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【Beatdown Promotions】豪州大会に日本から4選手が参戦。マシンTKO負けで戴冠ならず、中西テツオが一本負け、“ファイヤーボールコング”平川智也が炎の1R TKO勝ち、多田琴音がパイパーに1R ギロチン一本負け

2026/07/04 18:07
 2026年7月4日(土)豪州クイーンズランド州ブリスベンのイートンズ・ヒル・ホテルにて『Beatdown Promotions14』が開催された。  UFCフェイターを輩出するEternal MMA、HEX Fight Seriesに続く、豪州第3のMMAプロモーション『Beatdown Promotions』の代表は、かつてRIZINに参戦したダミアン・ブラウンがプロモーターを務める。 そんな日本と縁の深い団体には、これまでも多くの日本人選手が参戦。今回はマシン、中西テツオ、平川智也、多田琴音の4選手が参戦。 『ROAD TO UFC』でも、アジア勢のなかで豪州&ニュージーランド勢が頭一つ抜けている状況下、試合はマシン、中西、多田がフィニッシュ負け。平川智也が一矢報いるTKO勝ちで気を吐いた。 ▼Beatdown Promotionsライトヘビー級王座決定戦 5分5R〇トビー・サン(豪州)4勝0敗[1R 3分15秒 リアネイキドチョーク]×マシン(日本/BLUE DOG GYM)5勝2敗※サンがライトヘビー級王者に  アマチュア4勝無敗、プロ3勝無敗のサンは27歳で全試合フィニッシュ勝利中。対するマシンは2連勝中。24年11月に一慶に判定勝ち。前戦は25年11月のFightingNexusでダニエル・ゴメスに判定勝ち。  1R、ともにオーソドックス構え。マシンは右ローから。サンは左前蹴り。ケージ背にするマシンに右フック、右ストレート、左フックで詰めるが、マシンは押し戻す。  右ハイを打つサン。ブロッキングのマシンは2度目でバランスを崩す。組んだマシンに左小手で内股で投げたサンが上に。  亀のマシンに右足をかけてバックからリアネイキドチョーク狙い。パームトゥパームで絞めるが凌ぐマシン。解除際に金網に動くマシンをバックマウントからパウンドのサン。  リストコントロールから右腕を喉下に巻いて、リアネイキドチョーク。亀のマシンは後ろ手を剥がせず、タップした。  プロ4戦無敗でBeatdown Promotionsライトヘビー級のベルトを巻いたサンは、「自分のキャリアがどうなるかは分からないが、誰かが私の前に相手を立ててくれさえすれば、私はその相手を倒していくだけだ。正直、今はただ目を丸くしている状態です。何が起きているのか分かりませんが、これは本当に素晴らしいことです。そして、いつも応援に来てくれて、毎回チケットを完売させてくれるすべての人たちに、特別な感謝を伝えたいです。会場に来てくれる皆さん、そしてオンラインで観戦してくれている皆さんにも、心から感謝しているよ。僕たちはここに本当に多くの努力を注いできた。でも、この素晴らしい雰囲気を作り出しているのは、周りのみんななんだ。それが僕にとっての喜びなんだ。  ただ一言言いたい。ジムの仲間たちへ。そして、どのジムであれ、格闘技に取り組んでいるすべての人へ。僕が初めてマットに立ったのは、ちょうど5年前だ。そして皆も知っている通り、黙々と努力し、目標に向かって突き進めば、良いことはすぐに訪れる。必要なのは、チャンスに飛び込む勇気だけだ」と語った。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R〇ベン・ワトソン(豪州)10勝3敗[1R 4分04秒 ギロチンチョーク]×中西テツオ(日本/EQUIPO CERO)19勝12敗3分  中西は、PFCフライ級王者。25年7月のPFCで黒石大資にリアネイキドチョークで一本勝ちで戴冠後、12月に中国『Longsan Fight』でイェシチリにヴォンフルーチョークで一本勝ち。  26年2月の前戦はGRACHANでフェルナンドに判定勝ちで5連勝中。今回は、当初のリース・マクラーレンからベン・ワトソンに変更。178cmの長身でMMA9勝3敗。  ワトソンは、Etenal MMAで無敗のミッチ・マーティンとバンタム級王座を争いスプリット判定負けで惜敗している強豪で、26年1月の前戦ではEtenal MMAでマティ・イアンと暫定王座戦に臨み、1R TKO負けからの再起戦となる。  1R、一回り大きなワトソンはサウスポー構えからスイッチして右からダブルレッグテイクダウン。足をまとめる。中西はバタフライガードから蹴り上げもさばいてかつぎパス狙いのワトソンに右手で足を手繰る中西はスイープ狙いも戻すワトソンにいったん亀に。  がぶりのワトソンはハーフから左手で右足をかかえ上げて右ヒジ! 中西の立ち上がりにギロチンチョークを狙うが、そこに小外がけを合わせてテイクダウンは中西。  フルガードのワトソンにインサイドガードから細かいパウンドの中西に下からストレートアームバー狙いも、腕を曲げて長い手でハイエルボーのノーアームギロチンで頭を抱えてスイープしたワトソンは、マウントでギロチンを組み直して絞り、タップを奪った。  試合後、ワトソンは「国際戦で相手を倒したんだから未来は本当に明るいよ。しかも、急なオファーでの試合だったしね。だからね、UFCからのオファーがあればいつでも準備はできてる。手を挙げて、火の中をまっすぐ突き進み、その扉を開いていくんだ。僕には本当に素晴らしいサポートチームが後ろにいる。故郷にいる愛するパートナーをはじめ、みんな、家を守ってくれてありがとう。  そしてここにいる皆さん、ここはBC(ブリスベン)です。オーストラリアは最高の場所です。ゴールドコーストは神の国。ブリスベンもまた美しい。勝利を勝ち取ろう。頑張れ、オーストラリア。これからお祝いを楽しみ、月曜には必ずその勢いを取り戻すよ。愛を込めて。RMTブルックスのベン・A・ワトソンをチェックしてね」と語った。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R×クリス・ウスティジェノフスキ(豪州)4勝3敗[1R 3分39秒 TKO] ※右フック→ラッシュ〇平川智也(日本/マスタージャパン)15勝10敗1分  修斗最激戦区のバンタム級で長年に渡りランキングに名を連ねる平川は、24年11月の修斗で杉野光星に判定0-2で敗れた後、25年2月の豪州『Eternal MMA 92』でアラン・フィルポット(アイルランド)にスイッチしての左ハイでTKO負け。  25年10月の前戦は修斗で青井心二にスプリット判定勝ちで再起を遂げている。豪州では五味隆典の弟子からフィヤーボールコングの異名をつけられている。  クリス・ウスティジェノフスキは、Eternal MMAで3勝1敗。HEX Fightバンタム級王座戦では、ROAD TO UFCで南友之輔にTKO勝ちしているカシブ・マードックと対戦し判定負けで戴冠ならずも、26年3月の前戦Eternalでは、この日、多田にギロチン一本勝ちしたジェイク・パイパーに1R TKO勝ちしている強豪だ。  師匠・五味隆典の『SCARY』で入場した平川。  1R、サウスポー構えの平川、オーソのウスティジェノスキが中央を取る。左インローを当てた平川。ウスティジェノスキは右前蹴りもかわした平川。ウスティジェノスキの右の入りに左を狙う。  スイッチを見せるウスティジェノスキ。右から左で前に出る平川。距離でかわすウスティジェノスキに、平川は左インロー! 右ミドルのウスティジェノスキに左を合わせに行く。  右から左アッパーを狙った平川だがウスティジェノスキの詰めにバランスを崩すも戻す。左右前蹴りの平川に圧力をかけるウスティジェノスキ。平川の左の入りに右を狙う。  右から左ボディの平川。さらに左ボディ! 左ストレートから右オーバーハンドを当てた平川にウスティジェノスキは後退! ケージに詰めた平川は左右連打でウスティジェノスキをダウンさせて、パウンド。TKO勝ち。  ケージの上に乗って胸板を叩いた平川は、インタビューで「ベリーグッド! オージーオージーオージー!」と観客を煽ると、英語で「コング・イズ・バック!」と咆哮し、タイトルマッチをアピール。「またブリスベンで戦いたい」と語った。  試合後、平川がフィニッシュ映像を投稿すると、師匠の五味がリポスト。「タイトル取るまで頑張れ!」とメッセージを送っている。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇マックス・ケリー(豪州)5勝4敗[3R 0分23秒 KO] ※右ヘッドキック×ネイト・ロー(ニュージーランド)4勝2敗  サウスポー構えのケリーが右ジャブのトリプルで前進、後ろ足を寄せて右ハイ! テンプルにもらったローが失神、KO。 [nextpage] ▼女子バンタム級 5分3R×アニー・ザッチャー(豪州)3勝3敗[2R 2分24秒 TKO]〇エリン・カーター(豪州)1勝0敗  1R、先に左右で出るザッチャーは右で差して押し込み左ヒザ。カーターは左小手で絞るとザッチャーは肩パンチ。カーターも右ヒザを突いて体を入れ替える。  ケージ背にしたザッチャーは久保相撲ヒザで入れ替え。ともにヒジの打ち合いから離れてカーターが右ハイ。ワンツー。右を振って前に詰めるザッチャーは右で差して組んで外がけテイクダウン。バックに回りボディトライアングル。足を解いて背後からかかとをボディに落とす。  2R、右ローから詰めてダブルレッグテイクダウンのザッチャー。尻は着いたカーターの左足を挟んで伸ばして崩そうとするが、カーターは細かいパウンドから立ち上がり。カーターの右ミドル、右ストレートにザッチャーがダウン。離れるカーターはスタンド勝負もザッチャーは組みに。それを押しつぶしたカーターはマウントからパウンド、最後はバックマウントからパウンドでTKO勝ち。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R〇ジェイク・パイパー(豪州)2勝2敗[1R 4分41秒 ギロチンチョーク]×多田琴音(日本)0勝2敗  多田は、アマチュアDEEP、豪州PGFLでキャリアを積み、25年11月のEternal MMAでプロデビュー。ミシェル・アルソプのヒザ蹴りに2R TKO負け。初勝利を目指す。  パイパーは、IMMAFなどアマチュアで豊富な経験を積んでプロMMA1勝2敗、その2敗の相手はウスティジェノフスキとカシブ・マードックと強豪だった。  1R、ともにオーソドックス構え。パイパーは右ローから。多田の右ローは空振り。組んで右差しのパイパーにヒザを突き離れた多田。右で前に出たパイパーを前方にテイクダウン。引き込んでいたパイパーは三角絞めを作ろうとするが、多田は上体を上げて外してパウンド。  立つパイパーは右ミドルをヒット。多田も左ジャブ。パイパーの左ミドルはかわす。右オーバーハンドの打ち合いから左から右を当てたパイパー! 多田も構わず左を打ち返し。  クリンチボクシングから右ヒジを当てたパイパー。パイパーの左ヒザ蹴りに多田はダブルレッグテイクダウンを合わせるが、そこにパイパーはアームインギロチンチョーク! クローズドガードの中に入れて絞めてタップを奪った。
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