▼第5試合 ONEストロー級(-56.7kg)キックボクシング世界タイトルマッチ 3分5R
〇ジョナサン・ディベラ(イタリア/カナダ/Team Di Bella Kickboxing/王者)
判定3-0
×ジャン・ペイメン(中国/Shengli Fight Club/挑戦者)
※ディベラが2度目の防衛に成功。
ディベラは格闘家だった父に2歳から教えを受け、極真空手の黒帯を取得。アマチュアキックボクシングで20勝(17KO)無敗、アマチュアボクシング6勝無敗の戦績を収めてキックボクシングのプロに転向するとISKA北米王座やISKAインターコンチネンタル王座を獲得。GLORYにも出場した。2022年10月にONE初参戦を果たすと、いきなりONE世界ストロー級キックボクシング王座決定戦に抜擢され、ジャン・ペイメンを判定で破り新王座に就いた。
2023年10月にはダニエル・ウイリアムスを判定で破り初防衛に成功。しかし、4月の2度目の防衛戦前にハイドレーションテストの検体を提出できず王座は剥奪に。2024年6月、プラジャンチャイとの同王座決定戦で復帰したが、判定3-0で人生初黒星。しかし、2025年3月の日本大会でサムエーを破り暫定世界王座に就くと、10月の正規王者プラジャンチャイとの王座統一戦で判定勝ち。正規王座に就くと共に初防衛に成功した。戦績は15勝(4KO)1敗。
“中国の天心”の異名を持つペイメンは、中国「EMLegend」等で活躍し、23勝18KOをマークするなど“最強中学生”として話題となり、2022年3月にONEデビュー。10月にONE世界ストロー級キックボクシング王座決定戦に臨んだが、ジョナサン・ディベラに判定で敗れ戴冠ならず。その後はアリーフには勝利もサムエー、ルイ・ボテーリョに連敗を喫したこともあったが、トンプーン、エリス・バルボーザに連勝してディベラとの再戦に辿り着いた。ONE戦績は6勝4敗。

1R、サウスポーのディベラはいきなり速いジャブ。ペイメンが前へ出てくると右ロー、左ボディ。ペイメンも負けじとコンビネーションを回転させる。至近距離で打ち合う両者、ペイメンがヒットを奪う。両者かなりアグレッシブな展開だ。

ディベラは左インロー、遠い距離からの左ストレート、左ミドル。ペイメンもすぐに前へ出てのワンツー。ディベラは下がって距離を取り、左インカーフを蹴る。ペイメンの右ストレートをもらうとディベラは左フックを返す。前に出るディベラはペイメンと打ち合う。ディベラ優勢。

2R、ワンツーで入るディベラにペイメンもワンツーを返すが、ディベラはすぐにステップバック。出入りの速いディベラにペイメンは飛び込んでの左フック。左インローから右フックを打つディベラ。左フック、左ボディを狙うペイメンに右フックを合わせるディベラ。またも打ち合いとなり、両者被弾するがディベラが最後に当ててガッツポーズ。

左ストレートにのけ反るペイメンだが、右ストレートを当て返す。ディベラは左ミドルからの左ストレート。中に入って来たペイメンには右フック。ディベラのワンツーにはペイメンが左フックを返す。積極的に前へ出て右ストレート、左フックを放つペイメンだが、ディベラは連打でパンチをまとめる。ディベラのラウンドか。

3R、ディベラはワンツーから右インカーフ、すぐに右フック。ペイメンも負けじと飛び込みの左右フック。ディベラの左ボディにはペイメンが左フックを当てる。ペイメンも右カーフを蹴り、ワンツーでディベラをコーナーへ追い込むが、すぐに脱出。ペイメンの一発に対し、ディベラは連打を返す。

打ち合いに行くペイメンにディベラも打ち合うが、ペイメンの左フックがヒット。前に出て打ち合いに行くペイメンにディベラも左フックを返すが、ペイメンのボディに身体を丸める。ロープを背負うディベラ。ペイメンのラウンドに。

4R、左ストレートと左インカーフのディベラに、前へ出て左フックとヒザをボディへ突き刺すペイメン。さらに前へ出てボディを攻める。ディベラも必死の応戦。ペイメンの左右ボディに身体を丸めるディベラだが、左フックを返す。ペイメンの左フックがヒットも、ディベラは打ち返す。

ディベラの左ストレートにペイメンが左フック、もう一度左ストレートに左フックでディベラがグラつく。ペイメンの右ストレートもヒットし、さらにボディを打つ。ワンツーを打つディベラだが手数はかなり減り、ペイメンの構成が目立つ。ディベラが左を出してくるとボディを打つペイメン。手数とクリーンヒットでペイメンか。

5R、ペイメンのワンツーにディベラは左ストレート、左フックには右フックを合わせようとする。ペイメンの左フックにディベラが右フックという展開が続く。ディベラは左ボディストレートから左ヒザ。手数の少ないディベラだが、ペイメンの攻撃に丁寧に攻撃を返す。

ディベラの左ストレートでペイメンのマウスピースが吹っ飛ぶ。左フックで攻め込むペイメンを右フックで迎え撃つディベラ。下がってリターンを当てていくディベラは左ストレート。ペイメンの右に右フックを返すディベラ。コツコツと当てていくディベラに、前へ出て攻めの姿勢を最後まで見せたペイメン。

両者とも手を上げて勝利をアピール。判定は3-0でディベラが接戦を制して防衛に成功した。

ディベラは勝利者インタビューで「自信はありました。3、4Rで彼が勢いを増してきたのが分かりましたが、絶対に勝てるという自信が僕にはありました。ジャンが思い切り来てくれるのがとても好きです。そういう選手との戦いは僕も思い切り戦うことが出来る。そしてひとつ、日本のチャンピオンと次は対戦したい。次回の日本大会は間に合わないけれど、近いうちに。そして今日は父の誕生日なんだ。だからこのベルトは父に贈ります。いつもサポートしてくれてありがとう」と、日本大会についても語った。




