2026年9月12日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX 2026』の対戦カード発表記者会見が、7月8日(水)都内にて行われた。
K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(-65kg)タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者・朝久泰央(朝久道場)がアラッサン・カマラ(セネガル/Emergence Le Havre)の挑戦を受けての初防衛戦に臨む。
【写真】ジェロム・レ・バンナが素質に惚れ込んでサポートしているカマラ 会見ではカマラから「ジェロム・レ・バンナの現役最後の試合でセコンドに就いた僕が、ジェロムからK-1の未来を託されてからおよそ2年、ついにK-1王者になる日が9月12日に決まった。この試合は7月の福岡大会で組まれると思っていたので、かなり待たされただけにキングコングはK-1王座に飢えている。
朝久空手が素晴らしい技術と闘争心を兼ね備えていることは知っているが、僕には世界一のコーチであるマジドから教わったサバットならではの打撃、K-1そのものを作り上げたジェロムから直々に受け継いだK-1スピリットがある。K-1のKはカマラのK、そしてキングコングのKだ。キングの僕アラッサン、コングのアルフォセーヌ(※カマラ兄弟のキャッチフレーズ)で65kgから75kgの4階級をカマラツインズが制覇する。そのスタートがこの試合だ。
サッカーのワールドカップもアツいけれど、K-1はもっとアツいぜ。僕がフランスとセネガル2つの国を代表して、ド迫力のKO勝ちでK-1をより輝かせていくから見逃すな」とのコメントが読み上げられた。
それを聞いた朝久は「今のコメントって須藤プロデューサーが考えました?」と、須藤元気K-1プロデューサーが考えたのではないかと疑いの目を向けたが、須藤Pは「俺は考えてない」と否定。
朝久は「あまりにも上手な喋りだったので、カマラ上手だなと思ったんですけれど。カマラに対しては舌戦をするようなこともなく、彼はよく会場で会ったらブラザーって声をかけてくれる間柄ではあるんですけれど、自分はK-1の王として、カマラは強いし破壊力もあるけれど、俺の方がもっと強いし、俺の方がもっと破壊力もある。俺が必ず倒して勝つので、カマラの4階級制覇時代じゃなくて、俺がずっと勝ち続けてる限りは兄弟世界チャンピオンは常にリーチの状態なので俺はずっと勝ち続けて、兄貴も復活したらすぐ勝つと思うので、すぐに兄弟同時世界チャンピオンになりたいと思います。楽しみにしていてください」と、カマラツインズの野望は阻止するとした。
前回の佐々木大蔵戦の勝利で、カマラ幻想が高まっているようだがどう見ているのか、と聞かれた朝久は「自分としては大蔵選手に勝ったからといって何の幻想があるのかなという感じではある。強いって思われてる分、この試合も自分が瞬殺して、結局カマラって強かったのか弱かったのかっていう感じになる未来しかない。まずはカマラ選手がどうだというよりも、幻想とかいうよりも、朝久泰央の絶対的な強さを見せる。そんな戦いを見せたいと思っています」と、幻想があるなら一瞬で打ち砕くとする。
歯に衣着せぬ発言でアンチも多く、朝久が倒れる姿を見たいっていう声もあることにはどう思うか、との質問には「それはもう本当に大歓迎ですね。格闘技って自分だけを応援するんじゃなくて、相手がいることで成り立つ部分もあると思うので、朝久嫌いだな、こんなヤツいなければいいのにって思うヤツは全員カマラの応援をしてくれたらカマラも力になると思います。ただ、誰が応援したところで俺の勝ちは変わりないので、そういったところを見せたいと思っています。俺は強いので」と、自分が倒されるところを見たければカマラをどんどん応援してくれと余裕の発言。
ブラザーと呼んでくるカマラのどんなところが好きなのかと問われると、「会場で会ったらどっちのカマラか分からないけれど『よう、ブラザー』って言ってきて。その1分後ぐらいにまた別のカマラが来て『ブラザー』って言ってきて。さっきのブラザーはどっちっていう感じではあるんですけれど(笑)」と笑うが、すぐに険しい顔つきになると「朝久道場の教えとして、敵として立ったからには例え親兄弟であれ思いっきりやれって言われているので、ブラザーって言われてカマラは人間としても選手としても凄く好きではあるんですけれど、敵として立つ以上は全部自分のものを奪いに来る敵でしかない。だから、感情の指示のままに思いっきりやるだけだと思っています」と、敵になったからには思い切りやるだけだという。
空手家として、カマラのどこが優れていると見ているか、との質問には「自分は空手家というよりも朝久流の動きをしているだけなので。蹴りに関しては多分カマラ選手もサバット出身で、その他の選手と比べたら凄いなと思うし、リーチだったり距離感の作り方だったりは上手いと思うんですけれど、朝久流はまた別の次元で見ているので彼の方が優れてると思うところは何ひとつないですね」ときっぱり。
しかし、「負けてるとすれば、自分の人間性くらいですかね。人間力は確実に彼の方が優しいし、出来ていると思うのでそれぐらいです」と笑い、それは試合に影響するのかと聞かれると「ないと思います。ひねくれてるヤツの方が、フェイントだったり駆け引きが上手いので。自分は恋愛もそうですけれど、駆け引きしつつ決めるところをドンって決めるタイプなので。全部いい感じに決まると思います」と、恋愛に例えた。
また、須藤Pより「朝久選手には、圧倒的な身体能力と破壊力を武器にK-1王者を狙うカマラにここでしっかりと勝って、逆にMAXで日本人の70kgが今のところいないので、ぜひ階級も上げて挑戦してもらいたいぐらいな気持ちです」との言葉があったことについて「本当に考えていますね」と、70kgまで視野に入れていると発言。
「自分は62.5kgでも戦えますし、兄貴がチャンピオンになる階級が被っているので65kgでいるんですけれど、今のK-1を見てると全員がスポーツしすぎてるって思っていて。乱闘しろとかそういった話じゃなくて、デカいヤツを倒すとか、普通のスポーツにない、バイオレンスなところに格闘技のK-1の魅力があると思っています。自分がこの65kgの身体のまま67.5kg、70kgでやっていくと、朝久はどんな戦いを見せてくれるんだって全員がワクワクすると思うんですよね。
そう考えると、最終目標は70kgだと思っています。自分は62.5kgと65kgを獲ったので、67.5kgと70kgを獲ったら4階級じゃないですか。カマラ兄弟は2人で4階級って言ってるんですけれど、自分は1人で4階級狙っているので、その時点で見ている世界が違うなと思っています」と、自分は1人で4階級制覇するとぶち上げた。