4年に一度開催される階級無差別の『第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会/2019世界女子空手道選手権大会』が11月22日(金)に開幕し、23日(土)は2回戦と3回戦が行われた。
昨年の全日本王者・上田(右)が得意の上段膝蹴りを命中させる 19名を代表選手として送り込んだ日本チームは、6名がトーナメントから姿を消し、13名が決勝日へ進出。“四強”の鎌田翔平(日本/東京城西支部)、高橋佑汰(日本/東京城北支部)、 荒田昇毅(日本/千葉中央支部)、上田幹雄(日本/神奈川横浜北支部)も安定した実力を見せつけて明日の4回戦へコマを進めた。
ベテランのカパナーゼ(ロシア=右)も圧倒的な強さで勝ち進む 今回も圧倒的な強さで勝ち進んでいるのはロシアだ。4回戦へ進出した32名のうち、14名がロシア代表。Dブロックに至っては8名中6名(残り2名は日本代表)と占拠状態に。
身長210cm、体重145kgの“ブラジルの巨人”ナシメント(右)は優勝候補の一角コチュネフ(左)を破った かつてフランシスコ・フィリォ、グラウベ・フェイトーザ、エヴェルトン・ティシェイラといった強豪を送り込んでいたブラジルからは、身長210cm、体重145kgの20歳イカロ・ナシメント(ブラジル)が出場。2回戦では突き中心のパワフルな攻撃で相手をたびたび場外へ押し出して場内をどよめかせ、4回戦では優勝候補として名前があがっていた2018年第50回全日本選手権4位キリル・コチュネフ(ロシア)から足払いで転倒させての下段突きで技ありを奪う器用な部分も見せて4回戦へ進出した。今大会の台風の目となるか。
華麗な蹴りを得意とする永吉(左) また、女子はベスト4が出そろい、日本の2大エースが準決勝へ進出。永吉美優(日本/東京城西世田谷東支部)vsシャイネス・エルハイモワ(フランス)、アナスタシア・カサノワ(ロシア)vs佐藤七海(日本/東京城西国分寺支部)という組み合わせとなった。156cm、54kgと小柄ながらも機動力を活かした突きを得意とする佐藤(左)
決勝日となる24日(日)は、午前9時30分から当日券販売開始、10時開場、10時30分開会式となる。
▼4回戦進出選手
【Aブロック】
No.1 鎌田翔平(日本/東京城西支部)No.10 ローマン・メシチェリアコフ(ロシア)No.11 安島喬平(日本/茨城支部)No.20 イゴール・ザガイノフ(ロシア)No.21 アントニオ・トゥセウ(フランス)No.30 山川竜馬(日本/東京城北支部)No.35 髙木 信(日本/東京城西世田谷東支部)No.41 オレクサンダー・イエロメンコ(ロシア)
【Bブロック】
No.42 髙橋佑汰(日本/東京城北支部)No.52 アレハンドロ・ナヴァロ(スペイン)No.53 大澤佳心(日本/東京城西世田谷東支部)No.62 アントン・グリアエフ(ロシア)No.63 パトリック・シピエン(ポーランド)No.72 星龍之介(日本/本部直轄浅草道場)No.77 樋口知春(日本/総本部道場)No.80 イカロ・ナシメント(ブラジル)
【Cブロック】
No.84 荒田昇毅(日本/千葉中央支部)No.93 アレクサンダー・ベドシヴィリ(ロシア)No.94 加賀健弘(日本/東京城西支部)No.103 ダニル・ゴリューシキン(ロシア)No.104 ゴデルジ・カパナーゼ(ロシア)No.113 西村界人(日本/東京城北支部)No.116 ソウタ・ナカノ(アメリカ)No.124 アンドレイ・ルジン(ロシア)
【Dブロック】
No.125 アショット・ザリヤン(ロシア)No.135 イヴァン・アクセネンコ(ロシア)No.136 清水祐貴(日本/東京城北支部)No.145 コンスタンティン・コバレンコ(ロシア)No.146 マクシム・エキモフ(ロシア)No.151 アレクセイ・フェドシーブ(ロシア)No.156 イリヤ・カルペンコ(ロシア)No.166 上田幹雄(日本/神奈川横浜北支部)
▼女子準決勝進出選手
No.167 永吉美優(日本/東京城西世田谷東支部)No.177 シャイネス・エルハイモワ(フランス)No.184 アナスタシア・カサノワ(ロシア)No.192 佐藤七海 (日本/東京城西国分寺支部)