりに、元DEEPメガトン級王者・酒井リョウのヘビー級トーナメント出場でスダリオ剛と対戦。もう一つの1回戦では、上田幹雄とエドポロキングがいきなり激突する。  8月11日の開幕戦に先駆けて、RIZINヘビー級GPを統括する柏木信吾プロデューサーはメディアに向けて、異例の長文の声明を発表した。  柏木氏は、「最後の一枠に酒井選手を選んだ理由としては、酒井選手の普段の発言、立ち居振る舞い、そして何よりも格闘技に対する情熱が、私の見ているヘビー級のビジョンに一致しているからであります。格闘技への情熱があり、勝っても負けてもヘビー級の魅力を最大限に見せる事ができる選手。それが酒井リョウという漢だと私は思います。今RIZINのヘビー級に求められているものを一番理解している酒井リョウ選手を信じて、この度選考させていただいたという経緯になります」と、仙台で敗れながら酒井を抜擢した理由を説明。  さらに、「『スター不在』『選手不足』『ヘビー級はいらない』そんな声を私は全面否定したいと思います。ヘビー級がなければ今のRIZINはありません。『もう一度、日本からヘビー級の歴史を動かす』それは過去への郷愁ではありません。PRIDEを懐かしむためでも、あの時代を再現するためでもありません。これから先10年、20年後に振り返った時『あの大会から、新しい日本ヘビー級時代が始まった』──そう語られる未来を創るためです。『RIZIN WORLD GP 2026 HEAVYWEIGHT JAPAN TOURNAMENT』これはただのトーナメントではありません。ジャパニーズMMAが再び世界へ挑む新たな歴史の第一章です」と、ヘビー級での『vs.世界』への熱い思いが記されている。 ◆柏木信吾RIZINヘビー級GPプロデューサーより(全文) 「平素よりRIZINならびに日本格闘技界への多大なるご支援を賜り心より御礼申し上げます。RIZINヘビー級GPプロデューサーの柏木です。毎大会勝者だけでなく、敗者とその舞台裏にある物語までも丁寧に伝え続けてくださるメディアの皆様の存在が、日本格闘技の歴史を紡ぎ、未来へと繋ぐ大きな力になっていると強く感じます。この場をお借りして深く感謝申し上げます。  私が青春時代を過ごした格闘技黄金時代における日本の格闘技には、時代を象徴する“景色”がありました。世界中の強者が日本に集い、『世界最強とは誰か』という、ただ一つの答えを求めて拳を交えた時代がありました。 『世界最強』  言葉にすると簡単なものに聞こえますが、これは誰もが目指せるものではありません。無条件に世界で一番強い人間になるためには持って生まれた体格、つまり天が与えた才能、神様から選ばれた人間にしか、それを名乗る資格が与えられないのです。  世界のTKこと髙阪剛さんも『ヘビー級にはヘビー級の戦い方がある』と発言しているように、同じ総合格闘技でもほかの階級と異なりヘビー級だけに求められるもの、ヘビー級だけの戦い方が存在するのです。  2000年に行われたPRIDEグランプリはまさに世界最強を決める世界で初めての試みでした。世界中から16人の猛者が集まり、優勝を果たしたアメリカのマーク・コールマンを筆頭に、昨今映画『スマッシングマシーン』で話題となったマーク・ケアーやウクライナのイゴール・ボブチャンチンなどのパフォーマンスもあり、東京ドームを揺るがせたヘビー級の衝撃はそのまま日本総合格闘技業界に影響を及ばせ続ける事になります。  2004年のPRIDEヘビー級グランプリにはニューフェイスが登場し、その中でセルゲイ・ハリトーノフやジャイアント・シウバが定着するきっかけとなり、ケビン・ランデルマンが優勝候補であるミルコ・クロコップをKOするという世紀のアップセットが起こりました。また、このグランプリで皇帝ヒョードルが60億分の1の男として認知されるようになりました。  ヘビー級の勢いはこれに留まらず、2006年のPRIDE無差別級グランプリでは「無冠の帝王」と呼ばれたミルコ・クロコップが悲願だったグランプリ優勝を果たし、日本総合格闘技史上最高のリアルヒューマンドラマが生まれ日本中の格闘技ファンの心を震わせました。  その後時代はPRIDEからDREAMへと移り、軽量級とミドル級がメインの軸となる大会が行われるもやはり何かが物足りなかったのです。その中、産声を上げたのが日本総合格闘技史上最大のチャレンジである『スーパーハルクトーナメント』です。キックボクサー、メジャーリーガー、力士、アメリカンフットボーラー、超人など多岐にわたる参戦者から構成されたまさに『スーパーハルク』の名にふさわしい顔ぶれが集結し、Dynamite!!~勇気のチカラ2009~で行われた決勝戦で超人ミノワマンが日本人初となるグランプリ優勝者となりました。  日本総合格闘技界が見てきたヘビー級の熱狂はPRIDEという伝説を生み、DREAMを経て、そして今RIZINへと受け継がれています。  2015年12月29日に行われたRIZIN旗揚げ大会のテーマは『SARABAの宴』でした。この大会ではヘビー級グランプリ一回戦の他、時代を築いたエメリヤーエンコ・ヒョードル、桜庭和志、青木真也などが並び、歴史へのリスペクトを込めつつ過去との決別を意味する大会でした。そして2日後に行われた日本総合格闘技の新たなるアイデ ンティティを確立させる『IZAの舞』のメインアトラクションはそう、ヘビー級トーナメントの準決勝と決勝戦でした。  日本の総合格闘技の過去と未来をつなぐ役割を担ったのは他でもないヘビー級だったのです。  そして2016年RIZIN無差別級グランプリではミルコ・クロコップが優勝し、日本総合格闘技界は時代を超えた王者がレジェンドとして確立する瞬間を目の当たりにしました。  歴史は決して完成した物語ではありません。すべての物語は今に繋がり、今を生きています。  時代は変わり、スターは生まれ、去っていきます。  振り返ってみると過去RIZINに出場したヘビー級選手は後に『UFC王者』『BELLATOR王者』『PFL王者』と世界タイトルを獲得しています。イリー・プロハースカはUFCライトヘビー級王者になり、ジャルジーニョ・ホーゼンストライクはランカー入りし、クリス・バーネット、ジュニア・タファ、は見せ場を作る活躍をしています。ロッキー・マルチネスは残念ながら勝利する事なくリリースとなりましたが、RIZINを代表して勇敢に戦ってくれました。ワジム・ネムコフはBELLATORライトヘビー級王者、そしてPFLヘビー級王者という快挙を達成し、バレンティン・モルダフスキーはBELLATORヘビー級暫定王者になりました。カール・アルブレックソンはBELLATORで良い戦績を残したあとスウェーデンのSuperior Challengeライトヘビー級王者にな り、ブルーノ・カッペローザはPFL2021年ヘビー級トーナメントを優勝しました。その決勝戦の相手だったアンテ・デリアは翌年2022年のヘビー級トーナメントを制してその流れでUFCと契約し、現在も活躍中です。  このように日本で脚光を浴び、日本から世界に羽ばたいていったヘビー級選手たちが日本総合格闘技の魂を、まさに伝道者のように世界に伝えています。  RIZIN10周年となった2025年は原点回帰としてヘビー級ワールドグランプリを開催しました。世界中のプロモーターの協力を得ながら行ったヘビー級グランプリは日本人選手が敗退し、外国人戦選手たちがトーナメントを引っ張っていくと言う形になりました。優勝したアレクサンダー・ソルダトキン、準優勝のマレク・サモチュクがこの後世界でどのような活躍をするのか楽しみにしつつ、RIZINは日本人選手がどのように世界に食らいついていけるのかを考えなければならないと思います。  圧倒的な象徴がいなくても成立する階級。それがヘビー級であり、そこだけが持つ圧倒的な迫力と、一撃で状況を変える力。一振りですべてをひっくり返すパワー。その浪漫を、日本は再び求めています。 『スター不在』『選手不足』『ヘビー級はいらない』  そんな声を私は全面否定したいと思います。ヘビー級がなければ今のRIZINはありません。 『もう一度、日本からヘビー級の歴史を動かす』  それは過去への郷愁ではありません。PRIDEを懐かしむためでも、あの時代を再現するためでもありません。  これから先10年、20年後に振り返った時『あの大会から、新しい日本ヘビー級時代が始まった』──そう語られる未来を創るためです。 『RIZIN WORLD GP 2026 HEAVYWEIGHT JAPAN TOURNAMENT』  これはただのトーナメントではありません。ジャパニーズMMAが再び世界へ挑む新たな歴史の第一章です。  RIZINヘビー級が絶対的な存在感を確立するための生き残りをかけた勝負です。  そして本日、その歴史を刻む最初のページとなる一回戦の組み合わせを発表いたします。  最後の一枠に酒井選手を選んだ理由としては、酒井選手の普段の発言、立ち居振る舞い、そして何よりも格闘技に対する情熱が、私の見ているヘビー級のビジョンに一致しているからであります。格闘技への情熱があり、勝っても負けてもヘビー級の魅力を最大限に見せる事ができる選手。それが酒井リョウという漢だと私は思います。  今RIZINのヘビー級に求められているものを一番理解している酒井リョウ選手を信じて、この度選考させていただいたという経緯になります。  誰が勝つのか。  誰が散るのか。  誰が新たな歴史の主人公になるのか。  その答えは、まだ誰にも分かりません。だからこそ、人は格闘技に心を震わせるのです。  8月11日のToyota Arena Tokyo、そして11月8日のLaLa Arena TOKYO-BAYで『ヘビー級の試合が一番印象に残った』とファンのみなさまが口にするような熱く、感動的な戦いにご期待ください! RIZINヘビー級GPプロデューサー柏木信吾」 [nextpage] ◆『RIZIN.54』ヘビー級JAPAN GPトーナメント出場決定選手 8月11日(火・祝)TOYOTA ARENA TOKYO 上田幹雄、ソルダトキン戦から再起なるか。北米修行も  上田幹雄は、2019年11月の「第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会」で16年ぶり日本人で頂点に立った極真空手世界王者。22年4月、初参戦のRIZINで髙阪剛にTKO負けを喫しMMAの洗礼を受ける。23年6月に関根“シュレック”秀樹を1RTKOし、RIZIN初白星。大晦日にスダリオ剛を2R TKOに下し2連勝。24年6月、ポーランドのシェミスラブ・コバルチェクに腕十字で一本負けも、24年大晦日にROAD FC二階級王者キム・テインを2R ヒザでKOし、再起。  25年4月、満を持して迎えたヘビー級GP初戦で1R 63秒、練習仲間のシビサイ頌真にKO勝ち。7月、トーナメント唯一の日本人選手として準決勝に臨んだが、優勝のアレクサンダー・ソルダトキンに2R パウンドTKO負けでGP敗退。その後、米国キルクリフFCで出稽古も敢行、MMAレスリングをはじめとする技術研鑽に励む。今回のジャパンGPで日本ヘビー級最強の座を証明するか。MMA5勝3敗。5月1日に31歳となる。 エドポロキング、1年5カ月ぶり3度目のRIZINで覚醒なるか  エドポロキングは、ナイジェリア人の父親と韓国人の母親を持つミックスで、身長204cm、リーチ217.5cmの規格外の身体を持つ。幼少期に始めた野球では日体大柏高校在学中に通算28本塁打を記録し、県内でも注目された。弟は21年に日本航空(山梨)で甲子園に出場したエドポロケイン。22年、生まれ持ったフィジカルを試すべくMMAを開始。23年よりBreakingDownに参戦、得意のヒザ蹴りで連勝。7月のRumbleで侍マーク・ハントに1R左フック&パウンド連打でTKO勝ちで戴冠。セネガル修行を経て24年5月、Rumble#3でプロデビュー。ナイジェリアのテリー・ワガンダを1Rわずか15秒 KO。大晦日のRIZINデビューを決めると、貴賢神を1R、首相撲から顔面ヒザを効かせて左右連打で鮮烈KO。  RIZIN2戦目となった25年3月、酒井リョウと対戦。元DEEPメガトン級暫定王者である歴戦の猛者にテイクダウンされ、ノースサウスチョークであわや一本負けの場面も許したものの、2Rに下から体勢を入れ替えてTKO勝ち。その後、米国修行を敢行し、UFC二階級制覇王者アレックス・ペレイラとトレーニング、ペレイラのHCであるプリニオ・クルスのもと鍛錬に励む。1年5カ月以上を経て3度目のRIZINの舞台に立つ今回、進化したシン・エドポロキングの姿を見せるか。MMA3勝0敗。25歳。 スダリオ剛、20代最後の年にMMA日本最強の称号を手にするか  スダリオ剛は、中学時代に現在NBAで活躍する八村塁のライバルとして鎬を削るなど幼少期より抜群の運動神経を発揮。13年に貴乃花部屋に、弟の貴賢神と双子関取として入門し将来を嘱望されたが、暴行問題を起こし19年に角界を引退。20年9月、初参戦のRIZINでディラン・ジェイムスにTKO勝利でMMAデビュー。3連勝後、エクストリーム・クートゥアーでラスベガス修行も敢行。21年6月、シビサイ頌真に3R一本負けで初黒星。10月の再起戦で勝利も、怪我により長期離脱。復帰戦となった22年7月、関根“シュレック”秀樹を1R 53秒TKO。しかし大晦日にジュニア・タファの打撃に屈した。23年4月、ロッキー・マルティネスに判定勝ちで再起を飾ると、10月にはイム・ドンファンを右アッパー&パウンドでTKO。23年大晦日、上田幹雄にTKO負け、24年6月にはBreakingDownで安保瑠輝也とキックルールで対戦し延長判定負け。 11月、加藤久輝にTKO勝ちで再起を果たした。  25年5月のへビー級GP1回戦ではジョゼ・アウグストと対戦、1Rに右を被弾しダウンを喫して判定負け、自国開催のGPで無念の初戦敗退。10月には、韓国のAPEC 2025 Korea Commemorative World MMA Competitionで、元Bellator&PFLファイターのダヴィオン・フランクリンと対戦予定も試合がキャンセルされた。この間、ブラジルのロータスクラブで元KSWヘビー級王者のフェルナンド・ロドリゲスらとも練習。1年半以上を経てリング復帰となる今回、20代最後の年にMMA日本最強の称号を手にするか。MMA9勝4敗。5月13日に29歳となる。 体重超過の貴賢神に涙の敗戦も、GP出場へ  酒井は、MMA15勝14敗の元DEEPメガトン級暫定王者。39歳。2012のGRABAKA 2 LIVE!!でプロデビュー。以後、DEEPメガトン級を主戦場に活躍。関根シュレック秀樹やシビサイ頌真らRIZINファイターたちとも激闘を繰り広げてきた。20年2月、初参戦のRIZINで実方宏介とキックルールで対戦もKO負けを喫した。その後21年12月からは4連勝。その勢いで22年11月に赤沢幸典を左右フックからパウンドでTKOに下し、DEEPメガトン級暫定王座を獲得すると、23年7月の水野竜也との再戦で1R TKO勝ちで王座防衛に成功。24年3月には同級正規王者のロッキー・マルティネスと王座統一戦で再戦。ジャッジ5名がドローの接戦のなか、マスト判定で惜敗し王座陥落した。  再起戦の24年11月、元ONEの長谷川賢と対戦。2R、長谷川の後頭部打撃による負傷判定で勝利。25年3月、5年ぶりのRIZINの舞台に、念願のMMAルールで参戦。204cmの長身のエドポロキングの打撃をかいくぐり、1、2Rとテイクダウンを成功させノースサウスチョークで勝利まであと1歩に迫るもロープを蹴ったエドポロキングに上下を入れ替えられて無念の逆転TKO負け。25年8月にDEEPメガトン級王座決定戦で、14歳若く、かつての練習仲間である大成と対戦。3R サッカーボールキックでKO負けで連敗を喫し、メガトン級正規王者のベルト戴冠ならず。26年3月、元GRACHAN王者の荒東“怪獣キラー”英貴をDEEPで迎え撃ち、1Rに左フックでダウンを奪い、パウンド&ヒジでTKO勝ち、再起を遂げた。6月、仙台で10歳若い貴賢神を相手に、MMA30戦目の節目の試合に出陣。悲願のRIZIN初勝利&GP残り1枠を争う「査定試合」に臨んだが、1.2kgの体重超過だった貴賢神との試合を受けて、76秒、涙のTKO負けを喫していた。
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