囲み取材で覚悟と怒りを語った那須川
2026年9月27日(日)東京・TOYOTA ARENA TOKYO『Prime Video Boxing 16』の公開記者会見が7月23日(木)東京・新宿シネシティ広場にて行われ、WBC世界バンタム王者・井上拓真(大橋ジム)vs.挑戦者・同級1位の那須川天心(帝拳ジム)の再戦が発表された。
公開記者会見終了後、囲み取材に応じた那須川は「1回やられてますからね。話すこともないし、しっかり拳で語るしかない」と、後は戦うだけとする。

キャッチコビーに“これで最後だ”との言葉が使われていた意味を聞かれると、「僕が考えたわけじゃないですけれどね(笑)。今回僕とやるの最後だし、俺も拓真さんとやるのは最後だと思うので。大きなリスクを背負って戦うってリスクがあるっすよね。こんな短期間で負けたら、もうみんなの前で恥をさらすことになるわけじゃないですか。でも、期間じゃないので。試合が組まれたイコール五分五分なので。だからそこは関係ないです」と、井上と戦うのはこれが最後になるだろうとの背水の陣で臨むとした。
ボクシングの試合がこれで最後になるという意味ではない、と確かめられると「最後なわけないじゃないですか(笑)」と笑いながらも、「でも、ここで負けてるようではもう希望を持てないんじゃないですか。お客さんから見てもそうだと思うし、同じ相手に2回も負けるようなことがあったら応援の仕方も分からなくなるだろうし、そうしたらエンタメ路線に走るしかいけなくなっちゃうから」と、最後の気持ちで臨むとの決意。
とはいえ「あの日の自分を超える、というだけで負けたら…とは考えてない」とし、「やるしかないので。しかも普通の勝ち方ではダメだと思うので。しっかりKOしなくちゃ。完全決着。人の手に委ねるとボクシングだと曖昧ですから。割れますから。人の手に委ねず自分らの拳で決着をつけないと」と、判定には決着を委ねたくないとの意思も示した。

前回の対戦とは「ガラッと変わるし、最初から打ち合うつもりでもあるし、足を使うやり方もあるし、全局面何が来ても大丈夫なように用意している」とし、「あの時の俺を想像して戦ったら痛い目を見るぞっていうのは言っておきたい。どっからでもかかってこい」と、初対決の時の自分とは全く違うと断言した。
会見の冒頭では「ナメんじゃねえよっていうか、顔じゃねえなっていうのはあります」との発言があったが、これは誰に向けて言ったのかと問われると「全体にですよ。ぬるくないですか。イベントじゃないんだから。最初に試合発表して30分経ってから俺らが出てきて会見みたいな。なんで発表しちゃうの、意味ないじゃんって話じゃないですか。全員プロ意識が足りないなっていうのが常にあります。アマチュアでやってるわけじゃないし、表に出て自分の名前を出して削られる仕事、生半可な気持ちで舞台を用意されても。対戦相手もそうだし。こんだけ外でやって、返り討ちにしますとか応援お願いしますって、なんだよそれって感じじゃないですか。見てくれた人や来てくれた人がどう思ったか分からないですけれど、俺はこれがプロの仕事じゃないけれどなって思います」と、会見の制作陣にも井上にも不満を漏らした。

再戦はキックボクシング時代にも経験しているが、自分が負けてからのリベンジ戦はもちろん初。それでも「こういう時の俺は強いって自分では思っています。目的は一個なので。やり返すだけなので。目的一個、手段一個のヤツは強いと思うので。ぬるくないというか。コイツに勝てば何でもいい、それだけなので」と、やり返す気持ちがある自分の方が強いとする。
そして「俺が勝たないとボクシング界も盛り上がりがあまりないと思うので、しっかり勝って話題と笑いを提供していきたいと思います(笑)」と、自分が王者になってボクシング界を盛り上げていきたいと語った。





