2026年12月12日(土)オランダ・ゲレドームで開催されるビッグマッチ『GLORY COLLISION 10』のコ・メイン(セミファイナル)が発表された。モロッコを代表する2選手が激突する。
6月のライトヘビー級グランプリで一夜に3人を倒し、新たなGLORY世界ライトヘビー級王者となったモハメド・トゥチャッシーが、タリク・カバベを相手に初防衛戦に臨む。
GLORY世界王座に就いたことで、その功績を称えられモロッコ国王から祝福を受けたトゥチャッシー。その新王者の初防衛戦の相手は10歳年上の友人であり同胞、そして元王者のカバベだ。
カバベは2015年スーパーコンバット・ワールドグランプリ・ヘビー級トーナメント優勝の実績を持ち、2018年6月からは『ONE』に参戦。4連勝してONEキックボクシング世界ライトヘビー級王座に挑戦したが、ローマン・クリークリャにTKOで敗れた。2021年1月からはGLORYに参戦し、ヘビー級でリコ・ヴァーホーベンやアントニオ・プラチバット、ライトヘビー級でマスロボイエフといった強豪たちに4連敗を喫したが、2023年3月にダニエル・トレドにTKO勝ち。
6月にGLORY世界ライトヘビー級暫定王座に就くと、2024年3月の王座統一戦で正規王者ドネギ・アベナを判定3-2の僅差で破り王座を統一した。しかし、6月の「GLORYライトヘビー級グランプリ」準決勝でアベナと再戦し、KO負け。12月のタイトルマッチでの再戦ではアベナに勝利してライバル対決に終止符を打った。2025年6月、3度目の防衛戦でマスロボイエフにTKO負けを喫して王座を奪われた。2025年10月、バフラム・ラジャブザデを王座決定戦で破り王座に返り咲きも、今回が1年2カ月ぶりの再起戦(王座は返上かはく奪)。戦績は53勝(29KO)11敗1分1無効試合。
カバベは「トゥチャッシーを尊敬しているが、12月12日、リングの中では友情は関係なくなる。私が復帰する理由はただ一つ――世界タイトルを取り戻すためだ。私はリング上でベルトを失ったことは一度もない。今こそ、全てを正す時だ。ここは私の階級であり、私のテリトリーだ」と、自分が真の王者だと言う。
対するトゥチャッシーは「チャンピオンとして、対戦相手を選ぶことはできません。彼は同じモロッコ人なので、できれば彼とは戦いたくなかった。しかし、これが私たちの仕事です。私たちには、養わなければならない家族がいます。ゴングが鳴れば、私たちはプロです」と、試合になれば私情は全て捨てて戦うだけだ、とコメントしている。